見出し画像

丁寧=甘い ではない。

昔、レッスンをしていて

「先生は頑張りを見てくれない。途中経過を褒めてくれない。」

と言われた事がある。


確かに誰でも指摘されるより褒められた方が気分はいい。


しかし、その言葉を聞いた時どうも腑に落ちなかった。


褒められる為に習い事をしているのだろうか??


もちろんレッスンを商売にするなら先生側の多少のおべっかも必要だろう。その方が生徒側も気持ちがいい。


しかし、僕自身が習い事をする時は毎回褒めてくれるばかりの先生よりも悪い事は悪い、直ってない所は直ってないと言ってくれる先生に習う。

お金を払って褒められたいだけなのであればキャバクラやホストクラブに行った方がプロの接待を受ける事ができる。

見事に承認欲求は解消されるはずだ。


「丁寧」と「甘い」は違うものだ。


ぶっきらぼうに教えられても毎回怒られても、その内容がしっかりした内容の指摘であれば僕は「丁寧」だと感じる。

逆に何をやってもずっとニコニコしながら「いいですねー!」と具体的な部分も挙げずに褒められるのだとしたら雑だな。と感じてしまう。


「毎日練習している」
「頑張ってやっている」


こういう言葉が出てくる人に承認欲求を解消したい人、いわば褒められたい、誰かに認められたい。
という人が多い。


毎日練習している、頑張っている事は上達したい人であれば当たり前の様にやっている事だ。
自分だけがそれをやっている訳ではない。


以前にTwitterか何かでも呟いたが練習する事が目的ではなく上達が目的なはずなのに練習自体が目的となってしまっている。

そしてその頑張ってる自分を褒めて欲しい。と。


もちろん一緒に頑張ってできた時は褒めるし一緒に喜ぶ。


でもできていない事を「できていない」と言われず褒められるのは、せっかく習うのにもったいないなぁと思ってしまう。


#音楽 #ビジネス #エッセイ #コラム


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?