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コロナ騒動の中、夜中にタクシーで新宿に向かい、店をはしごする麻雀馬鹿、それが俺だ


深夜にタクシーで麻雀に向かう馬鹿

深夜2時に仕事が終わり、うずうずしてきてタクシーで新宿へ。家からそんなに遠くないんだわ。深夜のタクシー代がアドゲーの1枚オール。

行く前に馬鹿店に電話したけど誰も出ない。なぜだ? 数日前の夜1時に行ったら「今割れちゃったんですよ」つーてたから、念のために電話したらこれだよ。2回電話したけど反応なし。

まー、こういうのってわからんけどね。深夜に営業してるのは風営法違反なので、警察チェックを恐れる店は電話に出なくなる。その一方で、電話には出るけど、表からは入れないようにエレベーターを止めてしまい、電話するとエレベーターを動かしてくれる店もある。深夜の管理体制は店によって違う。

つーわけで、電話に出てくれて、2卓立ってるという部室へ。以前10万だか12万だか負けて、うんざりしてから3ヵ月くらい近寄らなかった。今年初だわ。

むっつり不機嫌なオッサン卓の魔境にて

店に到着。立ってる2卓は、にこやかな若者卓、むっつり不機嫌なオッサン卓の2つだった。オッサン卓の方の東1局が始まったばかりで、従業員のにーちゃんから「入りますか?」と聞かれたので、入ると即答。こういうのは即入る主義だわ。というわけで、不機嫌顔のオヤジ卓の一員となって、俺も不機嫌顔で打つことになった。

にこやかな若者卓、むっつり不機嫌なオッサン卓からの選択となったら、にこやかな若者卓を選ぶのは普通の感覚かもしれない。それは負け組だ。若いやつらは基本強い。今どきの麻雀の基本がわかってる。若いやつとは打たず、偏屈なジジイと打つのが、アドゲーにおける常識だ。

ジジイは感じ悪ければ感じ悪いほどよろしい。あー、これじゃ他の場所じゃ打てねーだろうな。友だちもいねーだろーし。だから、いくら負けてもこの店に来るしかないんだな・・・と思えて、ジジイの感じ悪さこそがわれわれにとって福音であると感じられるようになる。

というのが基本なんだけど、むっつり不機嫌なオッサン卓の人々は別にぬるくはなかった。というよりも、だいぶ手ごわかった。

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