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イエナプランって何だろう 後編

最近の富貴小学校

新年度も始まって半月が過ぎ、小学1年生も給食が始まり、徐々に新生活に慣れてきた今日この頃。

4月末には第一回の学校運営協議会の開催も決まり、そこで校長先生からどんな方針が示されるのか非常に興味深いです。

学校生活について子供たちから、「1日目は全生徒で学校探検をした」と書きましたが、それ以外は今のところこれまでと大きな変化はなく、まだまだこれからなんだなという印象です。

先生の入れ替わりもあったし、そんなすぐには変わらないだろうと思ってますが、何か変化が欲しいなとも思ってます。

イエナプランの特徴の続き

今回は、前回長くて途中で終わったイエナプランの特徴について、3つの項目を見ていきたいと思います。

リビングルームとしての教室づくり

学校の教室と言えば、前に黒板があって机が整列されていてというのが一般的。

でも、イエナプランでは、「子どもたちがリラックスして過ごせるように」というコンセプトで教室づくりがされていて、黒板がなかったり、子供たちが自由な場所で学習をしたり、という環境のようです。

物理的なことなのですぐに実現する事が難しいこともあるかもしれないですが、机の配置などであればすぐにでもできるなと。

富貴小学校は生徒数が少ないので、教室のスペースは使い放題なので、色々とチャレンジできる余地はあるかなと思ってます。

ワールドオリエンテーション(総合学習)の実施

ワールドオリエンテーションて何?
という感じですが、いわゆる総合学習で、ここに重きを置いているのもイエナプランの特徴。

国語、算数、理解、社会などの教科を単発で勉強するのも良いけど、実際に社会に出たら色んな要素が複合的に絡み合っているものだし、総合的に学ぶ方が子供のモチベーションにとっても良いだろうと思ってます。

"ワールドオリエンテーションでは、グループごとで協力しながら、あるテーマにおける問題や課題の解決を目指す自発的な学習活動"という事で、子供たちが主体となって物事に取り組むのは、これまでの教育で慣れていると、なかなか難しいだろうけど、このあたりを上手く持っていくのが先生の力量なのかなと思ってます。

健常者と障がい者がともに学ぶ体制

最近よく耳にする「多様性」という言葉。
それを子供の頃から経験する事は重要だと思っています。

"イエナプランでは健常者と障がい者がともに学べる教育体制も大切にされている"という事で、異年齢だけではなく、障がいの有無などの枠組みを越えて多様性を認め合い、助け合いの大切さを学べる点が良いなと思ってます。

まとめ

という事で2回に渡ってイエナプランの特徴を見てきましたが、興味深いなという思いは増し、もっと実例も知りたいなあという気持ちになりました。

学校が変わっていくタイミングで、保護者としてどこまでアプローチできるかは分かりませんが、学校運営協議会でもしっかり発言できるように準備していきたいと思っています。

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