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それではいつも通りの一句 ^^;(相変わらずの駄作)

ある人にとってはいい会社、ある人にとっては心地悪い会社^^;


【適応障害と思われる場合の対応は?】

 「適応障害」あるいは「適応障害と思われる」案件も、メンタルヘルス関係で非常に多い相談です。

できる限り医療の専門家(いらっしゃる場合は、産業医)と連携して対応していきます。

普段から、社員のメンタル関係についても、親身に相談にのっていただけるお医者様がいらっしゃると、会社の運営上本当に助かります。

 それでは、労務の観点から対応を時系列で書いてみます。

 1 社内の理解と認識
適応障害はストレスに対する反応なので、業務や日常生活に支障をきたすことがあります。

適応障害の症状としては、不安、抑うつ、行動の変化などがあります。

社内での認識(意識)向上を図り、周囲も症状を理解し、適切な対応ができる環境を整備ことが大事です。

また、それは社員自らの適応障害予防にもなります。

 2 相談窓口の設置
社内に適応障害に関する相談窓口を設置し、専門のカウンセラーや産業医と連携する体制を整えておきます。

定期的に相談の機会を設け、社員が気軽に相談できる雰囲気もつくるといいです。

僕は社労士なので、医療の専門家ではありませんが、それなりに相談も数多く受けていることもあるので、社員の方と面談をされると多少なりとも意識の変化(良い方に)向かうことは感じます。

医療の専門家が対応できると効果的だと思いますが、いらっしゃらなくても第三者を介するのは有効と言えます。
やっぱり「聞いてもらえる」と、ホッとするんですよね^^

 3 業務内容と働き方の見直し
業務負荷の調整や職務内容の見直しを行います。

フレックスタイムやテレワークの導入を検討し、働き方の柔軟性を高めます。休憩や休暇の取り方を見直し、適切な休息が取れるようにします。

会社業務が「適応障害」の一因になっていることも多いので、良い意味で「距離を置いて働ける職場環境」を作ることも有効です。

 4 サポート体制の強化
上司や同僚に対して、適応障害に対する理解と対応方法を教育します。

上司、同僚の協力を得やすくするため、チームビルディング活動を促進します。社内コミュニケーションを活性化し、孤立感を軽減します。

 5 フィードバックと評価の見直し
「適応障害」というと、どうしても腫れ物に触るような対応になることもありますが、配慮を十分したうえで、フィードバック等もあってもよいと思います(ただ、特に気を付けていただきたいのは「言葉づかい」です)

適応障害の状況を考慮し、過度なプレッシャーをかけないようにします。

目標設定や業績評価の基準を柔軟に見直し、適応障害を持つ従業員が無理なく働ける環境を整えます。

 6 長期的なフォローアップ
「適応障害」の場合、結果的に退職に至ることも少なくないのですが、可能であれば、その能力を発揮してもらいたいものです。

ただ、何事もそうだと思うのですが、どうしても短期的な対応(それぞれ皆様忙しいかと存じます)になりがちです。

適応障害の従業員に対しては、短期的な対応だけでなく、長期的なフォローアップを行います。

定期的な面談を通じて、状況の変化に対応し、継続的なサポートを提供します。

 【まとめ】ある程度、時間がかかることを意識する
適応障害の原因が(良し悪しはともかく)会社にある場合、残念ながら退職に至ってしまうことも多いです。

ただ、治療の意味では「環境を変える」ということで退職が勧められることも多いのもうなずけるかと思います。

ご病気を抱えながらの勤務、あるいは休職後の復職などありますが、どちらにしてもある程度、長期で考えなければならないことも多いです。

そう考えると、やはり「予防」を行っておくのが、最も望ましいです。

 それでは、また ^^ /


【今日の要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^

適応障害と思われる場合の対応は以下の通り。

  1. 社内の理解と認識: 適応障害はストレス反応であり、業務や生活に支障をきたす可能性がある。不安や抑うつ、行動の変化などの症状がある。

  2. 社内での認識を高め、症状に対する理解と適切な対応ができる環境を整備することが重要。

  3. 相談窓口の設置: 適応障害に関する相談窓口を社内に設置し、専門のカウンセラーや産業医と連携する体制を整える。定期的に相談の機会を設け、社員が気軽に相談できる雰囲気を作る。第三者を介することも効果的。

  4. 業務内容と働き方の見直し: 業務負荷の調整や職務内容の見直しを行い、フレックスタイムやテレワークの導入を検討。休憩や休暇の取り方を見直し、適切な休息が取れるようする。業務が適応障害の一因になっていることがあるため、柔軟な働き方を提供。

  5. サポート体制の強化: 上司や同僚に対して適応障害の理解と対応方法を教育。チームビルディング活動を促進し、社内コミュニケーションを活性化して孤立感を軽減。

  6. フィードバックと評価の見直し: 適応障害の状況を考慮し、過度なプレッシャーをかけないようする。目標設定や業績評価の基準を柔軟に見直し、適応障害を持つ従業員が無理なく働ける環境を整える。

  7. 長期的なフォローアップ: 適応障害の社員に対して、短期的な対応だけでなく長期的なフォローアップを行う。定期的な面談を通じて状況の変化に対応し、継続的なサポートを提供する。

【まとめ】適応障害の原因が会社にある場合、退職に至ることもあるが、治療のためには環境を変えることが勧められることが多い。勤務中や復職後の対応は長期的に考える。やはり予防策を講じることが望ましい。


今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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