発達障害の家族を持つ家族から見えてきた現状 七月家族会を終えて
「家族で家族を考える」を家族会のコンセプトにしている理由
家族会に来られる家族の方は、悩まれてやっと重たい腰を上げて、時間を見つけて 緊張して参加されてる現状。顔もうかない感じ 笑顔もなく 声も聞き取りにくかったりします。家族会を立ち上げる前の私もそうだったと思う。
実際、暗いトンネルの中にいて、いつ明るいところに出られるのかわからない感じ。そりゃあ、誰でも そうなってあたり前だと思う。発達障害を持つ家族がいても全く問題ない家族もあると思うし、全然気付かずに 突然 問題が勃発する場合もあるかもしれないし、グレーゾーンでなんとなく生きづらさを感じている本人を見て悩まれている家族の方もいると思う。または、子供さんをお持ちの家族の方だったら 学校の対応に対して不満を持たれていたり、 本人の症状をみて悩んでいたりする。高校受験などで悩んでいる場合もある。ひきこもりの場合もある。依存症の場合もある。
ただ、本人が子供時代から症状があり、療育なり支援なりを受けているのと、大人になって人生のどこかで爆発的に症状が出るのとは、家族の対処は随分違うし、家族の関係 家族運営 精神的な相互理解全てにおいて違うと体感する。
ただ、子供時代に判断されていると 家族も一緒に成長していくコトは可能である。
あえて家族会「和がや」では、本人の年齢に関係なく、診断の有無に関係なくどなたでも参加出来るスタイルにしている。特に大人の方は、本人 家族どちらも参加出来るスタイル。
ロの字型に机を設置し、どなたでもお話ししやすい形態にしている。
年齢を打ち立ててないのは、子供時代に支援 療育されてきても、大学時 就職時 もしくは、人生の転期の時に今までと違う症状が出てきて慌てて 精神科へ行くとか 躁鬱病 統合失調症と診断されても薬を飲んで、今までの症状より悪化して困ったと言うご家族さんを何人も見てきた。
100人いたら100様で、それぞれ違う症状と家族構成 家族の暮らしがある。毎月テーマを決めて、それについて みんなで順番にお話ししてもらい、みんなで共感し、色々な情報共有、福地家をかえしての経験のお話を交えて 和気あいあいの空間で約3時間の会にしている。
ただ、本人の症状の凸凹でご家族さんも比例する。先月は凄く元気だったのに今月は凄く元気がないとか その反対もある。状態の悪い場合、時には私の言葉に対して、過剰に反応する時もある。色んな状態があって当然だし、素直な自分の気持ち 言葉を外に出すのは、大切だと思う。
今月のテーマは、家族自身の「気づき」 だった。こころと体は同じと言うコトで、現在ではなく自分の子供の頃の辛い思い出 家族の状態 そこから見えてくる今の自分の暮らし などなどを参加者同士でフリートーク。
夫婦で参加されていた方は、福地家の状態と同じ親だったと。
こうやって話しするコトで、機能不全でもどこがおかしくて、そして自分達はどんな感情でどんなことに苦しんでいたのか 会に参加することでよくわかってきた。会に来るまでは、何がどうおかしいのかも、全く不明のままで 夫婦喧嘩になっていました。本人側 家族側 持ち場立場で、思い方 受け止め方 対応の仕方も全く違うし、今までの暮らし中で無知識でただ自分の思い 思い込みできたコトが 家族全体を生きづらくさせていると思う。
と 帰り側は 笑顔も・・・
本人の暮らしの中での普通と世間の普通があまりにもかけ離れている場合が多い。育ちの中での感覚の違いが スムーズな暮らしを妨げているコトが多い。
そうやって、自分達の子供時代を振り返り、自分達の感覚が正しいのかどうなのか確認をし気づいてから、本人への対応するコトはとても大事なコトだと体感している。
本人の症状があるから少しでも早く治って欲しいから。
ひとりの人間として早く自立してほしいから。
と家族が自分育ちの部分の感覚の確認もせずに、本人のおかしいところ 出来ないところの指摘ばかりをすると 深みはまってしまう。
症状をどうするかなんて考えるのは、ホントの本人の気持ちをわかっていないと思う。症状は、意味あってなっている最後の現象に過ぎない。
もう10人に一人いると言われている発達障害 色々軽度重度 症状の違いは様々ですが、
ホントは暮らしと家族で家族を考える
これを真剣に考えていかないと 日本やばいのではないかと思ってしまう。家族会を継続してきて、ものすごく 目を向けていない世間の現状に危機感と人間の女性性 男性性もすごく危機感を感じる。
ある本に書かれていました。大正 昭和時代は、全てが機能不全家族で共依存だと…。
本質に目を向けて 心豊かな暮らし これが 人らしいの暮らしだと。
発達障害の家族をもつ家族会「和がや」 小さく小さく活動中！
福地家の復活プロジェクト進行中！少しずつ ヒロさんのことも書いていきます。
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