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ふか
2021年11月8日 19:01
6時半にスマホのアラームで目を覚ます。――眠い。あと5分。そう思いながらも、暖かい布団からのそのそと起き出し、部屋のカーテンを開ける。差し込む早朝の陽光が窓際のガジュマルの木に当たる。まだ成長途中の小さな木が嬉しそうに見える。つぎに、寝起きのふわふわとした意識の中で、背丈の半分ほどあるゴムの木を窓際へと運ぶ。――たくさん光を浴びて元気を出しておくれ。通常は部屋のデスク近くに置い