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幼児(1~2歳)の「息子」と読むのにおすすめの絵本(2020年12月版)

1月上旬、首都圏には、緊急事態宣言が再発令されました。「昨年のように図書館も閉まってしまうのかな…」と心配をしていましたが、今回は開館時間を短縮することで、緊急事態宣言中も図書館を開いてもらえることになりました!我が家の読み聞かせに図書館は不可欠な存在なので、本当にありがたいです。感染対策に留意しながら、引き続き、図書館を利用させていただきたいと思います。

1月も半ばとなってしまいましたが、12月に息子(と娘)と読んだおすすめの絵本をご紹介させていただきます。12月は冬休みもあったため、56冊もの絵本を読ませていただきました。(各絵本、息子の関心に応じて1~3回読んでいます)

まとめ

<息子がお気に入りの絵本3冊>
1位:しんかんせんでビューン
2位:れんけつガッチャン
3位:ぷくちゃんのすてきなぱんつ
4位:ぺんぎんたいそう
5位:わくわくでんしゃしゅっぱつ
<ママがお気に入りの絵本3冊>
1位:ねずみくんのクリスマス
2位:あけましてのごあいさつ
3位:めしあがれ
4位:じゃぐちをあけると
5位:どうぶつのおかあさん

息子がお気に入りの絵本5冊の紹介

絵本を読んだ際の息子の様子、「読みたい!」と言う頻度などから息子の「お気に入り」の度合いを私が判断しました。

1位:しんかんせんでビューン

この絵本にはたくさんの新幹線が出てきます。しかも、新幹線の連結場面や街のなかや海などで新幹線の車両が運ばれている様子など、「新幹線」に関するさまざまな場面・様子が描かれていて目が離せません。細部にまで見所があり、息子の興味が尽きない絵本でした。息子がとても気に入っていたこと、上記点について、私もとても気に入ったことから購入しました。息子がよく「新幹線のご本、読もう」と言ってこの絵本を持ってくるので、すでに相当な回数を読んでいる絵本です。

2位:れんけつガッチャン

電車の車両が2両やって来て、タコさんが旗を振って「オーライ、オーライ、連結…」ということを繰り返す内容の絵本です。「たったそれだけ」のお話ですが、「たったそれだけ」だから逆にすごいのだと思いました。この絵本は良い意味で、息子に強烈な印象を残していました。この絵本を読んで以来、息子は電車の連結場面に出会うと、必ず「オーライ、オーライ」と言うようになりました。息子はこの絵本を読むまで「オーライ」という言葉を使うことはなかったことも踏まえると、この絵本の影響力は本当に大きかったと思います。また、寝る前など、連結場面がなくても息子と一緒に「オーライ、オーライ、連結」と言って楽しむこともあります。絵本の内容自体は単純なため、1歳くらいのお子さんから楽しめる絵本だと思います。

3位:ぷくちゃんのすてきなぱんつ

最近、少しずつトイレトレーニングをはじめた息子に「パンツ」というものを知ってもらうために読んだ絵本です。息子はまだ、トレーニングパンツをはいたことがありません。もちろん、本物のパンツもはいたことはありません。そんな息子にとって、この絵本を読むと「パンツでおしっこをしちゃうとこんなふうになっちゃうんだ!」ということがよくわかり、勉強になったようです。また、ぷくちゃんがおトイレを失敗してもお母さんが必ず出してくれる交換用のパンツを「おかわりパンツ」と表現していたところも素敵でした。息子も娘も「おかわりパンツ」とうれしそう&楽しそうに言っていました。息子のトイレトレーニングへの意識を楽しみながら高めてくれる絵本だったと思います。

4位:ぺんぎんたいそう

この絵本では、ぺんぎんたちが体操をします。我が家の子どもたちも、絵本に合わせてぺんぎんたちと一緒に体操をしました。ぺんぎんたちがする体操は、簡単にまねができそうで、「あれ、できない?」という部分があったりと、できたりできなかったりが「ちょうど良い具合」の体操でした。また、息子がうまくぺんぎんのまねをできずにいると、お姉ちゃんが手伝ってくれたりときょうだいの関わりも促されました。大した運動にはなりませんが、子どもにとっては楽しい体操だったようです。「絵本と一緒に何かができる」タイプの絵本は、子どもウケが良いように感じます。

