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「デザイナーが活躍する社会」を前へ。マネーフォワードとグッドパッチが描く、デザイナー採用の未来

マネーフォワードでは、デザイナーの採用にあたって、株式会社グッドパッチの提供するキャリア支援サービス「ReDesigner」と提携し、採用活動を行っています。

「ReDesigner」は、デザイン会社でもある株式会社グッドパッチが「デザイン会社によるデザイナー向けのキャリア支援サービス」と銘打って展開するサービスです。企業と、活躍の場を求めるデザイナーの間にグッドパッチのキャリアカウンセラーである「キャリアデザイナー」が入り、デザイナーの特性やキャリアの指向性、企業規模や事業のフェーズ、求める人物像を深く理解した上で適切なマッチングを行います。
もともとマネーフォワードは2014年に、家計・資産管理サービス 『マネーフォワード ME』において、株式会社グッドパッチにデザインの支援をいただいており、2018年の「ReDesigner」ローンチと同時に、デザイナー採用活動のパートナーとして併走してきました。

今回「ReDesigner」を活用し、デザイン業界やデザイナーという職業の価値の向上に貢献した企業を表彰する「ReDesigner Award」において、新卒採用部門、中途採用部門の両方で賞をいただき、初のダブル受賞という快挙を成し遂げることができました。

これを受けて「マネーフォワードのデザイナー採用をご評価いただいた背景」「デザイン組織のあり方」そして「これからのデザイン組織が目指すところや世界観」について、株式会社グッドパッチ「ReDesigner」/「Strap」事業責任者 佐宗純様と、マネーフォワードの執行役員 CDO 伊藤セルジオ大輔が対談いたしました。

100人規模のデザイン組織へ。マネーフォワードとグッドパッチが共に進める、デザイナーが活躍する社会作り

伊藤 セルジオ 大輔(以下:セルジオ):今回は、賞をいただきありがとうございます。実は僕はまだなんとなく実感が湧いていないんですが、以前から社内でこの賞をいただきたいね、という話をしていたので、皆とても喜んでいます!

僕らは現在、70〜80名規模のデザイン組織なんですが、これから100人規模に成長していく中で、より一層、採用にも育成にも力を入れて、デザイナーが活躍していく社会作りを進めていきたいと思っています。

グッドパッチさんも、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」「デザインの力を証明する」というVision、Missionを掲げておられるので、目指す世界は似ているのかなと。なので、そのあたりのお互いの想いなんかも話せれば嬉しいです。

佐宗 純(以下:佐宗):よろしくお願いします。
事業会社で80人、ないし100人規模のデザイナーを抱えることって、なかなかないと思うんですよね。そんなマネーフォワードさんのデザイン組織運営や、デザイナーの活躍の幅を広げているっていう話なども、ぜひ聞かせてください。

セルジオ:早速なんですが、今回マネーフォワードをご評価いただいたポイントはどういった点だったんでしょうか。

佐宗:まず、この「ReDesigner」というサービスは2018年にリリースしました。リリースから毎年「ReDesigner Award」を開催していて、弊社のパートナー企業としてデザイン業界を前に進めたり、デザインの価値を証明してきたりと、デザイン業界に貢献した企業様を表彰しているんです。

4周年の今年は、中途採用領域で3社、新卒採用領域で3社の計6社を選びました。契約企業が600社以上あるので、単純に考えてその中の1パーセントですね。
マネーフォワードさんは、その中で、今年初めて、中途・新卒両方の領域でダブル受賞するという、これはもう明確に際立っていたという証拠ですね(笑)

セルジオ:それはありがたい限りです!
ちなみに、選ばれる際は、どんな視点で見ているんでしょうか。

佐宗:基本的に毎年、

・Most Valuable Partner:「ReDesigner」がパートナーとして最も密に会話をし、業界全体にポジティブな影響を与えた総合的な貢献を評価する賞
・Most Committed Partner:デザイナーの採用に対して社内のあらゆる人がコミットしている組織であることを評価する賞
・Most Atracted Partner:応募者が一回面談に行ったらファンになって帰ってくる会社であることを評価する賞

