見出し画像

絵本「まほうのコップ」の紹介と評価

評価

娘:☆☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

先日、『おつきさまこっちむいて』を読んだ際、福音館書店の「幼児絵本ふしぎなたね」シリーズという存在を知りました。当該シリーズには、我が家にある「あかくんシリーズ」や以前読んだ『てのひらおんどけい』も含まれていたため、「何で今まで気づかなかったんだろう」と自分の注意不足が原因ですが、悔しくなりました。「幼児絵本ふしぎなたね」シリーズは、シリーズ全体を見渡してみると、年中児の娘には簡単な内容の絵本が多いように見受けられました。けれども、娘に興味を持ってほしい「不思議」を扱っている絵本もたくさんあると思ったので、当該シリーズのなかから絵本を読ませていただくことにしました。

上記「幼児絵本ふしぎなたね」シリーズのページを「おすすめ順」に並べ替えたところ、1ページ目にあった本絵本に目がとまりました。「水をとおしてモノを見るとモノが歪んで見えること」を扱っていると思われる本絵本は、「ぜひ娘に『不思議』を感じてもらいたい。だから、読みたい!」と思い、図書館でお借りしてみることにました。

ママの感想

「たねも仕掛けもありません。ただのコップにただの水。これが魔法のコップです」冒頭の上記言葉のあと、水の入ったコップの後ろに置かれたいちごが「ぐんにゃりつぶれて」見える様子、しめじが「がまがえる」に見える様子、急須の先が「サイの角」に見える様子など、「水の入ったコップの後ろにモノを置くと、普通のモノが普通でなく見える」様子が写真で紹介されていました。

上述のとおり、本絵本は、「水の入ったコップの後ろにモノを置くと、普通のモノが普通でなく見える」様子が、たくさんの写真で紹介されている絵本でした。そのため、内容自体は娘にとっては簡単なものだったと思われます。今回は一緒に読みませんでしたが、2歳の息子と読むとちょうど良い難易度のように感じました。しかし、本絵本の写真はとても魅力的でした! 特に娘に好評だったのは、水の入ったコップの後ろに泡立て器を置いた写真と金魚を置いた写真でした。上記2つの写真を見た娘は大爆笑でした。大人の私が見ても、とてもおもしろかったです。

ただ、恥ずかしながら、私は、「水をとおしてモノを見るとモノが歪んで見えること」の原理や理由を娘にきちんと説明をすることができませんでした… 恥ずかしい気持ちというか理科へのコンプレックスというか、適切な表現が思い浮かびませんが、ふつふつと心に湧き上がってくるネガティブな気持ちと戦いながら本絵本を読ませていただいた部分もありました。。。
子どものころ、きちんと勉強をしていなかったことを今さらながら反省です。

しかしながら、娘は私が本絵本を読もうと思った目的である、「水をとおしてモノを見るとモノが歪んで見えること」に「不思議」を感じ、そして「興味を持ってくれた」ため、本絵本を読んだ目的を果たすことはできました。本絵本は、比較的低年齢のお子さんから楽しめる「水と見え方の不思議」を扱ったおもしろい絵本でした。

子どもとやってみる:水をとおしてモノを見てみる

本絵本を読み終わったあと、娘と実際に、「水をとおしてモノを見る」ことをやってみました。諸々の安全面を考慮して、ペットボトルに水を入れておもちゃや家族の顔、絵本などいろいろなモノを見てみました。すると、本絵本の写真と同じように「歪んで見える」ことが確認できました。本絵本を読んで以来、ときどき、娘が「水をとおしてモノを見ること」を遊びとしてやっているところを見かけます。本絵本を読んだことが娘の世界を広げることにつながったようで、ママとしてはうれしい限りです。

ことば:急須

本絵本に、「急須」を水が入ったコップの後ろに置く様子が描かれていました。当該場面で、ふと私が気になったため、娘に「急須」を知っているか確認をしてみることにしました。

「娘ちゃん、お茶を入れるこの食器、『急須』って言うこと知ってた?」
「知らなかった」
「じゃあ、覚えてね!」

本絵本を読み終わったあと、娘に自宅にある急須を確認してもらいました。娘自身が「急須」を使うことはなかなかありませんが、おままごとにもティーポットがあるため、覚えてもらいたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?