マッキンゼー、ベイン、BCGのケース面接 過去問集
MBBの過去問集です。
特にケース面接は量をこなすことが重要です。当たり前ですが、同じ問題は出てこないので、実際に出た問題を基に面接の練習をすることが面接突破の最短ルートと考えます。結局は思考のパターンを複数覚えて、面接で応用するだけです。
本noteでは実際に自分が受けた際に出た過去問、周囲の友人から共有された過去問、転職エージェントとの面接練習で使用した問題を記載させて頂きました。
筆者は実際にMBBの全ての面接を受けた経験がありますが、過去問を実際に解かないと面接突破はかなり厳しかったと記憶しております。
仮にMBBを受けなくともコンサル志望の方は、ケース面接全般の対策としてある程度役に立つかと思います。
ただし、本noteはある程度ケース面接に精通している人(具体的にはコンサル対策の本一冊くらいは読み込んでいる人)をターゲットとしている為、次の用語がすべて分からないという方には向いてません。
例:3C分析、SWOT分析、カニバリゼーション、コアコンピタンス等
但し、マッキンゼーの表形式の問題は一部メモ等を書き留めることが出来ず、他のイメージ図で代用してます。
※あくまでも参考にしてください。
本noteではマッキンゼーOBの友人が監修した回答例も載せており、マッキンゼーの過去問7回分、ベインの過去問6回分、BCGの過去問4回分と約40,000文字の大変ボリューミーな内容となっております。
【マッキンゼー過去問①】
他ファームでは、面接官が考えたケース問題を出題することが一般的ですが、マッキンゼーの場合はグローバルで共通して使用される小問3問程度からなるケース問題が出題されることが多いです。
また、マッキンゼーはケース面接だけでなく、転職者にはビヘイビアも聞かれます。ビヘイビアは同じような内容が聞かれるので事前にしっかり準備しておきましょう。
面接官一人目:ビヘイビア
・仕事上で誰かと対立し、乗り越えた経験は?
面接官一人目:ケース面接
Mckinseyのケース面接の大半は、基本的な分析の為のフレームワークを活用すれば回答できます。
教科書的にですが、3C分析で考えればイージーです。
「大きく分けて三つ、市場と競合、自社の観点から検討が必要です。市場は二つあって、一つ目は~」と話しましょう。絶対に「3C分析的に考えると~」と切り出してはいけません。教科書的に話さずにあくまでも自分の頭で考えてる風が大切です。
1問目 買収を検討する際に考えることは?
(前提)
・クライアントはPEで買収ターゲットのDDをしたいと依頼を受ける。
・ターゲットはカナダのワインメーカー(ビンテージブランド)で中価格・高価格帯商品が揃っている
・売上の10%はブランデー、90%はワイン
・物流は、畑ー工場ー卸業者という流れ
・ワインの販売地域は80%はカナダ、20%はアメリカ
・カナダでは州が認可したワイン専門店のワインのみ扱うことになっている
・卸業者もワインの取り扱いに認可が必要
(回答例)
市場
①どれくらい伸びるのか(ブランデーは?ワインは?長期・中期・
短期的にどうなる?価格帯は?地域は?)
②何故伸びるのか(背景・理由)
競合
①何社いるのか(独占市場なのか、シェア率は?)
②特徴(強み/弱み)
自社
①優位性(価格、ブランド、味)
②カルチャーフィット
③生産面、物流面、コスト面
④B/S、P/Lも考え得ると面接官補足
2問目 ワイン市場の推移表から分かる示唆は?
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