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【好きなことで生きていく】の罠

「好きなことで生きていく」

最初に聞いたのはYouTubeのCMだったような気がします。

このなんとも耳障りの良いキャッチフレーズ、私はちょっと懐疑的というか、これそのまま信じちゃまずいでしょ、と、斜に構えてしまうというか。

私は海外在住のフリーランスです。「デジタルマーケター」で開業してますが、肩書は「WEBマーケター」だったり「ブロガー」「アフィリエイター」だったり。

、、、と聞くと「好きなことで生きている」っぽい印象を受けるかもしれません。実際に「好きな事を仕事にできていいね」みたいな言葉をかけられることもあります。

でもね、好きなことだけで生きているわけじゃないよ。

あなたも私も「好きなことでは生きていけない」

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たとえばブログやYoutubeで稼ぎたい、となった時、好きな事だけ発信していても読者や視聴者が集まりません。

主観じゃダメなんです。

芸能人でも有名人でもない一般人の私たちに世間の人々が興味を持つわけがないんです。

メディア収益化はどのような方法にしても人が集まらないことには始まりません。

個性は大切だけど、そこに「需要」がなければお話にならない。スタートラインにすら立てません。

主観をいったん横に置いておき、世間の需要を見極めつつコンテンツを作成していくことが求められます。

好き勝手に投稿をしたところで、何年たっても収益化なんて夢のまた夢。

月間検索需要や実際に検索されているキーワードを把握する、SNSで「いいね」がたくさんついたトピックについて深堀する、といった客観的な「数字」「世間の興味関心」にあるていど迎合することも必要です。

自身のキャラが世間に認識され、何を発信しても反応が得られるまでは、そうとう時間がかかりますし、いい感じのSNS運用も欠かせません。

好きな事だけして楽して稼げる、なんて都合の良い話はどこにもなくて、日々の試行錯誤と長期的な迷走の覚悟がなければ、生活できるだけの金額って稼げないと思っています。

好きなことで生きていきたい人を狙う胡散臭い人たち

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◆好きなことでお金を稼ぎたい、努力は継続は嫌、何か裏技や楽な方法があるに違いない、という脳内お花畑の人々

◆実力や実績が不透明なブログコンサル・インフルエンサーもどき・怪しげな起業家・セミナー講師

この二者のマッチングがSNS上で日々さかんにおこなわれています。(私にはそう見える)

・「好きなことで生きていきたい」
・「自由な生活を手に入れたい」
・「今の生活から抜け出したい」

こんなことを軽々しく望みながらも、誰かに依存しないと行動できない人が好むであろう言葉がTwitterのタイムラインに流れてくると、私は心の底から「うさんくせぇな」と思ってしまうのです。

胡散臭い人たちも、胡散臭い言葉に心奪われてしまう人たちも「せっぱつまってるなぁ、、、」という印象を持ってしまうんですよ。

まさにこんな感じ↓のアカウント。


自分の活路を他人に委ねてうまくいくわけないんです。

・「誰かが自分を引き上げてくれるかもしれない」
・「この人のセミナーを受ければ自分が変われるかもしれない」
・「この人のコンサルを受ければ、、、、」

んなわけねぇだろ!と。

「好きなことで生きてる風の人」の言葉は耳障りが良く、なんだか自分もできるかもしれない、と思わせる魅力があるかもしれません。

でも、その「好きなことで生きてる風の人」も、ちょっと前までは「胡散臭い言葉」に心奪われた情報弱者だった、というパターンだったりします。

ブログやYoutubeで結果は出せなかったけどお金を稼ぎたい!

そんな時は「カモ」という名の初心者を集めてサービスを売りつける方が手っ取り早いのかもしれません。

どうやってお金を稼ぐかは本人の自由なので知ったこっちゃありませんが、フォロワーの心理を巧みに操り集客していく手腕は純粋にすごいな(いろんな意味で)と思いますし。

個人的に思う実現可能な心地よい生き方

私は好きなことだけで生きているわけじゃないけど、だんだん理想に近い生活に近づいてきました。

私は「在宅で人との関わりを最小限に抑える」

これができれば稼ぎ方なんて実はなんでもよかったんです。

いろいろ調べて「ブログ」が現実的かな、と思ったわけなんですね。

そして「メディア運営」での広告費、とブログから派生したWEBマーケティングやライティングの案件が主な収入源です。

基本的に「苦にならないこと」をたんたんと取り組んでいけばいいんじゃないのかな、と思っています。

この共同マガジンの相棒が投稿したこちらのnoteに、、、

「コンサル、セミナー、有料noteなど」というお金を請求する行為は一切やらないこと。

と、私のスタンスを書いてたのですが、これって「ボランティア精神」からくるものではなく、

・顧客対応
・締め切り
・アポ

という「日時を指定されること・人と関わること」が苦手だから、っていうのもあるんです。

いい大人がどうしようもないですね。

でも、それでも生きていけるんです。

「好きなことで生きていく」よりも「苦手なことで消耗しない」くらいが現実的かつストレスのないフリーランス生活を送れるんじゃないでしょうか。


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