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デジタル・ケイブ事始め。(1)

noteでは、たいへんご無沙汰しております。
福田和代です。

誰それ? と言われないように、いちおう(久しぶりなんで)自己紹介しておきますと、ミステリー作家です。
良かったらWebサイトも見てやってください。
福田和代ON LINE  http://www.fukudakazuyo.com/

実はこの3月1日に、株式会社デジタル・ケイブを設立いたしました。

ケイブって何? 警部じゃないの? 
あっ、頸部かな?  いやあ、なんだかミステリー作家っぽいねえ。
……いやいや、違います、Digital Caveでございます~。
そそそ、デジタルの洞穴ですよ。

なんで洞穴なん?という疑問にお答えする前に。。。

そもそも、どうして法人を起ち上げようと思ったのか? ということで、誤解を受けてはいけないから先に言っておきますが!
ええ、けっして「小説でバンバン儲かっているから」「節税対策」などではありません。

出版不況といわれる世の中で、自分の大好きなお仕事を途切れなくいただいて、あまつさえそれでご飯を食べているわけですから、ありがたいと思っておりますが、法人化しなきゃならないほどではなく。
むしろ、法人化することで、厚生年金や健康保険なんて会社負担の分も払わないといけなくて、ググーンとお高くなりますし。
とてつもなく(笑)面倒な事態や手続きが待っていることは見えているので、実際、今すでに、すこしユーウツにもなっております。

それでも法人を設立しようと思いたったのは、ちょっと、やりたいことができたからなんです。
大好きな本のために。それから、大好きなコンピュータに関する、遊び場をつくるために。
昨年の十一月ごろから、いろいろと考えを温めてきたんですよ~。

しかし、いざやってみると、法人つくるのって本当に面倒くさい!
法人の普通預金口座をつくるだけでも、こんなに時間がかかるの!? とか。
そんな話も交えながら、これから起業を考えておられる方にとっても、(特に女性の方にも!)何かのご参考になれば、幸いです。

よろしければ、しばし、おつきあいくださいませ~!

〈デジタル・ケイブの名称由来〉
クリフォード・ストール先生の『インターネットはからっぽの洞窟』(草思社、1997年)に敬意を表して。結果的には、間違った予言もされていましたが、インターネットの黎明期に、人より三周くらい先を見ていたように思います。

もっとも、この本の原題は、「Silicon Snake Oil」というんですよね! Snake Oilは「インチキ」っぽい意味らしいですから、「インターネットなんか、インチキだ!」みたいな意味でしょうか。日本版のタイトルをつけた人、すごいですね(笑)

「虎の穴」といいますと厳しい修行が待っている感じが伝わってきますが、うちの「洞穴」はたぶん厳しくないです。楽しいです。たぶんね。