見出し画像

それではいつも通りの一句 ^^;(相変わらずの駄作)

社長!あなたが採用決めました^^;

期待していた新入社員が思いの外、仕事ができない。何度注意しても、教育しても出来るようにならない。。。といったことから
「辞めさせてもいいでしょうか?」の相談を受けることがあります。

答えは、大概の場合「NO」(辞めさせてはいけない)な訳ですが、より具体的に聞くと、注意が具体的でなかったり、「教育した」といっても「同じ教育の繰り返し」だったりすることが多いです。

簡単には辞めさせられません。また、なんだかんだ言っても、採用したのは「会社」です。まだできることはありますので、やってみましょう。

それでは対応の手順を考えてみますね。

(1)できる仕事、できない仕事を具体的に、細かく確認する
「仕事ができない」と言っても、何もかもできないということは、ないはずです(ただ、少し厳し言い方をすると平均値より下はあります)。

まずは何が「できる」か、「できない」かを細かく考えることが大事です。

例えば、社員が、補助作業、バックオフィス業務はできるが、自分で考えるような業務、顧客への提案はむずかしいなどを確認します。

ただ、「できる」「できない」が分かったとしても、いきなり異動などは、やめたほうがよいです。

 (2)しっかりと「〇〇ができていないと困る」は伝える
先ほどの例で、できない業務があったとして「顧客への提案もできないと、会社としては困ります」「それは、他の方が〇〇さんの分をフォローしなければならず、〇〇さんの仕事が立て込んでしまいます」と具体的な理由と共に伝えます。

一見、厳しく感じるかもしれませんが、ただ「できない」と伝えるのではなく、何ができていなくて、会社として何がどう困るかを伝えないと、本人が分かっていないことがあるからです。

 (3)いついつまでに「これができるように」と猶予を与える
「3ヶ月後までに顧客への基本的な提案ができるようになってほしい」と期限を設け、その期間に研修や勉強会への参加を推奨します。

ここで会社としてやりがちなのは、「期限を与えたのだから、あとは本人の取り組みに任せよう」と放任してしまうことです。もちろん時と場合によっては「放任」がいい場合もあります(僕もそうすることがあります)。

ただ出来ない社員を、それなりに、そして平均点ぐらいまでは、会社も覚悟を決めて関わらなければなりません。

 (4)猶予期間を経て、「出来ていなければ」同意を得て、雇用契約を変更する
3か月後に評価を行い、残念ながら、改善が見られない場合は、社員と相談の上で、雇用契約の変更(当然、給与の減額などもあります)異動や業務内容の変更を検討、そして実施します。

それまでの過程を経ているので、本人も同意することがほとんどです。

 (5)努力しても、出来ない、難しい仕事はさせない
時間をかけてでも仕事ができるようになって欲しいと思う方がほとんどだと思います。ただ、それなりに時間をかけ教育した、雇用契約も変えた、異動もさせた、などしても変わらない場合もあります。

人それぞれ、どうしても出来ない仕事もあります。その場合には、無理にその仕事をさせるのは得策ではありません。
できる仕事をしっかりさせていくことです。

社労士として「解雇」はお勧めできませんが、いろいろ会社として尽力したなら、話し合いの末、ご本人が退職の意思を示すことが多いので、退職を受諾します。

 「仕事のできない社員」。言い方はよくないのですが、この相談は多いです。まずは採用時点でしっかり見極めることが大事です。

ただ、見極めても入社したなら、そこは会社は責任をもって育てる意思が大事です。教育、異動、職種変更、あらゆることをやってダメなら、それは仕方ないです。

本人にとっても無理に合わない仕事、できない仕事をするのは、長い目でみたらよいことはないので、退職の話もしなければならないでしょう。過程を踏むことです。

 それでは、また ^^ /


【今日の要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^

仕事ができないとされる新入社員に対する適切な対応方法について述べていいる。具体的には、次のように要約。

  1. できる仕事とできない仕事を具体的に確認し、明確に区別

  2. 社員に対して、どの業務ができていないと困るかを具体的に伝える

  3. 一定期間内に改善を期待し、その間に研修や勉強会への参加を推奨する

  4. 猶予期間終了後に評価を行い、改善が見られない場合は雇用契約の変更を検討

  5. 努力しても改善が見られない場合は、その仕事をさせないことを検討する

企業が社員を採用した責任を持ち、教育や異動、職種変更などを通じて育成することの重要性を強調。

最終的には、合わない仕事を無理に続けさせることは、本人にとっても良くないとして、退職の選択肢も示唆。


▼今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
こそっと書いている ^^; 姉妹ブログ
「処遇改善加算」のことだけを書いているブログ
(だいぶマニアック)
※ まだ構築中のため出来は粗い・・・

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■ここから下は宣伝(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・令和4年12月21日発刊
 採用がうまくいく社員100人までの会社がやっていること

 もしよろしければ。いかがでしょう^^;
・令和5年 3月14日重版(二刷)
・令和5年1月29日 令和5年5月30日
 amazonランキング「人事・労務管理1位」

・令和5年12月21日 発売より1年継続
 amazonランキング「人事・労務管理100位以内キープ

すごいでしょ 笑

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

令和4年1月16日発刊
職場の問題・トラブル 77の解決法

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「採用がうまくいく社員100人までの会社がやっていること」
メディア等掲載状況

12月28日(水)プレジデント・オンライン様
休憩室に電子レンジがない・・・・
なぜか社員採用に失敗してしまう中小企業が見落としている6カ条


1月18日(水)東洋経済オンライン様 1回目
採用難でも好人材が応募してくる会社のひと工夫

https://em-tr950.com/L159819/b3/51661


1月25日(水)東洋経済オンライン様 2回目
「採用面接で聞きづらい質問を聞くテクニック」


2月1日(水)東洋経済オンライン様 3回目
前職を短期で辞めた応募者を中途採用する注意点


1月26日(木)ライフハッカージャパン 様
印南敦史の「毎日書評」
応募がこない・・・中小企業が採用で
成功するために忘れてはいけない「3つの視点」


2月28日(火)ライフハッカージャパン 様
印南敦史の「毎日書評」
【音声配信】
♯175 応募がこない・・・中小企業が採用で
成功するために忘れてはいけない「3つの視点」


3月25日(土)ダイヤモンド・オンライン 様
採用面接で応募者に嫌われず
「仕事の能力・積極性・協調性」を見抜く方法【質問集付き】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?