デジタル・ケイブ事始め。(52) 2019年のあれこれは、2020年に進化系に! なるはず!(たぶん)

大晦日ですよ……!!

今年一年、あまりにもジェットコースターのようにめまぐるしく状況が変わり続けたもので、
「私は今年、何をやっていたんだろう」
と感じておりましたが、いざ年末に「今年出た本」を並べてみたら、けっこうな数になったので、ちゃんと仕事していたのね私!と感動した次第です。

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三月に会社を設立して、
六月に店舗「デジタル・ケイブ」をオープンして、
九月にランチとカフェを閉めて、
十二月には店舗をクローズしました。
いや、早いな私! 三か月刻みだよ!
それでこれだけ本を出せたら上出来だ。

短い間でしたが、「デジタル・ケイブ」では、主催・共催含めて40件、イベントを開催いたしました。
それだけやると、いろいろ気づいたこともあります。

実際にやってみて、「本についてのイベントを地方で開催する」こと自体は、必要とされているという実感があったわけです。
来てくださったお客さんたちが、とても喜んでくれましたしね。
なにより、私自身も楽しかった!
自分にとって、勉強になる出会いもたくさんありました。

それで、いろいろ今後の展開を考えたのですが……デジタル・ケイブのイベントを持続可能な形にするためには、店舗はむしろ持たないほうがいいという結論に達しました。
個人的には、「深夜+1」みたいな「場」をつくる、ということに少し未練もありまして。もしも私が、小説家を辞めてそれに集中するつもりなら、それもありかもしれませんが、実際には本業のほうも大事にしておりますし、おかげさまでこう見えてまあまあ忙しいほうなわけです(笑)
いや、好きなことを仕事にしていて、忙しいとか言いたくないんですけどね! マジで。

講師として来てくれる作家や書評家などの皆さんに、交通費程度の謝礼しかお支払いできないのも申し訳なく感じておりました。
皆さん、「そんなのいいよ」と言ってくださるのですけども。

もうひとつは、イベントスペースの形にすると、本当はとても参加したいと思っているのに、来られない方が大勢いらっしゃったということ。
介護や育児の関係で、家から出られない方。遠方に住んでおられて、どうしても来られない方。講師の方へ「せめてお花だけでも」と届けてこられた方もいらっしゃって、私も申し訳なく思いました。

で、考えたんです。

来年からは、会員制のオンラインコミュニティにしたらどうかな……?
有料だけど、月額料金はできるだけ安くしちゃう。(550円くらいを想定しています。ワンコインじゃないのは、消費税を恨んでくれ)
イベントは当面、月に一回、神戸あたりで。
もちろん、会員さんは追加料金なしで参加できます。
(同伴者については、ちょっと考えさせてくださいまし)
会場には定員がありますが、来られなかった方も動画で視聴できるように撮影します。だから日本中どこからでも見られるよ!

会員さんが増えていけば、常任スタッフをおいて、イベントも月に一回ではなく二回、三回と増やせるかもしれませんし、神戸だけでなく、全国に出張して「出張版デジタル・ケイブ」ができるかもしれません。
あなたの街でデジタル・ケイブ、楽しそうでしょう?
「ここでしか読めない」読みものを掲載することもできますよ!
「これが面白かった!」なんていう、本の口コミも載せたいですし。
ときどき、チャットルームを開設して、みんなで読んだ本の話をするのもいいかもしれません。

で、12月はオンラインコミュニティを運営するサイトなどを調べたり、技術的に何がいいか検証したりしていました。だいたい、システム的な方向性が決まったので、できれば1月下旬には発表したいと考えています。

ああ、書いてるうちに紅白歌合戦が始まったようです。
では皆さま、2019年、福田和代とデジタル・ケイブにおつきあいくださり、まことにありがとうございました。
来年もワッショイ! 本の周辺で楽しく遊びましょう。
2020年も、どうぞよろしお願い申し上げます。

皆さま、良いお年をお迎えください♪