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公園スナップをクラシックネガで@大阪・平野

富士フイルムXシリーズで最新の「フィルムシミュレーション」の一つ、「クラシックネガ」。
現在も発売されている「写ルンです」のような味が出せるとあって、登場時から気になっていたもの。
今回X-E4を入手できたということで、本格的にクラシックネガでスナップしてみました。

場所は大阪市平野区にある、かつて南海電車が運営していた軌道線(路面電車)を偲ぶモニュメントです。

(おことわり)
個人的には、色調はまだ調整の余地があると思います。どうか軽く流すように写真を楽しんでいただければ嬉しいです。

旧・南海平野線とは

大阪市西成区の阪堺線・今池駅から分岐し、阿倍野を経て平野へと向かっていた南海電気鉄道の軌道線(路面電車)。
1980(昭和55)年に、大阪市営地下鉄(現大阪メトロ)谷町線が天王寺から平野を経て八尾南へ延伸開業することになり、その代わりに廃止となりました。

旧南海平野線の路線図
(OpenStreetMapより)

一部に跡が残る以外はほとんど面影がなく、公園に平野線モニュメントとして現在に受け継がれています。
今回は、この地図でいう「西平野」停留所があった周辺でスナップしてみました。(路面電車=軌道線は駅ではなく「停留所」です。)

「なんかいひらの でんしゃみち」の一つ、背戸口公園

大阪市平野区背戸口(せとぐち)。
大阪メトロ谷町線・平野駅から歩いてすぐにある「背戸口公園」
かつての南海平野線のモニュメントがあるうちの一つです。
この背戸口公園内を、買ったばかりのFUJIFILM X-E4で、(現時点で新しい)フィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮ってみました。

背戸口公園西側より
左側の高架は阪神高速14号松原線
「なんかいひらのでんしゃみち」
モニュメントのタイル
かつての平野線路線図が載っている
線路のポイントをモチーフに
東へ続く通路と、南口へ分岐するポイント
背戸口公園の東口
踏切が再現されている
上の写真を真横から
黄色の「遮断棒」をモチーフにした柵
背戸口公園の東口
歩道にまで、線路をモチーフにした通路がデザインされている

写真をズラッと並べましたが、クラシックネガは
青空は意外と映える(今回に限ってはAstiaとほぼ同じ?)
赤色は結構濃ゆ目
という印象でした。
(特に「なんかいひらのでんしゃみち」路線図のタイルでおわかりかと思います)

フィルム調で色々と撮れそうなので、TPOに応じて「グレインエフェクト」「カラークロームエフェクト」など調整してみようと思っています。

まとめ

旧南海平野線については、YouTubeに配線直前の動画がありましたので、ある程度は知っていました。
しかし、今回平野区へ行くのは初めてだったので、実際どういう雰囲気かはわかりませんでした。

かつてのYouTube動画とは違い、現在は大阪メトロ谷町線が地下を走っているので、失礼を承知で意外と静かに感じました。
廃線跡として残されている遺構はありませんでしたが、鉄道の歴史、地域の雰囲気など感じられるいい場所でした。

機会があれば、今度はこの東側にある旧平野駅周辺を歩いてみたいと思いいます。

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