ゲームの歴史(作:AI).第4章:携帯ゲーム機時代、突入

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・2003年

◆発売したゲームハード
・オトマトペ(Otomatope)
2月25日にオーディオアーチャーより発売された据え置きゲーム機。
最新高音質サウンドカードを内蔵している。

・プレイネットU-too(Internet Console U2)
7月18日に株式会社龍門より発売された据え置きゲーム機。
64-bitCPU搭載でHDグラフィック表示機能、インターネット接続機能が内蔵されている。

・ポケットクエスト(PocketQuest)
12月1日にCosmicPixelStudiosより発売された携帯ゲーム機。
3Dグラフィック表示機能があり、タッチスクリーンで操作する。

◆主なゲームソフト
・『天使が見たクロニクル』(英題:Angelic Chronicles)
へぶんソフトが2月21日に発売したCDロマスター用ゲームソフト。ノベルゲーム。
主人公「間宮優斗」が住む町では、最近になって行方不明事件が多発していた。
そんなある日、親友が突然姿を消してしまう。
警察に捜索願を出したものの、未だ行方は掴めず……。
そしてそれから数日後の夜中、ふと目を覚ました主人公がベランダに出ると――そこには翼の生えた少女の姿があった。
彼女は自らを「天音(あまね)」と名乗り、自分のことを「天使」だと言う。
さらに彼女は、「この世界のどこかにいるはずの自分を探し出してほしい」という依頼をしてきた。
これは主人公の住む世界とは違う世界に生きる、「天使」の少女に恋をした少年の物語である。
美しいグラフィック、背景画像や立ち絵など、どれも美麗なCGで描かれている。
特に立ち絵は差分が豊富であり、また一枚絵でもキャラの性格を端的に表しているものばかり。
ストーリーも丁寧に作り込まれており、文章から情景を思い浮かべることができる。
選択肢によってはバッドエンドもあるが、その結末に至るまでの経緯がしっかり描写されており、プレイヤーを引き込む力がある。
歌、BGM共にクオリティが高い。
特にOP曲「空の向こう」は非常に印象的で、一度聞いたら忘れることができないだろう。
挿入歌の「私の夢はあなたの悪夢」も、切ない曲調ながら歌詞が良い意味でクセになる名曲である。


・2004年

◆発売したゲームハード
・ゴープレイ(GoPlay)
4月4日にElectricOctopusEntertainmentより発売された携帯ゲーム機。
小型軽量、長時間バッテリー、高解像度カラー画面、多彩な過去ハードソフトとの互換性を推しだしていた。

◆主なゲームソフト
・『未来のピラミッド街』(原題:FutureWorld)
WeNexGamesが7月9日に発売したCDロマスター用ゲームソフト。アドベンチャー。
未来の地球を舞台に、未来人たちとコミュニケーションをはかりながらピラミッドの建築を目指すゲームである。
プレイヤーは、ピラミッド建設に必要な物資や人材を調達したり、集めた資材を使ってピラミッドを建設したりすることができる。そして最終的に「神」として君臨して地球を支配しようというのが最終目標となる。


・2005年

◆発売したゲームハード
・モバイルマスター(MobileMaster)
10月14日にPhantomRealityGamesより発売された携帯ゲーム機。
大容量メモリが特徴でソフトをダウンロードしてプレイすることで携帯できるゲームライブラリを構築することができた。

◆主なゲームソフト
・『銀河カニバル』(英題:GalacticBattle)
アステラが12月28日に発売したプレイネットU-too用ゲームソフト。シューティング。
宇宙を舞台に、エイリアンを討伐するシューティングゲームである。
ステージクリア型のオーソドックスなスタイルだが、本作は2人同時プレイが可能となっている。
1Pは主人公の女性キャラを操作して、銃で敵を撃つ。
2Pは主人公の男性キャラを操作して、敵を食べる。
ゲーム開始直後に主人公は、宇宙のとある惑星に不時着してしまう。
そこで彼女はエイリアンと遭遇してしまう。
しかし、そのエイリアンは彼女の事を「人間」と勘違いをする。
こうして2人は協力して、地球へと帰還する事となる。

◆主なゲームニュース
人気シューティングゲーム『トンネルランナー』が、アニメーション映画化されることが発表された。制作は日本のアニメスタジオが担当し、監督は押井守が起用されることが決定した。


・2006年

◆発売したゲームハード
・New3DV-Adventure
9月9日にリバーサイドゲームズより発売された据え置きゲーム機。
64-bitCPU搭載でVRヘッドセット内蔵。前ハード以上に高品質なHDグラフィックの表示も可能となった。