という3つの切り口で表彰をしています。

今回マネーフォワードさんは中途も新卒も、Most Valuable Partnerとして表彰をさせていただいていますよね。なので、総合的にパートナーとして二人三脚でご一緒できた点を評価させていただきました。

セルジオ:なるほど。

佐宗:ただ、同じMost Valuable Partnerとしての表彰ではあるんですが、中途領域と新卒領域はそれぞれ別のチームで選定を行うので、若干評価の観点が異なります。

基本的に中途領域の場合は「デザイナーが力を発揮できる環境作り」にコミットしている企業が選ばれます。

一方、新卒領域に関してはもう少し広い視点で、仕事を通じてデザインの魅力を学生に伝えているとか、その仕組みがあること、といったポイントを見ています。例えば、今回のマネーフォワードさんの場合は、合同説明会に、セルジオさんのような経営層が出てきて、学生に向き合っている点が高い評価につながりました。

採用にも「ユーザーフォーカス」の視点を。高い精度の目線のすり合わせが生み出す、採用エクスペリエンス

セルジオ:僕らもやっぱり、そのあたりはすごく意識しているんです。
採用って「選考」というより「マッチング」だと思っているので、どう出会って行くか、だと思うんですよね。企業側が、応募者を選ぶだけではなくて、応募者の方もまた企業を選ぶ機会なので、どうやってお互いの理解を深めるのか、というポイントをすごく大切にしていて。

僕らは、会社のバリューのひとつとして「ユーザーフォーカス」を掲げているんですが、採用活動もまた「ユーザーフォーカス」の姿勢が現れる場だと思っています。しっかりと応募者と向き合うことで、採用のエクスペリエンスが高まりますよね。

例えば、学生さんが僕らの説明会にきてくれた時に、ただ単にマネーフォワードを知るだけではなく、何かためになることを学べる、とか、デザイナーとして働くにあたって価値のあることを知れたりすることを大事にしているんです。
なので今回、そういう姿勢を評価していただけたことは、非常に嬉しいですね。

佐宗:やはりその「採用におけるスタンス」が、マネーフォワードさんは頭ひとつ抜けていると思ってます。その候補者のことを「人として理解する」のが前提であるというか、「ジャッジするのではなく、お互いに活躍できるかどうかを見極める場だよ」という姿勢が素晴らしい。

また、これまで、「ReDesigner」を通じて十数名のデザイナーがマネーフォワードさんに入社していると思いますが、ひとりひとり「この人はマネーフォワードに入ってこういう活躍をしてくれるだろう」という期待値とか「どういう活躍を望むのか」という本人の希望とかを、うちのキャリアデザイナーとディスカッションしていただいていますよね。

普通そのプロセスには、採用担当の方だけが関わると思うんですが、事業部側のマネージャーの方であったり、場合によってはセルジオさんであったりと、一人の候補者に対して、色々な職種・立場の方が向き合って下さっているので、目線のすり合わせが非常に的確にできていると思います。

セルジオ:僕らはすごくグッドパッチさんを頼りにしています。デザイナーのことを、一番わかっていらっしゃるエージェントさんなんじゃないかと。

デザイナーって、非常に役割が多様化しているので、簡単に定義できないじゃないですか。例えば、プロダクトデザイナーといっても、強みは幅広くあって、リサーチが得意な人もいればUIが得意な人もいる。
グッドパッチさんからご紹介いただく時って、こちらが必要としている人材と、ご紹介いただく方のマッチの精度が非常に高いんですよね。それはグッドパッチさんがデザイナーのことをよく知っていらっしゃるからこそです。

