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滋味礼讃 128 チューインガム

 板状もあれば球状もあり、最近は粒状が主流になってきた『チューインガム』が本日のお題です。

 『chew(噛む)』と『gum(ゴム)』という英語で『チューインガム』となったんだそうです。『chew』という英語は噛み砕ける錠剤『チュアブル(chewable)』という単語でも耳にすることがありますね。『chew(噛む)』と『able(できる)』で『チュアブル』……別にテストに出る保証はございませんが。

 よくアニメや漫画の中でもガムを噛むシーンが登場しますし、『チャーリーとチョコレート工場の秘密』ではガムが大好きな女の子も登場します。『ドラえもん』ののび太は……あれはガムじゃなくて鼻ちょうちんですかね。

 私が幼い頃は板状が主流でして、コーヒー味が大好きでした。そしてなんと言っても、駄菓子屋さんにあった丸川製菓株式会社のガム! フィリックスガムや、コーラ味のガム、そしてマーブルガムです。マーブルガムはオレンジが一番好きでした。イチゴも捨てがたいですけれどね。

 実は私、キシリトールでお腹がゆるくなるタイプでして、板状のガムをよく買います。禁煙したとき、本当にガムに助けられました。今でも執筆していると煙草を吸いたくなるので、よく噛んでいます。
 ただ咀嚼音が嫌いなので、人前では噛みません。口を閉じていても、どうにも気になるんですよね。苦手な音の一つです。

 それでも、子どもの頃は、ガムの膨らむ面白さにずいぶん夢中になったものです。大きく膨らませるよりも、わざと小さく膨らませて唇や歯でつぶし、風船を割って『パチン!』と、音を出すことに熱中しました。懐かしい気持ちにさせるお菓子です。

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