見出し画像

SPLYZA Teamsを使ってみよう-プレー分析 編-

fukuharaです。

SPLYZA Teamsを使ってみようのコーナーです。

基本操作に関してはコチラを読んでみてください。
データ分析に関してはコチラを読んでみてください。

分からなければTwitterで聞いてもらえれば答えます。

今回は実際にSPLYZA Teamsを使ってプレー分析をやってみようと思います。
僕の考えるプレー分析なので、人それぞれだとは思いますが参考にしてみてください。

*************************
局面のタグ付け
*************************

まずはタグを付けていきますが、どんなプレーを分析したいか。
大雑把で良いと思うのでここから考えましょう。
例えばこのくらい大きなテーマで良いと思います。

・攻撃
・守備
・セットプレー

今回、この試合のテーマは【守備】でいこうと思います。

黄色チームの守備を分析しようと思います。
まず時計マークを押してタグ付けを行います。

【それ以外】を押すとタグ一覧が出てきます。
僕の所属しているトライアルチームでは【局面】というタググループの中に【守備】というタグがあるので選択します。

画面左上に【時間】と【守備】のタグが表示されました。
【時間】を押すことでいつでもこのシーンに戻る事ができます。
なのでこのシーンで【良い守備】ができているか、それとも【悪い守備】だったか等の評価は1度無視します。
1試合を通してとにかく【守備】の場面にタグを付けます。

20分ハーフの試合に【守備】のタグ付けが終わったところです。
これで【守備】の場面にいつでも飛ぶことができます。
これだけでも十分役に立つと思いますが、より深く守備を分析してみます。

*************************
局面終了のタグ付け
*************************

次は守備局面の終わり方をタグ付けしていきます。

トライアルチームでは【局面終了】というタググループの中に画像のようなタグが入っていますが、皆さんと話した結果、以下のタグを使っています。

局面終了

・攻撃側反則
・守備側反則
・オフサイド
・得点
・失点
・CK獲得
・インプレー(Hボール)
・インプレー(Aボール)
・アウトオブプレー(Hボール)
・アウトオブプレー(Aボール)

今回はフットサルの【守備】のプレー分析なので使うのは以下の8種類になります。

・攻撃側反則
・守備側反則
・失点

・CK獲得
・インプレー(Hボール)
・インプレー(Aボール)
・アウトオブプレー(Hボール)
・アウトオブプレー(Aボール)

局面終了のタグ付けは付けるタイミングが大切です。
これは00:08:10~の流れです。
00:15:06にボールをインプレーで奪取しますが、このタイミングにタグを付けてもあまり意味がありません。
というのもボールは奪った瞬間より前から見ないと、意図的に奪ったものなのか、偶然奪えたものなのか判断ができません。
なので1度この守備の流れが始まった00:08:10を選択して戻ります。

00:08:10でタグを付けると、守備の隣に新しくインプレー(Hボール)が追加されました。
これによって00:08:10からはじまる【守備】は【インプレー】で【ホームチーム側】がボールを奪取した事が分かります。
この流れを全ての守備局面で行っていきます。

全ての局面終了のタグが付け終わりました。
これでより細かなプレー分析が可能となります。

*************************
プレー分析
*************************

やっとかよ・・・と思う方もいるかもしれませんが、ここからがプレー分析です。

例として【守備】【インプレー(Hボール)】のタグを選択してみます。

【守備】【インプレー(Hボール)】の文字が光り、該当するシーンのみを表示することができました。
これによって【守備】の際に【インプレー】で【ボールを奪取】したシーンだけを見る事ができます。

「ボールは奪えたけど意図的?偶然?相手のミス?」

ここでやっと評価することができます。
奪えたという事実だけなら分析ではないと思いますし、たった1度の成功ならチームとしての狙いとも言えないと思っています。
1シーンだけ見てみます。

※僕にはこう見えたというだけで合っている保証は全くありません。
※SPLYZA Teamsは合っていようが間違っていようが、みんなで議論できるのが利点だと思っています。

守備の形を見たいので選手同士を線で繋ぎます。
線を引くには【―】を押します。
色は【■】を押せば変更可能ですが、今回は赤のままで線を引きます。

選手同士を引き終わりました。
次にパスコース・ドリブルコースを矢印で表現したいので【→】を選択します。
消されているコースには×を描きたいので【―】で描きます。
今度は色は青に変更してみます。

全ての線が引き終わりました。
対面する選手が縦を切り、中央へ誘導しています。
横パスや斜めのパスに関してはカットされる可能性があるので蹴れません。
三角形内部に移動して受けるしかない状況です。
時間を進めます。

圧縮して唯一のパスコースに対してカットしにいきます。

カットしてカウンター、シュートまで持っていきました。
狙いがあり、ボールを奪い、カウンターまで持ち込んだのでこのシーンには【GREAT】というタグをつけます。
評価に関しては音ゲーのような感覚で付ければいいと思います。

【PERFECT】狙いあり、ボール奪取、ゴール
【GREAT】狙いあり、ボール奪取、カウンター
【NICE】狙いあり、ボール奪取
【MISS】狙いなし、ボール奪取

*************************
まとめ
*************************

今回はSPLYZA Teamsを使ってプレー分析をする流れを書きました。
指導者の方はチームに狙いや修正点を共有できると思いますし、僕のように趣味で分析している人間はなんとなくのイメージで結論を出すことが減ると思います。
特に僕は好きなチームをみていて、なんとなくで書いてチームや選手のイメージを悪くするのは気をつけたいと思っています。
ぜひSPLYZA Teamsでプレー分析をしてみてください。

基本操作を知りたい方はコチラ
データ分析をしたい方はコチラ
ヒートマップを作成したい方はコチラ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?