新卒デザイナー採用においても、「デザイナーの就活と言えば「ReDesigner for Student」だよね」という認識があるんです。「ReDesigner for Student」は、「世の中にデザイナーを増やす」をミッションに、新卒デザイナーに特化した就活支援サービスとして、展開されていますよね。
中途のデザイナー採用における、企業と応募者のマッチングと同様に、新卒デザイナー採用においては、学校で教わる教育カリキュラムとしてのデザインと、企業で働く上で求められる専門性の高いデザインの間に生じるギャップを埋め、私たち採用側の求める人物像の解像度を高めてご紹介いただけるので、本当に頼りにしています。

佐宗:実は「ReDesigner」のキャリアデザイナーの解像度が高い理由は、グッドパッチに流れるナレッジの量なんです。

セルジオ:なるほどなるほど。

佐宗:グッドパッチは、創業当初からクライアントワークを通じてデザインの価値を提供する企業ですが、専門性で分かれたユニット制にしているんです。デザイナーは100人以上いますが、常時数十件のプロジェクトが動いている中で、各デザイナーがどのような課題をもって、どのプロジェクトに、どのようなアウトプットをしたのか、ということを常に共有しています。

それを我々「ReDesigner」側も見ていたり、共有したりしているので、自動的にデザイナーという職種に関する理解が高まっていく環境なんです。これはグッドパッチならではだと思いますね。

セルジオ:本当にそうですね。そこの解像度はほんとうにめちゃくちゃ高いなと思います。
前提がちゃんと揃っているので、僕らも安心してお話しできます。

たくさんのプロダクトを生み出すスモールチーム制。デザイナーの活躍の場はまだまだある

佐宗:それにしても、マネーフォワードさんの採用はすごいですよね。この2年でデザイン組織は何人くらいに増えましたか?

セルジオ:僕が執行役員 CDOになったのが2年ちょっと前で、採用に関わるようになったのが3年ほど前なんですが、当時は20人ほどでした。なので、毎年20人以上増えている計算ですね。

佐宗:そのペースで採用している事業会社って、ないですよ。

セルジオ:そうですよね(笑)

佐宗:例えば、従業員が3万人くらいいる事業会社さんでも、デザイナーは100人以下ですからね。

セルジオ:国内だと、LINEさんや楽天さんはデザイナーが数百人おられますけど、マネーフォワードはそこに続く人数だと思います。

佐宗:そこまで成長しているのに、リーダークラスのデザイナーがちゃんと入っているじゃないですか。それがすごいなと思います。
一般論ですが、組織が拡大すると、上の方のレイヤーには入りにくくなるのが普通です。ポジションが全部埋まってしまっているというか。でもマネーフォワードさんは、それだけ大きなデザイン組織になっても、コンスタントにリーダークラスのデザイナーが活躍できる土壌がある。

それに活躍の場があることだけでなく、デザインマネージャー同士、横の関係で相談しあえる環境に魅力を感じて、マネーフォワードを選ぶ方も多いですよね。

セルジオ:マネーフォワードにデザイナーが多い理由は、プロダクトが40〜50とたくさんあるので、必然的にデザイナーも相応の数が必要なんです。ただ、それだけではなく、スモールチームをたくさん作るということを意識していて、例えるなら、社内にスタートアップがいっぱいあるような組織なんですよね。

ピラミッド型の組織ではなく、スモールチームに属するそれぞれのデザイナーが自律的に動く体制にしているので、シニアの方でも入ってすぐにご活躍いただける。そして、さまざまな知見を持ったデザイナーの横の繋がりを生かして、わからないことがあってもすぐに相談できるし、連携することもできるのが、マネーフォワードのデザイン組織の面白いところです。

3年後のデザイン組織の設計図。拡大する組織にデザインの横串を通していくことが課題

佐宗:セルジオさんは年に一度、デザイン組織のまとめnote出されてますよね? あれも良いなと思っていて。毎年明らかに組織が変わっていってますよね(笑)

