fuki

タイ・バンコクに移り住んで22年 緩やかに時が流れるバンコクの猫屋敷のようなローカル…

fuki

タイ・バンコクに移り住んで22年 緩やかに時が流れるバンコクの猫屋敷のようなローカルアパートで暮らす 昭和生まれのおじさんの、タイ生活の備忘録

最近の記事

2010年のラオス ② サワンナケート 

2010年の4月。 ビエンチャンからバスでメコン川沿いを南下してたどり着いたサワンナケート。 地球の歩き方に紹介された数ページの記事と地図を頼りに、町外れにあるバスターミナルから目星を付けた宿を目指しました。 タイの地方の田舎町と似ているな、という第一印象を感じましたが、ここはラオス。 タイとは違う何かを感じて、この町の人達との出会いも楽しみになっていました。 サワンナケートで朝ごはん 一夜明けて快晴の朝。 まずは腹ごしらえに出かけましょう。 前夜とは違って、朝のサワ

    • 2010年のラオス ① ビエンチャン

      今からひと昔以上前の旅の話。 2010年のラオス。 私がラオスを訪れたのはこの時が2回目。 ビエンチャンからメコン川に沿って南下して、パクセーからチャンパーサックに向かうという行程の一人旅でした。 その旅を当時の写真を整理しながら振り返ろうと思い、今回から旅の話シリーズとして投稿しようと思います。 ラオス航空でビエンチャンへ バンコクからビエンチャンまでラオス航空で向かいました。 スワンナプーム国際空港に駐機するラオス航空の小さなプロペラ機は、隣に並ぶタイ航空のボーイ

      • ムー・トート・ジャップガン

        バンコクにもガッツリとご飯を食べさせてくれるお店があります。 その名もムー・トート・ジャップガン( หมูทอดจับกัง) ムー・トートとは豚肉の唐揚げ。 ジャップガンとは日雇い労働者とか肉体労働者という意味で、ガテン系の労働者のための豚肉唐揚げのお店というわけです。 メニューを見ると豚バラ肉の唐揚げが37バーツから。 大盛りで47バーツなのも良心的なお値段です。 豚レバーや中華ソーセージ=クンチアン(กุนเชียง)、豚肉のすり身の蒸した=ムーヨー(หมูยอ)さ

        • タイ語が話せるまで 4

          私は比較的短期間である程度のタイ語が話せるようになったのですが、ある時点でそれ以上のタイ語のスキルが上がることがなくなってしまいました。 過去の記事に書いたように、私はタイ語学校には通わず、自分の耳で聞いて覚えたタイ語なので限界があるのは当然ですね。 耳で聞いて自分なりにモノマネ感覚で発音をしていた私のタイ語。 偶然正しい発音を再現できている場合もありますが、正しくない「音」で発音していたことが多々ありました。 いまでこそ当時の私のタイ語が間違っていたと思い返すことができ

        2010年のラオス ② サワンナケート 

          カオ・モック・ガイ

          カオマンガイではなく「カオ・モック・ガイ」(ข้าวหมกไก่) タイ南部の料理なのですが、日本人にはあまり馴染みがないですね。 インドではチキンビリアニと言われ、タイでも英語ではそう表示されます。 カレー系のスパイスを使って炊き上げたご飯に、ターメリックなどのスパイスで煮込んだ鶏肉がついてきます。 程よい辛さのカレーピラフという感じで、スパイスの香りが食欲をそそります。 付け合せの緑のタレが酸っぱ辛くて、味を見ながら混ぜて自分好みの辛さにしていただきます。 チキンは柔

          カオ・モック・ガイ

          タイ語が話せるまで 3

          私がタイ語を話せるようになった経緯をこれまで書いてきました。 今回は過去の話ではなく今現在のお話。 私が働いている職場には、私の他に日本人はいません。 社長をはじめ事務職の皆さん、そして工場で働くのは全員タイ人です。 誰も日本語を話せる人はおらず、すべてタイ語で仕事をしています。 1人だけ例外、というか私の同僚に、アンドリューというおじさんがいます。 アンドリューはイギリス国籍ですが香港で長く暮らし、色々あって10年ほど前に二度目の結婚をしたのがタイ人という経歴の持ち主

          タイ語が話せるまで 3

          タイスキ大好き

          酷暑の残暑が続く日本で鍋物は考えられないと思いますが、タイでは一年中鍋もの=タイスキをいただきます。 タイスキの起源は中華の火鍋からだそうですが、「スキヤキ」と名付けたのが最初だそうで、タイ語で「สุกี้ยากี้」スキヤキーと書き、略して「สุกี้」スキーとなります。 私はタイスキの全国チェーン「MKレストラン」によく行くのですが、甘酸っぱくて辛いあのタレが大好きで、いつもタレをお代わりしていただきます。 具材としては薄切りのしゃぶしゃぶ肉が人気ですが、私の好みはシ

          タイスキ大好き

          バンコクでベスパ 今度はスイッチが

          私の愛車であるベスパGTS300。 色々不具合がありましたが、今度はスイッチが入りづらくなってしまいました。 いつものようにキーを差し込み右に回してスイッチ・オン・・・のはずが、一瞬スイッチが入り警告灯などが点くのですが、すぐにメーターパネルの明かりが消えて、デジタル表示の燃料計と走行距離の表示も消えてしまいます。 キーを戻してもう一度スイッチ・オンに入れると今度は普通にスイッチが入るという感じで、最初は気にしなかったのですが、この症状が度々起こるようになり、ついには走行