・ゲームオン(GameOn)
6月2日にRetro Fusion Industriesより発売された携帯ゲーム機。
高速プロセッサ搭載でワイヤレス通信機能もついていた。
また、画面を傷つけない折り畳み式デザインを初めてゲーム機で採用している。

◆主なゲームソフト
・『キングダムオブザコンビニエンス』(原題:Kingdoms of the convenience)
Mythicard Gamesが4月7日に発売したモバイルマスター用ゲームソフト。RPG。
MythicardGames創立10周年記念作品。
ジャンルはカードバトル&アドベンチャーRPG。
ストーリーは「ある世界において人間族と魔族は数百年にも及ぶ争いを続けていた。しかしある時を境にして、突如としてその争いは終結を迎えることになる。それは人間の王と魔王の協定によるものであった」というもので、この物語の結末をプレイヤーがどう受け止めるかでゲームのエンディングが変化するマルチエンディング方式が採用されている。
主人公は人間族の少年で、プレイヤーは彼を操作して物語を進めていくことになる。
ストーリー上、各ステージに複数の主人公が登場し、それぞれ異なるシナリオが用意されている(全6章+エピローグ)。また、全ての主人公が同一のワールド内に存在しているわけではなく、それぞれの主人公の視点から物語は進行していく。


・2007年

◆発売したゲームハード
・ファンフォーン(FunFone)
3月11日にQuantumLeapInteractiveより発売された携帯ゲーム機。
タッチスクリーン操作搭載ゲーム機。多彩なカラフルボディカラーで販売されていたこともあり、女性からの人気が高いハード。

◆主なゲームソフト
・『宇宙ポッキー探検隊』(原題:Cosmos Quest)
stealth softが10月23日に発売したNew3DV-Adventure用ゲームソフト。シミュレーション。
地球から1万光年離れた惑星「コズモス」で繰り広げられる冒険物語。
プレイヤーは宇宙船を操り、惑星コズモスの各地にある遺跡を探索していくことになる。
ゲームの目的はただひとつ、コズモスに眠る古代文明の謎を解き明かすこと。
自由度が高く、とにかく広いマップを自由に動き回れるので、どこへ行って何をするかプレイヤーの自由。

◆主なゲームニュース
・脳波を読み取って操作するゲーム『MindMaster』が発売された。しかし、その精密な操作が逆にプレイヤーの脳に影響を及ぼすことが判明し、批判が起こった。
『MindMaster』は、プレイヤーの脳波を読み取り、それに基づいてゲームの操作を行う画期的なゲームとして、発売当時から話題となりました。プレイヤーは、自分の意思で脳波をコントロールし、ゲームの操作を行うことができます。
しかし、その精密な脳波操作が、長時間のプレイによってプレイヤーの脳に悪影響を与えることが判明しました。例えば、プレイヤーが集中しすぎるあまり、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れることがありました。一部では、このゲームが原因で脳に損傷を負ったプレイヤーもいたとされています。
批判は、このような健康への影響に留まらず、プレイヤーのプライバシー問題にも及びました。プレイヤーの脳波を読み取ることで、個人の性格や思考パターンまで把握されてしまう可能性があるとして、一部の人々からはプライバシー侵害として非難されました。
MindMasterの開発販売会社は、米国のゲーム開発会社「NeuroTech」でした。批判が起こると、同社は問題のある製品を回収し、顧客に対して謝罪と補償を行いました。さらに、同社は脳に悪影響を与える可能性のある製品の開発を中止し、より安全な製品を提供するための研究に力を入れることを発表しました。これにより、同社は一定の信頼を回復し、今後も多くのゲームをリリースすることができました。

・アクションゲーム『DoomComing』の発売前に、ゲームの暴力的な内容が問題視され、発売中止を求めるデモが行われた。
『DoomComing』の問題とされた暴力的な内容は、人間や異星人を含めたさまざまな敵を、爆発物や銃器などの武器を駆使して殲滅するというものでした。さらに、敵に対して特殊な攻撃を加えることで、グロテスクな表現が現れることもありました。このような暴力的な描写が、一部の人々から批判を受けたのです。
『DoomComing』の暴力的な内容を問題視するデモは、アメリカの主要都市で相次いで行われ、多くの人々が参加した。デモ隊は、ゲームの内容が暴力を助長するものであり、若者の心に悪影響を与えると主張した。デモ隊は、発売前にゲームの制作を中止するように求める要求書を発表し、多くの署名を集めたが、発売中止には至らなかった。