セルジオ:はい(笑)
ちょうど今、3年後のデザイン組織をどうしていくかを考えています。
組織拡大はもちろんなんですが、課題になっていくのが、どうやって横の連携をしていくかというところなんですよね。

先ほどお話ししたように、プロダクト自体は、40〜50あるんですが、プロダクトのくくりとして『マネーフォワード ME』『マネーフォワード クラウド』とシングルブランドとして展開しているので、ある程度体験の一貫性を届けたいと思っているんです。
でも、個々のプロダクトをスモールチームで作っていると、ある程度ばらつきは出てきてしまう。なので、スモールチームの良さを生かしながら、各デザイナーメンバーがどう連携して一貫性を届けていくのか、という課題に注力するフェーズかなと思っています。

佐宗:そうすると、Design Ops(Design Operationsの略)みたいな役割を作る感じですかね?

セルジオ:そうですね。今僕がマネージメントしているデザイン戦略室にその横串の機能を持たせていきたいと思っていて、デザインプログラムマネージャーが中心に動いています。
それに、今デザイナーの採用を担当してくれているリクルーターが、デザイン職専属のHRBPとして、70名のデザイナーのハブの役割を担ってくれているんです。
今後、デザイナーの人数の増加に合わせて、Design OpsやHRBPのようなポジションの強化を計画しています。

佐宗:デザイン戦略室があって、そこに執行役員 CDOがいるっていうのがもう会社の姿勢の現れだし、その下できちんと横串を通せる人がいるっていうのは非常に魅力的な環境ですね。

マネーフォワードさんがすごく計画的にデザイン組織を動かしている、ということは、今回表彰させていただいた理由の一つでもあるんです。

例えば、マネーフォワードさんは、デザイナー職のサマーインターン実施にあたって、きちんと事前にマネーフォワードのことを知ることができるコンテンツを用意していましたよね? それに、通年の採用活動においても、ちゃんと学生の動きに合わせて準備し、説明会を実施して、そこにトップのセルジオさんが登場して、という流れを崩さずに採用活動を続けていらっしゃる。それって当たり前のことなんですが、意外と難しいんですよ。
なので今回は、そういった採用活動の部分でも評価させていただいています。

セルジオ:今ようやくそれができつつあるというか、まだまだこれからだとは思っています。

新卒デザイナーの早期立ち上がりのために、一年目からプロダクトのメインデザイナーを担当してもらう

佐宗:マネーフォワードさんは、創業初期の頃から新卒の採用を継続的に行っていると思うんですが、それはどんな理由があるんですか?

セルジオ:そうですね、基本的にやっぱりチャレンジを推進する会社なので、初期から新卒採用を続けているのは、それが現れている感じはしますね。
デザイナーの新卒採用に関していうと、社内の育成体制もだいぶ整ってきたので、ここ数年は新卒採用により注力できています。

僕らは、新卒で入社してくるメンバーを、育てる対象というよりも、メインプレーヤーとして見ているので、一年目からプロダクトのメインを張ってもらうような仕事の渡し方をしています。
そういうポテンシャルのある学生さんたちが「ReDesigner for Student」には集まっていて、今年も23新卒のデザイナーを5名採用しましたが、皆とても優秀です。

デジタルプロダクトの歴史ってそんなに長いものではないじゃないですか? でも最近の学生のみなさんはしっかり学んでいらっしゃるんですよね。だから、インターンなり、自分で何かプロダクトを作るなりして、しっかりと一定のトレーニング期間を積んでいれば、入社後短い立ち上がり期間を経て、一人前のデザイナーとして活躍していけると思っているんです。
なので、新卒として新しい風を入れる、という以外にも、早期に一人前のデザイナーとして活躍してもらうことへの期待をこめて採用をしています。

