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物語の魔法使いになりたい

沖縄で師からもらった「Story is Magic.」という言葉が、ずっとずっとずっと響き続けている。

なぜだろうと思ったら、俺がなにより、物語の力を信じているからだと気づいた。

エッセイが好きなことも、講演という仕事をしていることも、その人を通じて語られたがっている物語が語られる時に人の魂を揺さぶるのだとどこかで知っていて、それを見たくて仕方がないから。

ストーリーに触れると、無条件に元気が出て、喜びに溢れるから。

自分らしく生きる人でこの地球が溢れて、違いながらハーモニーを為している様を見たいと切望してきた。
それはただ、それが見たいというハートからの願い。
それでどうなるとか、意味とか価値とかわからない。
ただそれが見たくて、それを見た時の感動とか心震える体験をしたい。

でも、自分らしいってなに?どんな状態?

そう思ってきた自分に降ってきたのは、
「自分の物語を語る」ということだった。

それを「自分の歌を歌う」と言った人もいたし、「自分のキャンバスに描く」と言ったり「自分の踊りを踊る」と言う人もいた。
自分の表現をすることを自分らしいとするなら、俺ができることは「自分の物語を語る」こと。

そんな人を増やすこと。

いま講演に向かいながら、ポッドキャストを聴いていて、宗教家の話に差し掛かった。

イエスキリスト、ブッダ、ムハンマド。
人類史上最もたくさんの人に、超長期に渡って影響を与えた彼らがしたことがまさに、スピーチだったとか。

在り方を整え、物語り、人に思想を伝えることってやっぱりパワーがあるんだ。

聴きながらなんだか嬉しくて興奮して、キーボードを叩く指が弾んだ。

どんな表現でもいい。
俺が選んだのが、言葉を使い、物語ることだった。

意図的にその選択を握って、ハートを開いて語ってこよう。

それで何を受け取ってくれるのか、今日も目撃できるなんて、俺はなんてラッキーなんだろうか。

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