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バンコクでベスパ 雨の季節
タイ・バンコクは雨季が始まってひと月ほど過ぎました。
日本の梅雨と違って毎日雨が降るわけじゃないけれど、それまで晴れていた空に突然真っ黒な雨雲が現れて、あっという間に激しい豪雨が降り出します。
毎日ベスパで通勤している私にとって、この季節はやっぱり空模様が気になります。
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私の自宅と職場は直線距離で南北に20キロ程離れているのですが、たったそれだけの距離でも天気が真逆になることもしばしば。
職場を出たときには晴れていても、私が帰る南の空にどんよりとした雲が見えたら、私は途中で雨に降られることを覚悟します。
通り雨程度で収まる場合もあるので、レインコートを着るか着ないかの判断がとても重要です。
日本でライダーだった頃もそうでしたが、私がレインコートを着ると雨がやみ、レインコートを脱ぐと降り始める・・・
<着るやむ、脱ぐ降るの法則>
そんなふうに、いつも裏目にでてしまうのです。
バンコクでは、雨が降り始めるとライダーは高速道路の高架や陸橋の下、バス停の待合小屋などで雨宿りをします。
私の通勤経路にも何箇所か雨宿りできる場所があって、雨が降りそうな気配を感じると、私が走っているその場所から近い避難場所を思い浮かべます。
小雨程度なら我慢してそのまま突っ走る!という判断をするのですが、タイの雨は小雨から突然豪雨に切り替わるので、突っ走ると覚悟した直後の大雨は本当に堪えます。
しかも雨宿りできる避難場所が近くにない場合は最悪です。
大雨から逃げも隠れも出来ないまま、あっという間に全身ずぶ濡れになってしまいます。
雨脚が強まる前にタイミングよく避難場所に入り、急いでレインコートを着込むことが出来たら私の勝ち。
前が見えなくなるほど激しい雨の場合、雨宿りをしながら通り過ぎる車やライダーを眺めているしかありません。
中には大雨上等!どんと来い!と、ずぶ濡れで大雨を切り裂くように走る強者ライダーも見かけます。
年中暑いタイとはいえ、雨が降ると気温は下がり、濡れた身体でバイクで走ると当然身体は冷えてしまいます。
目的地まで近いならあきらめて、ずぶ濡れのまま走ってしまうこともありますが、雨の中長時間のライディングは風邪を引いてしまいます。
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「バケツを引っくり返したような雨」という表現がありますが、まさにその通り、あちこちで道路が冠水してしまいます。
下水道のキャパをあっという間に超えてしまう大雨なので致し方ないと言うほかありませんが、ホントになんとかして欲しいです。
年に数回、洪水を伴う大雨が降るのですが、今年の雨季は今のところ冠水するほどの豪雨には遭遇せずに済んでいます。
雨の季節はまだ前半戦。
今年も無事に雨季を乗り越えて、涼しい乾季を迎えられるように今日も安全運転で出かけましょうかね。
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