佐宗:最近の就活事情でいくと、いわゆるインダストリアルデザインやグラフィックデザインの就活が人気だった時代から、ソフトウェアデザインの仕事の人気が高まってきているんですよね。
なので、ソフトウェアのプロダクトデザインができて、かつ、教育体制が整っているっていうのは、相当な強みになる気がしますね。

セルジオ:デザインは、学ぶだけだと成長しない。実際に責任を持って、プロダクト全体を見ながらデザインをしてみないと、何をどうすべきなのか、ということが見えないんですよね。その経験を経てはじめて成長するので。
だから、何度かお話ししていますが、マネーフォワードに40〜50というたくさんのサービス・プロダクトがあるということって、一見するとカオスに感じられるんですが、逆に考えると、強みでもあるんです。うちでキャリアをスタートする方に、それだけ豊富な成長の機会を提供できるということなので。

そして、成長機会についてもう少しお話しすると、今、デザイナー職のキャリアの開発ステップを整理しているんです。
まず、担当領域ごとに、プロダクトデザイン、コミュニケーションデザイン、それに組織デザインと職務を分けて、そこにそれぞれの職務内容であったり、必要なスキルや、グレードの定義を定めています。
さらに、上のグレードに行くにはどういう機会があると良いのか、ということを、明確にしていて、デザイナーとしてのスキルアップがかなりオープンになっています。

まだまだ完璧な状態ではないので、少しずつ整えて、運用してやってみてアップデートして、というのを続けていますが、育成と評価をきちんとサポートできる組織であろう、と言いながら進んでいますね。

佐宗:マネーフォワードさんのデザイン組織は、これから100人を目指して引き続き拡大するわけですよね。今の段階でキャリアの開発ステップを作っているっていうのは、確実にその拡大期に耐えうると考えていらっしゃるわけじゃないですか。
そのデザイン組織の安定感があるからこそ、我々「ReDesigner」としても、安心して応募者をマネーフォワードさんに送り出せるんですよね。非常に推薦しやすいんです。

セルジオ:僕らとしても、入社いただいた方に活躍して欲しい、ということを強く思っているので、オンボーディングなど各チームで考えて受け入れたあとの体制はしっかり整えています。

世界を前に進めるために、マネーフォワードの描く未来と、グッドパッチが考える未来がつながっていく

佐宗:お互いが目指している世界観について話して締めくくりましょうか。

セルジオ:僕はグッドパッチさんは、業界のリーダーだと思っているので、憧れの存在なんですよね。だから、次に何をするのかはとても気になります(笑)

佐宗:我々グッドパッチは、デザインパートナー事業としてクライアントの課題をデザインの力で解決しつつ、自社のデザインプラットフォーム事業として、デザインのアセットを使って社会に付加価値を提供することに取り組んでいます。その中に「ReDesigner」をはじめとして、いろいろな事業があるんです。

ただそもそも、世の中でデザイナーやデザインマーケットに対する投資が進まないと、我々グッドパッチのいる市場も広がらないんですよ。
だから「ReDesigner」でデザイナーが活躍する機会そのものを増やしていって、デザインが力を発揮できる機会を作るというのが、最終的にグッドパッチが目指す未来なんです。

その意味で、「ReDesigner」でさまざまな企業にデザイナー人材を紹介しつつ、グッドパッチとしてもデザイナーを採用しているので「それってカニバらないの?」ってよく聞かれるんですが、そこでカニバってたらグッドパッチは成長しないし、デザインマーケットも成長しないんですよね。

だから、マネーフォワードさんみたいに、どんどん新規事業を立ち上げて、デザイナーの活躍機会を生み出している会社に、人材を紹介することと、グッドパッチはグッドパッチで、デザインの力を推進するクライアントワークをするという二軸をどちらも推進した方が、結果的に世界を広げることにつながるんです。

セルジオ:グッドパッチさんがやってることは尊い……!
グッドパッチさんの「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というVisionの「前進させる」というフレーズが、我々マネーフォワードのMission「お金を前へ。人生をもっと前へ。」と繋がるな、と思っているんです。

