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採用に貢献する、サステナビリティページのつくり方

「うちのサステナビリティページは、採用のためといってもいいくらい、採用に貢献しているんですよ」
企業のサステナビリティ担当の方に、こんなお話しをお聞きしました。

効果を発揮するようになったのは、サステナビリティページに、あるコンテンツを掲載するようになってから。そのコンテンツが、採用面談など、特に学生との会話の中で、たびたび登場するのだそうです。

「人にフォーカスをあてた、読み物コンテンツ」

サステナビリティページというと、どの企業でも、サステナビリティ方針があり、トップメッセージがあり、マテリアリティがあり、ESGの取り組みがあり、ガイドラインに沿った情報開示があり・・・たくさんの制度、認証なども掲載されています。

ただし、これらのコンテンツは「単なる情報」企業の想い、情熱、パッションが伝わってくることは、少ないと思います。

学生が見ても、「ふーん」「サステナ、取り組んでいて当然だよね」「他社との違い、この会社のサステナの特徴ってなんだろう」と、心が動くことも少ないんだろうな~と思います。

「採用に貢献している」と語るこの企業のサステナビリティページは、ちょっと違います。

「人にフォーカスをあてた、読み物コンテンツ」があり、社員が、企業のサステナビリティと関連してどんな活動をしているのか、どんな働き方をしているのかを、セキララに語る物語が、継続的に更新されているのです。

社員の悩み、苦しみがあり、それに対する企業の支えがあり、社員の喜び、未来が描かれています。

いくつもの記事があるのですが、
・この人のこの悩みは、私も同じ、共感する
・私がこの立場だったら、と自分を投影できる
・この人のがんばりを応援したい
・この人が目指す未来を、自分も一緒に作っていきたい
・いろんな制度や仕組みで、社員を応援してくれる会社っていいな
などと、いろんな感情が沸き起こり、心が揺れる、感動がある、そんな読み物なんですよね。

採用ページだけじゃない、サステナビリティページの重要性

学生の方々は、企業のサステナビリティページを見ています。社会に貢献できる会社で働きたいと思っています。そこで、自分はどんなふうに輝けるんだろう?と考えています。

就職のために見るのは、採用ページだけではないんです。学生にとって、サステナビリティは、給与や福利厚生と同様に重要に、関心の高いこと。自分がこれから生きていく社会、生活そのものなんだと思います。

採用ページにいろいろまとめて書いてあるからいいでしょ!という考えは、もう古いのではないかと思うのです。

ますます高まる、企業のサステナビリティページの重要性

サステナビリティに関する情報開示は、企業にとっては、当たり前のこと。企業の責任であり、常識であり、義務でもあります。

単なる情報開示だけではなく、企業がサステナビリティに取り組むことによって、社員がどう変わったのか、社員がどんな思いでサステナビリティへの取り組みを行っているのか、どんなふうに社員が輝いているのか、を公開している企業って、まだまだ少ないのではないでしょうか。

「採用ページに社員インタビューを載せている、そこで社員が輝いている」のとは違います。

サステナビリティ方針や取り組みと関連付けながら、自分を投影できるようなコンテンツが必要です。

「人にフォーカスをあてた、読み物コンテンツ」は、社員の体温と企業の本気を感じながら、自分を投影することができたからこそ、この企業の採用に貢献しているのだと思います。

今回ご紹介した企業のこと、今回ご紹介した「ストーリー性のある読み物コンテンツ」のことは、後日、このページでも、ご案内できる予定です。

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