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滋味礼讃 83 トースト

 パン好きなので、今回のお題である『トースト』はとても身近な存在です。米か麺でないと満足できない夫と裏腹に、私はトーストのある食卓というものが大好きです。

 食パンにこだわればキリがないのでしょうが、厚さにあわせて焼き加減を調節したりはします。
薄いときはクリスピーのように焼き目も濃くカリッとサクッと。分厚いときは表面はきつね色で中はふんわりと。

 バターを塗ろうか、蜂蜜か、マーマレードなどのジャム、ピーナッツバター、はたまたチーズにケチャップとマヨネーズなんか乗せちゃって。マーガリンと粗挽き胡椒の組み合わせも気に入っています。
 塗るだけでなく、卵焼きやハムなどを乗せてもいいですね。トーストが面倒なときはフライパンにバターを落として、パンを置き放置。焦げたバターの風味がおすすめです。

 現在使っているトースターは夫が友人からいただいたものなんですが、高さがなく、チーズをちょっと盛ると天井にくっついてしまうのが悩みでした。ところが、先日『魚焼きグリルがあるじゃないか』と気づき。火力の加減さえ覚えてしまえば思いっきりチーズが盛れる!
 実際、強い火力のせいか、表面はカリッと中身はふわっとして厚切り食パンに向いていました。もっと早く気がつけばよかったなぁ。

 トーストのいいところって、その日の気分や冷蔵庫にあるもので色んな顔を持てるところ。食パンはまるで真っ白いキャンバス。どんなトーストにするかは絵の具を選ぶように、自由なんですものね。
 あなたはどんなトーストがお好みですか?

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