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大学改革のために

【大学改革のために】
 日本大学アメフト部員薬物問題では、皆様に大変なご心配とご迷惑をおかけしております。危機管理学部長として、在学生と保護者の皆様に向けてメッセージをホームページに掲載し、ポータルサイトを通じてメールを送りました。学生皆さんの学業や就職活動に不利益にならないように、教職員が連携して学生支援と問題解決のために尽力いたします。
 昨年発足した林真理子理事長と酒井健夫学長の新体制の大学改革路線をさらに強化し、前体制までの大学の体質を改善し、生まれ変わるための大改革を、一教員、一学部長として支えて参ります。改革派の新体制によるガバナンス改革はまだ道半ばですが、この改革の流れを止めず、さらに次の段階に強化せねばなりません。
 今回のアメフト部員薬物問題は、その改革の途中で発生しました。学生が起こした事件であったとしても、それを防げなかった教育体制に対して、ガバナンスに不備があった点を反省し改善しなければなりません。林理事長と酒井学長の記者会見以後も大学本部では、調査と対策、改革の活動が続いています。私自身も一学部長としてその活動を支えています。あくまでも一教員としての個人的見解ですが、今回の事案に対して、①本学全体のガバナンス改革、内部統制(コンプライアンス)改革の更なる強化、②事案が続く競技スポーツ部の組織改革と同時に、③社会全体に拡大している若者における薬物使用の問題、薬物依存の問題に、日本大学はどう向き合い、学生たちに指導教育していくか、その対策を根本的に見直して、構築することが必要だと考えます。
 大学本部と危機管理学部がより連携しながら、新しい大学に生まれ変わるための改革にこれからも取り組んで参ります。引き続きご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

日本大学危機管理学部
福田充

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