【感想】『MOTHER2 ギーグの逆襲』【ネタバレ無し】
今回は久々にレビュー以外の記事になります。
スーファミ時代のゲーム、しかもとっくに名作として名前の知れ渡っている本作に今さらレビューも何もありませんし。
さて、今回は「MOTHER2」を遊びました。
もともとこの作品を遊ぶ予定はなかったんですけど、カタログチケット目当てで久々にNintendo onlineに加入したので。
GBAで1+2が発売された際買おうか迷ってスルーしたことやMOTHER3はクリア済みでいつかやりたいなと思ってはいたのですが、最新のゲームに慣れきった自分がいまさらスーファミ世代のRPGを楽しめるのか自信がなかった為に購入には踏み切れないままだった経緯もありまして。
そういう意味で気軽にお試しが出来るNintendo onlineは良いサービスですね。
当初は名作と名高い本作を「履修する」感覚で遊んでいたのですが、気づいたら熱中していました。
30年も昔のゲームがここまで楽しめるってすごいことですよ。
あの要素が良い、あのシーンが泣ける、とかじゃないのです。
思わずニヤリとしてしまうような街の人々の発言、アイテム一つ預けるのにも宅配の集荷が来るまで待たなきゃいけなかったりとかあえて不便でもリアルさを優先したシステム、わざわざ説明を読まないと気付かないやたら充実した各グッズのフレーバーテキスト、続きが気になるシナリオ展開。
これらの作り出す独特の雰囲気こそがこの作品の味なんだなと。
糸井重里恐るべし、です。
現代のゲームでは自由にボイスを使えますから、こうした文章、文字をしっかり読ませる作品を大手メーカーが出すことは無くなりつつありますけど、テキストだけで構成されているからこその良さもあるということを再認識させられましたね。
あと最後に音楽について。
自分はフォーサイドでかかる「摩天楼に抱かれて」が特にお気に入りです。
今もこれ書きながら口ずさんでるわけですが、しばらく頭から離れないだろうなこれは・・・。
それ以外にも印象に残る良い曲がパッと思いつくだけで何曲も浮かぶくらいなので、本当に名曲揃いだったんだなと改めて実感してます。
これはもうサントラ買うしかないっすね。買います。
なんで今までやらなかったかなーという後悔と、今やったからこそわかる良さがあって、このタイミングで出会うべくして出会ったのかな、なんて思ったりもします。
マジカント冒頭のシーンとか、エンディングの手紙とかまさにそれ。
本当に遊んで正解だった、素晴らしいゲームでした。
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