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先日、行政機関が主催する、ある説明会に行きました。

担当者の方が一通り説明を終えました。
すると、おそらく上司の方だと思いますが
「補足します」と言って
付け加えて説明をするんですよね。

補足、つまり足りない分を補うということです。
追加して説明する訳です。

これ自体は別に悪いことではありません。

聴講者にとっては、
追加して要点の説明がされる訳なので、
理解が深まる面はあります。

ただ当の担当者、最初に話していた方は、
どう感じていたでしょう。

でもね、僕はときどき、それが気になるわけさ(笑)

「補足」というのは、当然のことながら、
その当事者(今回の場合、担当者の方)よりも職位が上であるとか、
物事を分かっている方がするはずですよね。

足りない部分を補う。
先ほども申し上げた通り「補足」自体は悪いことではありません。

ただ「補足」ばかりされると、
「不十分な資料だった」「不十分な説明だった」
大勢の前で恥をかかされたような気持ちになるのです。

言葉をかぶされるようで、嫌な気分になります。
あなたは、そんな経験はありませんか。

人によって感じ方は違うかもしれませんが、
僕の場合、嫌な気分になることがありました。

うーん、器が小さいっ 笑

会議をしていて、自分が何かを説明をします。

そのあと、話が一つ終わるごとに
上司から、「補足」をされるのです。

何か一言付け加えたくなる気持ちは分かります。

もちろん、僕の資料や話し方が未熟だったのでしょう。
キャリアを積むうえで「恥をかく」のは大事なこと。

とは言っても、大勢の前で、あまりの多くのダメ出しをされるようで、
嫌になるのです(当時は、僕も繊細で若かったのです。笑)

補足する側は、それなりに気分がいい時もあります。
だって「自分の方が分かっている」と
暗に言っているようなものですから。

先程の行政の説明会であれば、
おそらくその資料や話す内容について、
事前に上司の方の決裁を受けているはずです。

ならば、その時点で、あるいは、
説明会が始まる前までに「補足」になりそうな箇所を
伝える方が望ましいです。

そして担当者本人に、できるだけ「やり切らせる」のです。

補足も入らず、自分でやり切った時の満足感は、
本人の大きな自信になります。

もちろん本人の中では反省点もあるでしょうが、
「やり切った」ということがとっても大事です。

繰り返しになりますが、
内容によっては当然「補足」することは
とっても大事です。

必ず伝えないといけないこともあるでしょう。

ただ、話が終わるごとに「補足」ばかりされていたのでは
発表者の面子丸つぶれです。

「補足」も吟味しましょう。
状況を考えて補足するとよいでしょう。

「補足」をするにしても、
「事前に補足をするかもしれないが、いいですか?」と
担当者に断っておくのもよいでしょう。

本来良いことである「補足」。

でもそれも過ぎれば、
部下の気持ちを萎えさせてしまう可能性があることは、
人の上に立つ方は覚えておいたほうがいいでしょう。

「補足」はほどほどにねっ^^。


今日も最後までお読みくださり、ありがとうございましたっ^^

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