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それではいつも通りの一句 ^^;(懲りずに続ける)

一番悲しいやつやね ^^;


社員トラブル研究家の解決テクニック
【人事にあるデータをフル活用する】

この間、お前「社員トラブルに占いを使えと言ったやんけ」と言われそうですが、はい、そうです。僕は、社員トラブル解決にデータも使います。
予防や解決の可能性に使えるものは、何でも使います 笑

社労士歴20年だからといって、「俺の経験で解決してやるー」なんて、アホなことは言いません。経験値は大事ではありますが、そこに溺れてしまうと、大抵ろくな判断ができなくなります。

ということで「データを使え」という話です。

人事に膨大なデータがあり、これを活用しない手はありません
 
社員トラブルが発生した際、その道何十年の管理職、あるいは僕のような専門家になると、経験や勘だけに頼ることもありますが、必ずしも最善策ではありません。
 
もちろん、経験や勘も大切ですが、これに頼ると対応が属人的となり、特定の人がいなければ解決が難しくなります。
 
理想は、社員トラブルの解決を、誰が対応しても、一定の水準で解決できる方法を確立することです。
 
これをすることで、解決方法の平準化が図られ、特定の人に依存しない仕組みを構築できます。そして解決の上手い人が増えるということは、予防も上手くなる。すると社員トラブル自体が起こらなくなります。
 
まさに良い方の「社員トラブル予防スパイラル」好循環が発生します。
そのためには、人事のデータを積極的に活用することが必要です。
それではいつも通りステップで見てみましょう
 
1 勤怠データの活用
まず、勤怠データを利用して社員の出勤状況や残業時間を確認します。
 
これにより、過労や勤務時間の偏りが、個人の不満、トラブルの原因になっていないかを確認することができます
 
例えば、特定の社員が過度に残業している場合、その社員の負担が原因でトラブルが発生している可能性があります。
 
「問題が起こりそうな社員」を、先に、重点的に、面談等を行う方が効率的です。
 
よく社員トラブル予防のためにみんな満遍なく、面談の機会や「何か困っていることはないか?」と聞き取るのも悪くはありませんが、「データ」をみて、問題が起こりそうな要素がある方から、直ぐに、早く面談を持つのも効果があります。
 
2 業務評価データの利用
業務評価データを参照して社員のパフォーマンスや評価の推移を把握します。
これにより、トラブルの背景に業務上の問題があるかどうかを判断することができます。また社員トラブルの代表格ともいえる「私はこんなに頑張っています」という本人主観からのトラブルも、データを見せることで客観視することも可能です。
 
3 メールやチャットのやり取りの確認
メールや社内チャットのやりとりを確認し、トラブルに関するコミュニケーションの詳細を把握します。

意外と多いのが、せせこましい話ですが、「チャットのリアクションがなくて疎外感を感じた」などの訴えも多いです。
 
内容等を確認することで、誤解やコミュニケーションに何か問題がなかったか、特定することができます。

特定の問題についてのやり取りを時系列で確認し、どの時点で問題が発生したかを特定するのもトラブル防止、解決に役立ちます。
 
4 研修・教育データ、受講状況等の活用
社員の研修履歴を確認し、必要な教育が不足していたり、適切なスキルが身についていない可能性を検討します。適切なスキルが身についていないことから、周囲に「能力不足」の烙印をおされ、そこから社員トラブルが生じることも少なくありません。
 
5 社員アンケートデータの分析
もし何らかの員アンケートを実施しているなら、その結果を分析し、職場環境や人間関係に関する問題点を抽出します。アンケート結果に基づき、具体的な改善策を提案し、社員の意識向上や環境改善を図ることができます。
 
意外と多いのが、アンケートを取っただけで、なんとなく「ふむふむ」と分かった気になり、その後の考察が行われないこと多いです。

正直なところ、アンケート結果自体に、それほど大きな意味はなく、良いも悪いもありません。多少の忖度もあるでしょう。

大事なのは、その結果をみて、どう生かすかが大事です。
 
6 人事異動履歴の確認
社員の過去の異動履歴を確認し、特定の部署や役職におけるトラブルの傾向を把握します。どの役職についた時、どういったトラブルが多いかを把握するとよいでしょう。
 
問題が特定の部署や役職に関連している場合、その部署や役職に何か存在するのかをさらに掘り下げて調べるといいです。
 
7 健康管理データの利用
ある程度、閲覧できる人が限られるはずですが、定期的に実施している健康診断や、ストレスチェックの結果を確認し、社員の健康状態やメンタルヘルスの状況を把握します。健康状態の悪さ、ストレスの大きさから、社員トラブルになることが多いからです。
 
【まとめ】
人事には多くのデータが存在します。これらのデータを総合的に活用することで、社員トラブルの根本原因を特定し、適切な対応策を講じることができます。

また、データの分析結果を元に予防策や改善策を講じることで、今後のトラブル発生を未然に防ぐことも可能です。

このように、データを積極的に活用し、トラブル対応の精度を上げることで、より効果的な解決が実現できます。

 それでは、また ^^ /


今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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こそっと書いている ^^; 姉妹ブログ
「処遇改善加算」のことだけを書いているブログ
(だいぶマニアック)
※ まだ構築中のため出来は粗い・・・ 鋭意改善中

「社会福祉法人」のことのみ語るブログ
(こちらは、まだまだ工事中)・・・鋭意改善中


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