滋味礼讃 73 ウイスキー

　さて、本日のお題である『ウイスキー』をこよなく愛する私ですが、あまりに好きすぎて何から文章にしていいかわからないくらいです。１Pといわず、エッセイ1冊書きたいくらい大好きです。

　ウイスキーというのは、飲まない人は滅多に飲まないけれど、ハマッたらとことんなお酒。私も最初は飲めなかったのに、ある日上司からいただいた『ストラスアイラ』というウイスキーを何故か突然「美味い」と思って以来、どっぷりウイスキー派です。本日は普段ウイスキーを飲まない方のために、さっくり書こうと思います。

　ウイスキーは映画や小説、音楽のPVの中でもサラリと登場していることもあります。山崎まさよしさんの『メヌエット』という曲のPVにもボトルが。小津安二郎監督の『秋刀魚の味』という映画ではトリスバーが出てきますし、名探偵フィリップ・マーロウといえばウイスキーが似合いますね。

　数年前に企業の商戦の結果かハイボールが市民権を得て、ウイスキーがぐっと身近なお酒になりました。ハイボールといえば蒸留酒やリキュールをノンアルコールのもので割ったものという意味なので、必ずしもウイスキーのソーダ割りだけではないんですが、イメージというのは根強いもので日本ではすっかりハイボールはウイスキーという印象ですね。

　その後、ジャパニーズウイスキーのCMなどに俳優が顔を出し、竹鶴さんが取り上げられ、どんどん知名度を上げています。ウイスキーは沢山の銘柄、産地、味わい、飲み方、薀蓄のあるお酒。でも、是非そういうことにとらわれず、好きだなと思うように楽しんで欲しいと願うばかりです。

　私も大好きなBTSのメンバーもウイスキーを嗜まれるようですが、ユンギさんのウイスキーの好みが共感の嵐なので、なぜかそれだけで嬉しくなるファン心。　
　ちなみに私が人生で一番最初にバーにいれたボトルは『ラフロイグ』というもの。癖のあるお酒ですが、美味しいです。

　ストレートでちびちび飲みながら考え事をしたりしています。ストレートって、不思議と口直しのただの水もすごく美味しくなる気がします。ただぼうっと過ごす時間がとびっきりの時間になるように。