当事者って誰?
福島大学にじいろサークルのtikaです ( ✌︎'ω')✌︎
先日ニュースを見ていたら、梅雨入りした地域もあるそうですね…… ジメジメ嫌ー(;´д`)
ことば・表現について
セクマイについての活動や勉強をしていると、様々な"言葉の問題"にぶつかります。"その言葉を使うと差別になるのでは?"や、"アウティングになる!"といったものから、"自分はどのセクシュアリティなんだ?"や、"このセクシュアリティに近いけれどなんか違うんだよな〜……" といった様々なものがあります。
線引き自体が難しい話題であり、枠組み自体に疑問を持つ方も多くなりつつある今、考えるのもいいのかもしれません。
"ホモ"はだれを指す?
日本でよく使われる言葉として"ホモ"と言う言葉があります。現在では、差別的・蔑称として使われていたこともあり、使わないようにとされています。
日本では"ホモ=ゲイ"、つまり、男性同性愛者に対して使われていました。ゲイと比べて、蔑称的に使われることが度々あります。
しかし、"ホモ"という言葉は、"ホモセクシュアル"の略語であり、同性愛者全般を指す言葉になります。つまり、"ホモ=ゲイ又はレズビアン"となります。
ホモという言葉を好んで使う当事者の方はいますが、当事者が使っていた言葉≠使って良い言葉 ですので、注意が必要です。
"オネエ"って何?
ホモと似た言葉として"オネエ"があります。ホモと同じく、差別的・蔑称として使われていた時代もありますが、現在では"オネエタレント"という立ち位置で活躍されている方が多く存在します。
日本では、オネエ=ゲイという考え方が多くありますが、オネエという言葉には"性表現"が大きく影響を受けます。性表現は"見た目や言動などで表す性"ですが、オネエの方は"性表現=女性"が多くを占めます。なので、性的指向や恋愛指向が同性に向くか、異性に向くかは関係はありません。
多くの場合ゲイであることがありますが、必ずしもゲイでなければならないわけではないですし、ゲイ=オネエでもありません。
多くの誤解は未だに存在しています。
当事者は誰?
さて、今回の題になっていますが、"当事者"という言葉についてです。現在自分も"バイセクシュアル当事者"と様々な場面で言っています。
多くの場合、同性愛者や両性愛者・性別違和がある方・全性愛者・無性愛者などなど、"セクシュアルマイノリティ"を持つ人に使われています。
しかし、現在では、「自分のセクシュアリティがイマイチわからない。」「自分もそうかもしれない……」といった方が多いですし、SOGIがひろく広まった今、"異性愛者かつシスジェンダーであるストレート"は当事者でないとすることはどうなんでしょうか? マイノリティは当事者というのは理解できますが、セクシュアリティの世界ではそれぞれ少しずつ異なっています。ストレート≠当事者という考え方は、理解を進めていく・知っていく上で今までよりも大きな溝を作ってしまうのではないのか。また、セクシュアリティを決めないという選択肢を狭めてしまうのではないのか。
そんな中で、自分としては当事者ではなく、自認者という言葉がしっくりきています。枠組みを作るメリット・デメリットを考え、言葉を考えなければなりません。
終わりに
言葉は人を傷つけるものにも、コミュニケーションをとる道具にもなります。"当事者(自認者)が使う言葉≠使っていい言葉"ですし、自分自身も、もっと勉強しなければならない部分です。まだまだですね(^^;)
アウティングについて上げましたが、別の記事にして書きたいと思います!
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