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それではいつも通りの一句 ^^;(相変わらずの駄作)

「有給」を使わせたいと思われる社員になろうねー^^;

不公平な有給休暇取得、使用問題、どうしましょう

 「あの人ばかり有給休暇使用多いよね」なんて話は、表立っては出てはきませんが、些細な労務相談で少なくない案件です。

どこか、くすぶっていて、対応が後手後手になり不公平な有給使用問題。

特に、周りも気にしないで、好き勝手に有給取得する方への対応は、どうすべきか考えてみましょう
 
(1)「まず」会社側は「有給使用」を悪いものと考えない意識を持つ
最初で勘違いがあるといけませんが、基本的に、社員の方は「有給休暇は好きなように使えばよい」です。労基上の労働者の強い権利ですからね。

会社で定めてある申請期間中に届出さえ出せば(一定のルールは守るってことね)、本来は、会社が有給使用をどうこう言えるものではないのです。

ここは押さえておきましょう。

本人に対応する前に、会社側が「自分たちの考えが違うかもしれない」と客観的に常識的になることが大事です。結構、会社ルールは、閉鎖された環境でのルールなので、何となく発生したルールや、誰もが(悪気はなくとも)無知のままのものも多いです。

そして、非常に勘違い、認識誤りも多いのが「有給」だからです。
 
(2)今回は認めつつも、次回以降、取得への配慮をお願いする。
基本は(1)のとおりですが、そうは言っても、人間は感情で動くものですし、会社はその「感情」でうごく人間の集団(集まり)で成り立っています。

法は認めているから、制度的に問題ないからといって、傍若無人に有給を取得していると、結果的に、その本人が周りから嫌われてしまい「損」だということを教えておくべきでしょう。

その上で、今回の「有給」は申請取り認めて取得させる。
「今後は~」と形でお願いするといいです。
 
(3)取得状況のデータを見せる
(2)であまり何も感じない人だと、それは「有給取得以前」に、本人が仕事でもあまりよい評価を受けていないことがあります。

他の項目でもそうですが、日頃しっかり頑張っている人だったら「しっかり有給取得、しっかりリフレッシュしておいでー」と会社も周囲も、そうなるものです。そうはならないということは、会社、同僚の評価が、普段からそういうこと(あまりよく思われていない)であることが多いのです。

それを踏まえた上で、差し支えない範囲で、他の人の有給取得状況を客観的に見せるとよいです。

誤解があるといけませんが、有給取得を「抑制」させるのではなく、ある程度、みんなが満遍なく取得できるような状態を作るために「あなたばかり取得ではなくて、他の人が使えるようにすることも大事だよ」と伝えるということです(→もちろん、有給の取得率を上げることは、会社の役目なので、その辺りも伝えるといいです)

周りが使えるようになることで「あなた」も、より気兼ねなく使いやすくなる ということです。

(4)全体のルールとして決めていく
会社によって好みが分かれるかもしれませんが、複数人が集まるような会議などの場で、「有給のルール決め」をするのも意外と効果があります。

本当は全ての有給が取得できればよいのでしょうが、業種や会社規模によっては、なかなかそうはいかない実情も無視して話はできません。

実情を無視して上手く話が進むほど、簡単に物事が進むことはないです。

特定の一人だけ、「年間有給を20日使って、他の人は、なかなか使えない」ではよくないです。一人5日ずつでも満遍なく、みんなが使える方が、会社の雰囲気はよくなり、パフォーマンスは上がるでしょう。

そういう取り組みを死ながら、会社実情に応じ取得率を上げていくのがよいです。
 
【まとめ】
最初で申し上げたとおり、有給は「使ってよい」ものです。会社は有給を使わせるようにしなければなりません。とは言っても、文中、何度か申し上げた通り、会社実情に応じた対応が必要です。

どうしても有給については「お願いベース」になることも多いのですが、特定の一人だけやたら使用数が多いというのは、会社雰囲気にはよい影響は与えません。

数日でよいので、満遍なく使えた方が納得感が高い事を本人に伝えつつ、会社実情において、全ての使用は難しい時も正直話すと多くの社員の方は納得され、配慮されるはずです。とっても大事なことだと思いませんか。
 
 それでは、また ^^ /


【今日の要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^

不公平な有給休暇の取得と使用に関しては、以下の対応策が考えられる

  1. 会社の意識変革: 有給休暇は労働者の権利であり、基本的には社員が自由に使うべきもの。会社側は「有給使用を悪いもの」と捉えないよう意識改革が必要。

  2. 配慮の要請: 有給取得が周囲に影響を与える場合、次回以降の取得に配慮するよう本人にお願いすることが重要。

  3. 取得状況の透明性: 他の従業員の有給取得状況を公開し、公平な取得が行われていないこと現状示すことで、特定個人の多用に対する理解を促す。もちろん、会社も有給取得促進の努力をすることを約束。

  4. ルールの明確化と共有: 全従業員が参加する会議等で有給休暇のルールを設定し、共有することで、全員が納得できる雰囲気づくり、環境を作る

有給休暇は労働者の権利でありながら、会社全体としてバランスを取りながら管理することが望ましい


▼今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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