          バンコクでベスパ 今度はスイッチが

          バンコクの美味しいカオマンガイ 

          バンコク生活の普段の食事で迷ったらこれ。 カオマンガイのお店はどこにでもあって、ハズレがない。 鶏スープで炊き込んだご飯はふっくらとツヤツヤで、茹でた鶏肉は柔らかくてジューシー。 そしてカオマンガイのタレも独特です。 味噌に似たタオチオ(เต้าเจี้ยว)と生姜が効いた甘辛いタレは、お店ごとにこだわりがあって、それぞれの味の特徴を楽しむのもカオマンガイの奥深さ。 バンコクにはたくさんのカオマンガイのお店がありますが、私の一番のお気に入りのお店はこちら・・・ カオマン

          バンコクの美味しいカオマンガイ 

          タイ語が話せるまで 2

          私がタイ語に出会い、生活の中でタイ語を覚えていった話の続き。 今回も耳で覚えた別のタイ語のお話しを・・・ 「トックジャイ・モッ・ルーイ」  ตกใจหมดเลย 「わ!驚いた」「とてもショックを受けました」と翻訳ソフトで日本語に訳されますが、タイの皆さんの会話から私の耳で聞いたとき私の頭では、 「びっくりしたなぁーもぅ!」 昭和の時代の古いギャグ的にこの言葉をとらえたのでした。 当時はスマホもなく、タイ語の翻訳も出来ず、その意味も知らずに言葉を音として面白く感じた

          タイ語が話せるまで 2

          コーラはいつも

          世界中で愛されているコーラですが、タイでも日常生活に溶け込んで私もついつい飲んでしまいます。 食事の時には必ずと言っていいほどコーラが身近にあります。 食堂のメニューにもコカ・コーラの広告があって、何を食べようかと考えているうちにチラチラとコーラの広告が目に入ります。 迷った挙げ句にガパオを注文したら自動的にコーラも飲みたくなってしまいました。 สั่งเลย! โค้กไหนกับอะไรก็อร่อย 今すぐ注文! コーラは何と合わせても美味しいです 広告効果でまん

          コーラはいつも

          タイ語が話せるまで

          私がタイと関わることになったきっかけは、日本からの出張でした。 今から30年近く前の話なのですが、30歳の誕生日を迎える前の私にとって、毎日が驚きと楽しさのひと月半であり、その後の人生を大きく変える時間になりました。 タイ語はもちろん、英語も話せない私が、いきなり外国に行って何ができるのか? 出張先はバンコク郊外の工場で、工場は私が勤めている会社とは別のローカル工場でした。 専属の通訳はおらず、タイに移り住んでいた支店長が、朝晩のミーティングに出てくれてタイ人を交えてタイ語

          タイ語が話せるまで

          ソムタムあれこれ

          タイ料理を語るには外せないのがソムタム。 パパイヤのサラダと紹介されることが多いですが、ソムタムってパパイヤだけでなく、いろんな具材を使った様々なソムタムがあるのです。 ソムタムといえば定番なのがソムタムタイ(ส้มตำไทย) タイ料理の味の基本である甘さと辛さに酸味が混じり合って、パパイヤの食感とともに美味しく頂けるまさに定番の味。 塩漬けにしたカニを入れたソムタムプー(ส้มตำปู) 叩いて潰したカニから出た塩っぱいカニ汁が独自の旨味を出してくれます。 カニは小さ

          ソムタムあれこれ

          バンコク ルンピニー公園

          バンコクの喧騒から逃れ、静寂と緑の中に身を置きたくなった時、ルンピニー公園はまさにその場所です。 市内中心部に位置しながらも、広大な敷地と豊かな自然が広がるこの公園は、地元の人々にとって憩いの場となっています。 公園の中央には大きな池があり、ボートを漕ぐ人々や、池の周りを散歩するカップル、小さな子供連れの家族の姿などが見られます。 水面にはカメや魚が泳ぎ、池の畔にはオオトカゲの姿も。 以前と比べて最近は、その数が減ったように思いますが、よく見ると池の中を泳いでいたり、木陰で

          バンコク ルンピニー公園

          バンコクでベスパ 雨の季節

          タイ・バンコクは雨季が始まってひと月ほど過ぎました。 日本の梅雨と違って毎日雨が降るわけじゃないけれど、それまで晴れていた空に突然真っ黒な雨雲が現れて、あっという間に激しい豪雨が降り出します。 毎日ベスパで通勤している私にとって、この季節はやっぱり空模様が気になります。 私の自宅と職場は直線距離で南北に20キロ程離れているのですが、たったそれだけの距離でも天気が真逆になることもしばしば。 職場を出たときには晴れていても、私が帰る南の空にどんよりとした雲が見えたら、私は途中で

          バンコクでベスパ 雨の季節

          パッタイ食べタイ

          バンコク生活の普段の食事。 もともと麺好きの私はクイッティアオの他にもパッタイも大好きなのであります。 クイッティアオの麺と同じく米麺を炒めてありますが、少し平べったいセンチャン(เส้นจัน)と呼ばれる麺を使うのが一般的。 タマリンドベースの甘酸っぱいソースで味付けしていて、少し甘く感じます。 唐辛子と砂糖をまぶしてぐちゃぐちゃに混ぜ合わせてライムを絞っていただきます。 唐辛子に砂糖って、辛くしたいのか甘くしたいのかどっちなの?と最初は抵抗がありましたが、食べ慣れると

          パッタイ食べタイ