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新しい時代の複業生活

こんにちは
今日もお疲れ様です。

複業とは?

今日は「複業」について自分の考えをまとめていきます。「副業」ではなくて「複業」です。ここで言っているのは、メインの「本業」とサブの「副業」ではなくて、複数のメイン業務をこなすイメージです。

私の場合だと、本業以外に4つのNPO的な活動をしています。それ以外にも学会運営や外部機関の審査委員などもあります。それでも、睡眠時間や家族との時間を削ったりはしていないです。

そういった書き方をすると、「一日あたり8時間×2=16時間」なんてとてもそんな時間が取れないということをいう人がいます。

そんなことは全くなくて、うまくバランスをとって活動できるので、プライベートを犠牲にしたりもしません。

所謂、本業(一日の業務時間が決まっている業務)は与えられた時間で100%こなします。私の場合は、本業以外が忙しいので、本業は集中して一気に終わりにしようという意識が働くようになって、効率的な時間管理ができるようになってきました。

複業がもたらす成長

「複業=複数のところから給料をもらう」というイメージはないです。本業で生活できる分の給料がもらえれば、他のところは無給で「自分のやりたいことをやること」をお勧めします。

少しやってみて、これならお金をもらえるかと思った時点で、そちらの方向にシフトすれば十分です。

特に今まで興味があったけど経験がない新しいことを始める場合には、そんな人に誰もお金を払わないですよね。また、ちょっとやってみて自分のイメージと違うと思ったら、さっさと辞めれば良いのです。

個人的には、副業生活の利点として、下記の点を実感しています。

①自分の世界が如何に狭かったかを実感できる

もともと社外に知り合いも多かったので、あまり視野が狭いとは思っていなかったです。ただ、私はバリバリの理系なので、似たようなバックグラウンドを持った友人が多かったと認識しました。

今まであまり接点のなかった文系の方々との交流も増えましたし、フリーのエンジニア、画家、独立して企業した人、薬剤師、WEBマーケッターなど色々な知人が増えましたが、そういった人との交流で更に思考の幅が広がったと思います。

②自分の新しい可能性に気付く

私はずっと研究メインで生きてきました。もちろん、研究の分野でそれなりに成果を出してきましたし、それが向いていないとも思っていません。一方で、他のことを仕事にしようとも思っていませんでした。

一般論として、理系の研究者は「論理的思考力」や「表現力」が優れています。これは、研究計画の立案、実験、結果の論理的考察、論文で発表という流れが染みついているからだと思います。実はこういった能力は他でも活用できます。

「論理的思考力」でいえば、会議中に皆の議論をまとめたり、文章として伝える能力と直結します。また、論文で文章を書きなれているので、多少慣れれば記事を書くことにも抵抗はない人が多いです。

また、WEBのアクセス解析も数字に強い理系研究屋の方が理解は早いですし、論理体系をうまく整理して全体最適化ができます。

そういった観点で「理系の研究者」が「広報」をやるのは適任だと思って活動しています。でも、そういったことは実際にやってみたから言えることです。是非、皆さんも自分なりに活動してみて居場所を探してください。

③居場所ができる

もちろん、本業の会社でも居場所がありますし、自宅にも居場所があります。ただ、別の価値観の居場所があると心理的に大分落ち着きます。

別に給料をもらっている訳ではないのですが、価値観のあう仲間がいるということが心理的安全につながります。

また、そういった場があることが、社会との接点を実感できます。本業の会社とはやっぱり居心地が全然違います!

④本業にも活かせる

日本の大企業の話ですが、自分の仕事の範囲が決まっていて、その範囲で100%の成果を出すことが求められます。その結果、専門のスキルは向上しますが、ちょっと離れた分野のことだったりとか、一つ上の視点で考えることがあまりできないのが現状です。

また、「自分が主体的に動く」ということは「全体を俯瞰してみる」ことに繋がります。やっぱり、自分事としてどこまで考えて、動けるかが重要です。

「社員10000人の中間管理職」と「10人のNPOでプジェクト立ち上げ」で比較してみます。外から見たアウトプットとしては前者の方がすごいことですが、圧倒的に後者の方が成長します。自分で何でもやらないといけないですからね。

複業の始め方

さて、ここからが本題です。
どうやって活動拠点を探していけばよいのでしょうか?今は非常に簡単になってきています。

Googleで「オンラインコミュニティ」と検索すれば、それっぽい団体が一杯でてきます。また、「Techplay」のイベントからで良いです。

また、SAAIなどの共同ワーキングスペースに行ってみるのも良いです。今はオンラインでもオフラインでも色々な機会があります。そういった環境を活用しないともったいないです。

一度、そういった団体がやっているイベントに参加してみましょう。特に自主的な活動では、「何をやるか」よりも「誰とやるか」が重要になってきます。この段階では「何をやりたいか」ということは決まっていない人が多いです。

次にイベントでは、今後自分がこのコミュニティでどういった活動ができるかを具体的にイメージできるかを考えます。ここでは、「この人と一緒に何かをやっている」という程度の漠然とした内容で十分ですが、第一印象が大事です。また、疑問点も積極的に聞いてみましょう。

活動の一部を紹介

公開できる範囲で私の活動の一部を紹介しましょう。極秘の内容もあるので、公開できるものから随時記事化しています。

今活動しているのは、「シンギュラリティ・ラボ」という若い人が中心に作ったコミュニティです。ここでは、「運営チーム」、「プロジェクト支援チーム」、「広報チーム」、「プロジェクト」などに入って活動しています。

ミーティングはそれなりのペースでありますが、移動中にスマホで聞いているだけだったり、Slackでやり取りして終わることも多いので、隙間時間をうまく活用できます。

また、朝や夜にミーティングがありますが、それは自分のスケジュールに合わせて調整できますし、何より色々な価値観の人に増えれることで色々と感化されます。

今はHPの作り方を少し勉強したいと思って、Wordpressと奮闘中です。詳しい人も結構いるので、互いに助け合いながら作業できるのが良いですね。

さいごに

今回は新しい「働き方」として「複業」を紹介しました。必ずしも本業以外で収入を得ることが目的ではなく、自分の活動の幅を広げるためには、広い視野で現業以外にも手を広げていくことが大事だと思っています。

10年後どういったスキルが必要になっているかは分かりませんし、何より自分が興味を持った取り組みがいつかは「本業」になっているかもしれません。もう、大企業が一生守ってくれない可能性は高いです。

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