5位:わくわくでんしゃしゅっぱつ

最近、興味の対象を「新幹線」から「電車」にまで広げてきた息子がとても気に入った絵本です。この絵本には、どこかで見たことがある電車や風景が出てくるため、大人の私も楽しめました。息子は、「これ、○○線じゃない?」と既存の路線名をあげてくれていましたが… 果たして正解なのかどうなのか、「いろいろな意味で」わかりません(笑) この絵本は夏のお話だったので、真逆の季節に読んでしまいました。あと約半年、息子が変わらず、電車好きだったら「買いたいな」と思っている絵本です。息子の影響で、最近だいぶ、私も電車にはまってきました。「視覚デザイン研究所」の絵本は、細かい部分までしっかりと描かれているので、素敵な絵本が多いように感じています。

ママがお気に入りの絵本5冊の紹介

私が気に入った絵本を紹介させていただきます。

1位:ねずみくんのクリスマス

『ねずみくんのチョッキ』は、私自身が子どものころから持っている絵本ですが、「ねずみくん」がシリーズ展開されていたことを先日、はじめて知りました。「『ねずみくんのチョッキ』がシリーズ展開されているなら、ぜひ読みたい!」と思い、同シリーズを見たところ、ちょうどクリスマスの絵本があったので読んでみることにしました。

この絵本も『ねずみくんのチョッキ』同様、私が苦手とする「一定のパターンの繰り返し」が中心となったお話でしたが、最後の展開に心をぐっとつかまれました。息子はまだ小さいのでやっていませんが、最後の場面は、ぜひ子どもと「はなし」をしたいポイントでした。「優しさって大切だよね、うんうん」と言いたくなる、素敵なクリスマスのお話でした。

2位:あけましてのごあいさつ

なかなか低年齢向けの「お正月」と「お正月の行事」を説明した絵本が見つからないなか、この絵本は子どもにわかりやすく「お正月とお正月の行事」を説明してくれる良い絵本だったと思います。「主人公が男の子バージョンもあると、より良いのにな」とわがままな要望を出したくなるくらい、良い絵本でした。(息子の年齢だと、同性の主人公の絵本のほうが読みやすい印象が娘よりも強くあります)

3位:めしあがれ

息子が気に入っている電車の絵本シリーズを出版している「視覚デザイン研究所」のHPで見つけた絵本です。「視覚デザイン研究所」というだけあって、本当においしそうなお菓子がたくさん描かれた絵本でした。娘と私が「女子心」をがっちりとつかまれた絵本でした。クリスマスの要素がある内容なので、クリスマス前に読むことをおすすめしたいです。

4位:じゃぐちをあけると

この絵本は福音館書店「幼児絵本ふしぎなたねシリーズ」の絵本です。このシリーズは「とても良い絵本が多い」と常々思っていますが、この絵本もとても良かったです。蛇口から出てくる水。その水で遊んでみることは「水には決まったかたちがないこと」の観察につながる。

この絵本は、上述のようなお話になっていたと思います。我が家では、さっそく絵本に描かれた内容のまねをして、子どもたちが水道(と水)で遊んでいました。「水遊びを兼ねる」という意味では、夏に読んだ方が楽しめる絵本かもしれません。上から目線の感想を大変失礼いたしました。

5位:どうぶつのおかあさん

この絵本には、いろいろな動物のお母さんが「子どもを運ぶ様子」が描かれていました。当たり前のことと言えば当たり前のことですが… すべての動物が子どもを「抱っこ」する/できるわけではありません。ライオンは子どもの首根っこをくわえて赤ちゃんを運ぶし、ゾウにいたっては子どもに自分で歩くことを促すだけです。この絵本を読みながら、「子どもを抱っこするという当たり前だと思っていたことができない動物がいるんだ、子どもを抱っこして抱きしめることができるって、幸せなことだな」と思いました。もちろん、ライオンにもゾウにもそれぞれ、人間とは異なる愛情表現の方法があるのだと思いますが。。 「子どもの運び方」という観点から、新しい発見ができておもしろかったとともに、「自分にとっての当たり前のなかにある幸せ」に気づかせてもらった素敵な絵本でした。

以上、簡単ですが、おすすめ絵本のご紹介をさせていただきました。緊急事態宣言の再発令に際し、我が家の読み聞かせを支えてくださっているすべての図書館関係者の皆さまに、改めて御礼申し上げます。

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