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サッカーのPKと麻雀の目無し問題

『麻雀界』1/1発売号に書いたコラムです。ワールドカップの直後に書いた、サッカーを観ながら考えた麻雀の話ですね。あまりたいしたこと書けてなくてすみません。

PKの代案は出ないのか?

サッカーのワールドカップが終わりました。にわかサッカーファンとなって日本戦と決勝を非常に楽しく観戦しました。

スペイン戦の日は、それまで新宿のフリー雀荘で麻雀を打っていたのですが、麻雀を打ち続けている同卓者に「この人たちはサッカーを見ないのかな?」と思いつつ、負けていたにも関わらず3時に打つのを止め、タクシー帰宅して4時から観戦しました。

というわけで今回はワールドカップを観戦しながら麻雀について思ったことを書いていこうと思います。

まずね、延長戦が同点で終了したときにPKで決着をつける制度は良くないんじゃないか。それを思いました。

PKってじゃんけんみたいですよね。それで負けても納得いかないです。もうちょいサッカーに近い形で決着をつける方法はないんでしょうか。

点が入りやすくなれば決着つくので、延長戦はゴールポストを大きくするとか。これはその場で工事するのは大変なので現実性ないですね。

延長戦はキーパーなしというのは駄目なんでしょうか? これならかなり点が入りやすくなります。

人数を減らすのはどうでしょう。9人制、7人制など、人数を減らすと守備しにくくなって、これも点が入りそうです。ただ、これは選手が走り続けることになってつらそうです。

PKについて調べてみたら、その歴史はけっこう浅いものでした。ワールドカップで採用されたのは1978年大会から。

それ以前は、同点の試合は翌日に再試合を行っていました。しかしテレビ放送やスタジアムやチームの予定など不都合が大きいため、コイントスで決着をつけるようになりました。コイントスってひどくないですか? そして1970年代からPKの採用に至っています。

こうして見てみると、ルール整備が未発達ですね。公式記録としては同点は引き分けで、PKで争っているのは勝敗ではなく次のラウンドへの進出権である、という説明も、何を屁理屈を言ってるんだ?としか思えません。

PKで決着をつけるくらいなら、今はテクノロジーが発達してきているので、ボールポゼッション(支配率)で勝敗を決めた方が良くないですか? そっちの方がガツガツとボールを取りにいく緊迫した試合になると思います。

PKはルーレット的であるとして廃止論は根強いけれども、他に良い代替案がないため行われているという説明を読むと、おいおいホントかよ?って思いますね。障害物ドリブル競争でもやった方がPKよりマシじゃないかと思うのですが。

目無し問題を解決しよう

PKについていっぱい書いてしまいました。サッカーは世界中で行われており、ワールドカップには何千億円ものお金が動いています。それほど巨大なマーケットなのに50年に渡ってPKの代案を出せていないことを考えると、麻雀の目無し問題を解決できていない現状も恥ずかしくないですね。麻雀の業界人がアホなわけではなく、やはりこういうのは難しいことなのです。

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