見出し画像

【動物のように動こう】多様な動きが脳も体も刺激する

こんにちは、私はこういうものです👇

執筆者 ふかやとしふみ
古武道師範、身体均整師(ボディデザイナー)。剣術を中心に武道・武術やさまざまなトレーニング、整体を実践する中で工夫してきた、体の不調改善、身体機能UPの方法を紹介しています。

私は古武道を中心に、さまざまな武術やトレーニングを実践してきました。
また、施術を通じて体に不調をお持ちの方とも、たくさん会うことができました。

その中で実感したのが、運動をしている方も、そうでない方も、特殊な・人間的な動きを繰り返すために不調になっていることが多い、ということです。

逆にいえば、人類が数百万年の間行ってきたような、多様な運動をする機会が生活から失われている、ということです。

野生の動物のように動き回る生活は非現実的ですが、それでも多様な動きを生活に取り入れることは可能ですし、そうすることで、一生元気に動ける身体をつくっていくことができると考えています。


現代人の日常生活の「動き」は画一的

あなたは、日常生活の中で毎日どのような動きをしているか、少し思い出してみてください。

たいていの場合、座ったり立ったり、歩いたり、パソコンやスマホをいじったり、包丁で野菜を切ったり、という決められた動作を繰り返すことが大半ではないでしょうか。
スポーツをやっているとしても、そのスポーツで決まった動きをすることがほとんどだと思います。

このように、現代人は生活の中で、身体を道具として使う場面が減ってきたため、体の動かし方が画一的になっています。

逆を想像すると分かりやすいと思います。たとえば、狩猟採集生活をする原始人や、サルの動きをイメージしてみましょう。
木を登ったり、物を投げたり、穴を掘ったり、重いものを運んだり、毎日いろんな動作をしている想像がつくと思います。

現代人の生活からは、多様な「動き」が失われています。

人間の思考や感情も「動き」から影響を受ける

このように多様な「動き」をしなくなると、人間の身体が持つさまざまな機能が衰えます。

・筋力の衰え
・心肺機能の衰え
・関節可動域が狭くなる
・体をイメージ通りに動かせない
・血行が悪くなる
・太りやすくなる

それだけではありません。
思考や感情も、身体からの影響を受けます。

人間の思考や感情は、頭脳の中に描かれた映像がもとになっています。
この映像は、簡単にいえば外界(外の環境)を五感覚器官(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を使って反映した情報が、脳内でまとめられたものといえます。

(このあたりは、私は認識論という学問分野で学んできました。)

したがって、
⚡身体や感覚器官そのものが衰えている
⚡毎日同じような生活の繰り返しで、外界(環境)の変化が少ない
⚡パソコンやスマホを見ている時間が長く、感覚器官への刺激が画一的
といった場合、脳内に描かれる映像も画一的になったり、劣化していきます。

すると、思考や感情にも悪影響です。

このような場合、思考や感情そのものを変えようと頑張っても、そもそも外界(環境)や身体・感覚に問題があるのですから、効果が薄いのです。

したがって、思考や感情の問題をお持ちの方も、まずはベースである身体を変えることが大事なのです。

多様な動きで思考、感情、身体の不調も改善する

以上から、身体を多様に動かす、ということが大事なのです。

「多様に動かす」とは、簡単にいえば普段やっていないような動き・運動をすることです。

✅ジャンプする、ステップを踏む、走る
✅四つ足で歩く
✅ブリッジや逆立ち
✅体をねじる、手足をねじる
✅思いっきり伸びる、丸まる

このような普段やらない、多様な動きを実践することで、身体には多様な刺激が入ります。

たとえば、ブリッジをして頭をさかさまにすると、主に前庭覚という感覚が刺激されます。

これは、体の回転や傾きを察知する感覚で、普通の大人の生活では刺激されないことが多いです。

普段使わない感覚が刺激されるだけで、脳にも大きな影響が与えられます。また、視覚的にも外界がさかさまで反映され、これが刺激になります。

漫画の神様手塚治虫は、仕事中によく逆立ちをしていたそう。これも同じような意味合いがあったのかもしれません。

普通のスポーツでもやらないよりはいいですが、スポーツの動きは競技に特化しており、画一的でもあります。
それよりも野生動物がやるような多様な動きをイメージして実践すると、脳にも体にもさまざまな刺激が与えられ、不調の改善に役立ちます。

また、運動をしている人の場合、競技に特化した動きばかりを繰り返すことで不調の原因を作ってしまう側面があります。
そのため、多様な動きをするトレーニングが、怪我の予防にも、パフォーマンスアップの土台にもなります。

動きのイメージがつかなければ、ヨガなどからでも始めてみるといいと思います。

また、私は現在、動物などの動きを参考に多様な動きを通じて、身体機能をアップさせるエクササイズを作っています。

公開できる形になったら、お知らせいたします。

まとめ

  • 画一的な動きばかりの生活では、体の不調や、思考や感情への悪影響もある

  • 動物のように多様な動きをすることが、脳や体に多くのいい刺激を与えてくれる

多くの人がこのような心掛けで生活すれば、体の不調の大半はなくなってしまうと思います。

とはいえ、運動へのハードルが高い方も少なくないと感じていますので、今後もnoteで体の使い方などについて、発信していきます。


励みになりますので「いいね」と「フォロー」をよろしくお願いいたします!
今後も「体の使い方」のテーマを中心に配信していきます。

ふかや均整院は、東京都・荒川区の「一生動ける身体をつくる整体」です。

公式LINEから簡単に予約や相談が可能です。

LINEでも「姿勢」「体の使い方」などについて情報を配信しています。お気軽にご登録ください。

公式LINEはこちら▼

公式HPはこちら▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?