・2008年

◆発売したゲームハード
・ポケットゲームプロ(PocketPro)
1月17日にPocket Gaming Co.より発売された携帯ゲーム機。
高速なグラフィックス処理でワイヤレス通信機能搭載。大容量メモリポケットゲーム、ポケットゲーム2のソフトの一部が最初からダウンロードされていた。

◆主なゲームソフト
・『コロッサスの伝説』(英題:Legend of the Colossus)
ブルースファイアーソフトウェアが9月14日に発売したゲームオン用ゲームソフト。
横スクロールアクションアドベンチャーゲーム。本作の最大の特徴は、プレイヤーが「コロッサス」という神の如き巨人に変身できることである。
プレイヤーは主人公の「ロゼッタ」を操作して、悪の組織の陰謀を阻止するべく戦うことになる。

◆主なゲームニュース
・人気RPG『アッパーカット』が、小説化され全7巻で展開されることが明らかになった。


・2009年

◆発売したゲームハード
・プレイポルタ(PlayPorta)
8月27日にNeon Phoenix Productionsより発売された携帯ゲーム機。
コンパクトで軽量なボディで当時としては珍しい防水加工がされていた。

◆主なゲームソフト
・『仮想頭脳シミュレーション[WeNex]』 (原題:Virtual Realm)
WeNex Gamesが6月19日よりサービス開始したプレイネットU-tooゲームソフト。MMORPG。
プレイヤーは冒険者となって、さまざまな国や都市を訪れながら物語を進めていく。クエストは「サブストーリー」と「メインシナリオ」に分かれている。
「サブストーリー」にはレベルやスキルの存在しないノン・プレイヤーキャラであるNPCが同行し、彼らは主人公を導き、時には助言してくれることもある。
メインシナリオは1本道ではなく、プレイヤーが選択することで進むルートが変化していくマルチエンディング形式となっている。
また、オンラインで最大8人までの同時対戦が可能なPvPコンテンツも用意されている。

◆主なゲームニュース
・ミステリーADVゲーム『Mansion of Secrets』のパズル要素が高く評価され、新たなジャンル「パズルADV」として注目される。


・2010年

◆発売したゲームハード
・クラウディ(Cloud Console)
5月20日にCyberneticSquidStudiosより発売された据え置きゲーム機。
64-bitCPU搭載でクラウド接続機能が内蔵されていた。
しかし、当時の回線技術では満足のいくクラウド技術が確立されていなかったこともあり売上には繋がらなかった。

・ゴーゴーゲーム(GameGoGo)
11月3日にNeonPhoenixProductionsより発売された携帯ゲーム機。
折りたたみ式デザインで長時間バッテリーが特徴。
ゲームオンとデザインが類似していたこともあり、2020年までNeonPhoenixProductionsとRetroFusionIndustriesで裁判が行われた。

◆主なゲームソフト
・『地平線から見た変な雲』 (英題:HorizonNumLock)
エイジョフが3月1日に発売したゲームオン用ゲームソフト。落ち物パズル。
落ちてくるブロックを縦か横に並べて消すゲームだが、画面のスクロール速度が異常に速くて、ブロックが落下するよりも先に次のブロックが落ちてくるという新しいシステムで構成されている。「落ちてきたブロックで消せる」という概念は従来のパズルゲームと変わらないが、そのスピード感ゆえに、従来のルールでは成立しないような状況が生まれている。
また、このシステムは視覚的な面白さもさることながら、戦略性にも大きな影響を及ぼしており、連鎖やブロックの並べ方によって様々な効果を生み出すことができる。
ブロックが落ちてこないうちにどんどん次が落ちてくるため、画面上にはあっという間に大量のブロックが配置される。ブロックは斜め方向から降ってくることが多いため、画面上のどこにブロックを落とすかということも重要なポイントとなる。

◆主なゲームニュース
・アドベンチャーゲーム『Mystery Mansion』で、ゲーム内の謎解きが難解すぎるとして、多数のプレイヤーから苦情が寄せられた。
『Mystery Mansion』は、2010年に発売されたアドベンチャーゲームであり、プレイヤーは謎を解きながら屋敷の中を探索することになります。このゲームは、難解な謎解きが特徴であり、多くのプレイヤーから苦情が寄せられることになりました。
プレイヤーたちは、謎が解けないまま先に進めなくなったり、時間をかけても解けなかったりしたため、多数のフォーラムやレビューサイトに苦情が投稿されました。投稿には「難しすぎる」「解き方が分からない」「ヒントが欲しい」といったものがありました。
このような苦情が相次いだため、開発会社はパッチをリリースし、謎の難易度を下げるとともに、ヒント機能を追加するなどの改善を行いました。これにより、プレイヤーたちの不満は一部は解消されたものの、なお苦情が続くこととなりました。

