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#161 SDGsの実現に向けた技術開発と人材育成の両輪で幸せな未来を作っていこう

SDGsをメインにしたコマーシャルが放送されるなど、広く一般的な言葉になってきました。また、昨今の流れとしては、こういった社会課題を解決したいという若い人たちが多くなっていると感じています。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。そもそもどう発音するかというと、SDGs(エス・ディー・ジーズ)です。時々エス・ディー・ジー・エスと読まれる方がいらっしゃるのですが、最後はGoals(ゴールズ)の略です。

SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。ざっくりとした内容は世界全体が持続可能であり、みんなで幸せ輪になろうということです。

また、私自身も総論としてはSDGsの目標達成は全面的に賛成です。ただ、経済活動との両立が必要なので、そういった部分で新しい技術開発ができればと考えています。

新しい技術開発と同じくらい若い人材の育成が重要になってきます。そういった両輪の活動が少しでも花開いてくるといいなと思う今日この頃です。

二酸化炭素だって色々と活用できるのです

例えば、東工大の本倉健准教授は二酸化炭素からギ酸を作るための高効率な触媒に成功しています。ギ酸って聞いたことがない人が多いかもしれませんが、水素社会のエネルギーキャリアとしての応用も期待されています。

個人的に期待している水素社会の到来も環境負荷の少ない未来には重要になってきます。こういった技術の一つ一つの積み重ねが二酸化炭素を活用した新しい社会の実現につながります。

一般論として、二酸化炭素は非常に安定しています。細かい話になりますが、酸素と炭素の結合エネルギーが強いために、ちょっとくらいの力では結合が切れません。

そんな安定した物質なのでオゾン層まで到達してしまうのでしょう。でも、ギ酸有機アンモニウムという材料を触媒として用いると、高効率で二酸化炭素を原料としてギ酸を作れるようになるのです。

これ以外にも株式会社CO資源化研究所でも、二酸化田炭素を原料にした多くの技術を実用化させようとしています。会社のHPから以下を抜粋していますが。こういった技術は少しでも経済性と両立させていってもらいたいです。

H2を触媒にCO2を有機成分として増殖する特殊な水素菌、UCDI®水素菌。UCDI®テクノロジーは、UCDI®水素菌を独自のバイオ技術で培養・触媒し、生活様式を形成する様々な資源を生成する技術です。
UCDI®テクノロジーは、美味しく健康的な加工食品、水産資源を守るソリューション、脱石油のプラスチックやジェット燃料など、広範囲の産業で100%サステナブルな生活様式を提供いたします。

若い学生たちのSDGsに対する意識が変わってきた

色々あって事務局メンバーとして、6月、8月を開催してきた学生向けのSDGsアイデアソンですが、今回は3回目になります。8月は予想外に女子高生が学校の宿題を考えるために多数参加してくれて、主催側としてビックリしました。

こういった流れはやっぱり素晴らしいです。あまり意識していなかったですが、高校生まで意識が浸透しているのを身をもって体感しました。

次は12/12です。申し込み残席数は少なくなりましたが、まだ間に合います。是非多くの人に参加してもらって、一緒に自分たちの未来を考える良い機会にしてもらえたらありがたい。

また、年末にも数10人規模の大規模な会合も準備しています。100人に近い学生があつまるだけで圧倒的な迫力がありますし、是非参加した一人一人が周りに良い影響を与えていって欲しい。

それが大きな流れを作る一助になればと思っています。

やっぱり健康は大切

そういえばちょっと前にSDGs fanという日本と世界の SDGs 事例をまとめているサイトに記事を書かせてもらいました。

最近のマイブームは世界中の人が健康で長生きできることです。日本で生きている限りは健康で長生きできることは当たり前ですが、それが普通ではないのです。

また、日本でも高齢化が進んできますし、そうなると医療や介護の問題も無視できなくなります。そういった部分の技術開発にも何かの貢献ができればと思っている今日この頃です。

おまけ(ベンチャー企業の奮闘)

12/16に下記のようなセミナーもやります。こちらはオンラインで無料参加できるので、是非おススメです。

東工大の和田雄二先生に化学系ベンチャーや大学で産学連携などを厚く語ってくれます。私も第二部の対談で色々と質問しちゃいます。

今日は日曜日なのでゆるくSDGsについてまとめてみました。

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