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1年に一度。

早いもので、2021年の半分が終わろうとしています。

7月に入ると最初にやってくる行事が「たなばた」。織姫と彦星が天の川を渡って、1年に1度だけ出会える日です。もともと中国の民間伝承がもとになっているようですが、韓国やベトナムにも七夕があるそうですよ。

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住井すゑとの絵本集4 たなばたさま
文:住井すゑ、絵:滝平二郎


住井すゑは、全7巻、800万部のベストセラーとなった『橋のない川』の作者。一貫して人間平等の思想を説いた人でもあります。

中国・山西省の「王家」は評判の高い領主でした。しかし、不意打ちにあい両親がなくなり、その子どもである白光(はくこう)と紅華(こうか)の兄妹は川下に逃れ、そこで身分を隠して奴隷として仕えます。日本で知られたストーリーとはまったく違う世界がここにあり、厳しい状況のなかで必死に生き抜く兄妹の姿が読む人の心を打ちます。

絵を担当しているのは『モチモチの木』で有名な滝平二郎。力強い木版画が一層物語を盛り上げています。

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