・人気レーシングゲーム『Speedster』が、実写映画化されることが決定した。監督はジョージ・ミラーが起用され、主演はトム・クルーズが決定した。


・2011年

◆発売したゲームハード
・プラチナポケット
15月8日にCybernetic Squid Studiosより発売された携帯ゲーム機。
高性能なグラフィックスで、ゲームハードデザインをシックにすることで大人向け携帯ゲーム機として宣伝をしていた。

◆主なゲームソフト
・『タイム・リフト:テール』(原題:Time Rift:tail)
POMGERが1月31日に発売したNew3DV-Adventure/クラウディ用ゲームソフト。アドベンチャー。
主人公「ウィリアム・N・マクタガート」は科学者であり、時間旅行者でもある。過去に何度も時間をさかのぼり、歴史の改変を試みてきた。しかし、そのたびに何者かによって阻止され続けてきた。
過去への旅の途中、ある女性と出会い恋に落ちるが、彼女は彼の前から姿を消してしまう。そして、それをきっかけに彼は自らの行為に疑念を抱くようになる。
ゲームの舞台は、19世紀末期の地球世界。プレイヤーは主人公となり、ある事件の謎を追っていく。
舞台設定は現代だが、登場する乗り物や機械などは20世紀初頭をイメージさせるものとなっている。
ゲーム内では「時間」も重要な要素として取り扱われている。

◆主なゲームニュース
・熱狂的なファンが多いスポーツゲーム『World Football』の中で、ある国のチームが特定の人種を侮辱する発言をしたことが問題視され、該当国のプレイヤーが大会から除外された。
リベリア国のチーム「リベリア・ロイヤルズ」に所属していたメレン・ロペスは「あいつらは俺たちには相手にならない弱いやつらだ。リベリア人のようにクレバーにプレーすることはできないんだろう。」と発言。
大会主催者は、ヘイトスピーチを行った選手に対する即時の処罰を決定し、その国の代表チームを大会から除外すると発表しました。この決定は、国際的な反発を呼び、該当国の政府は大会主催者に対して抗議する声明を発表しましたが、主催者は決定を維持しました。
また、この問題が浮上したことを受けて、世界中のファンやメディアからも多くの批判が寄せられ、大会のスポンサーからも抗議の声が上がりました。これにより、大会主催者は今後の大会でのヘイトスピーチの禁止を明確にするためのガイドラインの策定を進めることを表明し、同時に選手たちに向けて、公正なプレイとフェアプレーの精神を守るよう呼びかけました。


・2012年

◆発売したゲームハード
・モバイルマックス(MobileMax)
12月10日にモーバトーデより発売された携帯ゲーム機。
新たなタッチ操作方式を使用しており、快適にタッチ機能でゲームを楽しむことができた。

◆主なゲームソフト
・『元素大戦争-ピザは元素で出来ている-』(英題:Elemental Wars)
モザイクペッパーズが8月25日に発売したNew3DV-Adventure用ゲームソフト。ゴンダーライク。
モザイクペッパーズ初の自社開発作品。ジャンルは、ファンタジーRPGとゴンダーライクを組み合わせたようなものになっている。
舞台は、ピザの世界。
プレイヤーは、冒険者となって世界を旅しながら、伝説のピザを探し求めていくことになる。
戦闘システムが独特で魔法やスキルの代わりに「元素」を使うことができるのが特徴となっている。
例えば、「火の元素」を使えば攻撃に炎属性が付き、逆に水の元素を使えば相手の攻撃が水浸しになって弱まるといった具合だ。
ちなみに、元素には相性があり、相反する元素をぶつけると消滅させることができる。
また、特定のアイテムを使うことによって「エレメント」という新たな元素を生み出すことができるのもポイントだろう。
この元素を使って様々な効果を引き起こすことができる。

◆主なゲームニュース
・人気シミュレーションゲーム『City Builder』が、テレビアニメ化されることが決定した。放送局はNHKで、制作はマッドハウスが担当することが発表された。


<目次

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※上記ページに記載されている内容はフィクションです。実在のゲームソフト、ゲーム機、人物と同名もしくは近しい名前がある可能性は十分ありますが、実在の情報と無関係です。
※『』で囲んでいるものはゲームソフトの名称になります。

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