僕はよく、マネーフォワードは、マネーの会社であるし、フォワードの会社でもあると言ってるんですけど、世の中を前へ進めて行きたいという思いがあるんですよね。我々の提供するサービスで社会のいろんな課題を解決し、前へ進めていく。
それにあたって、僕は、テクノロジーと社会をつなぐものとしてデザインがある、人々に届けていくためにデザインがある、と思っていて。

社会を前に進めていくには、まだまだプロダクトは足りないし、もっといろんな価値を提供して行かなければいけないんですよね。

そうすると、デザイナーも当然たくさん必要になってくる。僕はその意味で、世界を前に進める力の一つとしてデザインがあると思っていて、そのために、デザイナーの活躍の場を生み出すことを加速させていきたいと思っているので、マネーフォワードの描く未来の世界は、グッドパッチさんの考えている世界につながっていく気がします。

不確実な世の中に先陣を切って答えを出しにいく。だからこそ人とのつながりに向き合いたい

佐宗:私たちがそうやって、世界を前に進めていくということは、社会の変化の最先端に立つことだと思うんですよね。
近年デザイナーの職種がどんどん細分化されているのは、目指す未来や、解決したい課題が複雑性を増していて、答えがないからなんです。
集合知じゃないと戦えない時代になっているというか。

セルジオ:そうですね、ほんとに。
少し未来の話をすると、まさにおっしゃる通りだと思っています。
不確実な世の中に対して、デザイナーという仕事は、先陣を切って答えを出しにいくようなところがありますよね。その意味で、デザイナーという仕事は結構不安な職業なので、だからこそ助け合って行きたいんですよね。

マネーフォワードには今70名以上のデザイナーがいますが、しっかりとお互いに支え合ったり高めあって前に進んでいくっていうことを大切にしたいなと思っていて。
そうやって、今後待ち受けているであろう、より不確実性の高い世界に向けて、デザイナーがより価値を発揮して世界を前に進めていける社会にするために、僕らは進んでいくっていう感じですね。

佐宗:私たちグッドパッチはデザイン会社であり、デザイン人材輩出会社でもあるので、デザイナー人生に寄り添うというコンセプトをベースに、新卒と中途向けのキャリアプラットフォームである「ReDesigner」を展開してきました。最近副業やフリーランスのキャリア支援もスタートしたので、次はこれを一貫させたプラットフォームを作りたいと思っています。

セルジオ:「ReDesigner」さんに僕のデザイナー人生はお任せします、みたいな世界ですね(笑)

佐宗:そこで有機的に、美大とか総合大とか出身に関係なくデザイナー人口も増えていくだろうし、マネーフォワードさんのデザイナー組織みたいに、その中で支え合ったり、集合知が生まれていく組織が増えるといいなと思っています。

引き続き、「ReDesigner」としても、マネーフォワードさんとしても、人に向き合うというスタンスを共通認識として持っていただいて、来年は初の2年連続ダブル受賞をお願いします。

セルジオ:僕らもデザインを盛り上げて行きたいと思いますので、ぜひ今後ともどうぞよろしくお願いします。

写真右からグッドパッチ盛川さん、佐宗さん、マネーフォワード手塚、セルジオ、グッドパッチ斎藤さん

デザイナー採用をされていきたい、もっともっと力をいれていきたい企業様はぜひ下記よりグッドパッチさんへお問い合わせください。
【中途向け】ReDesigner

【新卒向け】ReDesigner for Student

マネーフォワードでデザイナーとして働きたい! という皆様も大募集しておりますので、ご興味を持っていただけた方は下記よりご応募をお願いします。

皆様からのお問い合わせ・ご応募お待ちしております!

文・編集/新田大航(マネーフォワード採用広報)
写真/はらゆみ(マネーフォワードBXデザイナー)

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