【映像クリティカルリスニング】#18 ~JR東海「会いたい顔が、目的地。」~

第18回、今回はこちら

流石JR東海、という感じです。
企画としても作品としても、各広告賞をバンバン取りそうな作品。
JAAとかは特に、今年これなんじゃないか…？とひっそり思ってます。

コロナ禍の中、人に会えない時間が多かったここ数年ですが、だからこそ出来上がった企画、作品であり、これをよくないと思う人はいないんじゃないでしょうか。
見るだけで、大切な人や大切な場所を思い出し、元気になれる。頑張ろう。と思える素敵なCMです。

UAさんの歌うこの「会いに行こう」。
シンプルに、元気の出るいい音楽だなと思いました。
歌声が透き通った中にも芯があり、心にストレートに響く歌唱で、本作にぴったりのアーティストだと感じました。

音的なところだと、がやによる盛り上がりを作ってる箇所が多いですが、ガヤとして、芯のありすぎなく、この作品の主役といってもいい音楽とのバランスもとても聴き心地のいいバランスだと感じました。
ドキュメンタリーな要素もある本作で、リアルな距離感や空気感をしっかり残された整音。

また、新幹線の音を上手くトランジション的に使っていたのも印象的でした。
とても効果的でしたし、編集もそれが活きるEDITだなと感じました。

シンプルに映像ががとても良いので、音としてはメインは音楽がに担いつつ、同録や効果音は、強調と補完というところを徹底してるな印象です。

今回は、音について細かく書くほど複雑ではないので、この辺で終わりますが、いろんなタイプやメイキングなどもありますので、下記から是非ご覧ください。

会いにいこうキャンペーン｜ＪＲ東海

今回もご拝読ありがとうございました！

ではまた明日〜。