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絵本「アントンせんせいおでかけです」の紹介と評価

評価

娘:☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

以前読んだ『アントンせんせい』を私がとても気に入ったので、同シリーズから選ばせていただきました。

ママの感想

最近読んだ西村さんの作品で「おもしろくないものはなかった!」というくらい、最近、私は西村さんの作品が気に入っています。本絵本もとてもおもしろく、読んでいて優しい気持ちになれる、素敵なお話だったと思います。

動物のお医者さんのアントン先生のところには、毎日、たくさんの患者さんがやってくるので、先生は大忙しです。そんなアントン先生のところに、ある日、やぎさんから「今日の夜 家に来てください」とうい手紙が届きました。病院を閉めたアントン先生は、自転車を「ギ~コギ~コ」とこぎながら、やぎさんのお家へ向かいます。しかし、その道中、先生に助けを求める動物たちの声が聞こえてきました。そして、やぎさんのお家では「とても素敵なこと」がアントン先生を待っていました。

上述のとおり、やぎさんの家へ行く道の途中、アントン先生は「ちょっと診てもらえませんか」などと「誰か」から声をかけられます。アントン先生の「だれですか~」という声を聞きつつ、絵本の絵をよくよく見てみると… 道路脇の風景として描かれた絵のなかに、動物が隠れていました。娘は、そんな隠れた動物を探すことが楽しかったようです。

ちなみに、隠れていた動物の「一人」にカメさんがいました。カメさんはうさぎとかけっこをしていて、足をくじいてしまったそうです。当該場面を読んだ際、娘に「うさぎとかめが競走するお話を読んだこと、覚えている?」と聞いてみたところ、娘は、以前読んだ『ウサギとカメ』をしっかり覚えていてくれました。娘にも「古典」に関する知識が身についてきたようです! ママとしては、うれしい限りです。

けれども、残念ながら、本絵本のなかで、娘と「はなす」点を私が見つけることができませんでした… 上述のとおり、過去に読んだ絵本の復習ができたので、良いことにしたいと思います。本絵本は、アントン先生の優しさが絵本全体からにじみ出ている、そして、そんなアントン先生のことを大切に思う動物たちの優しさにも満ちあふれた、とても素敵なお話でした。

ことば:獣医

本絵本については、1回目に読んだ際、娘と「はなす」点が見つけられなかったので… 貧乏性の私は、「せめて言葉の確認をしよう」と思いました。
そこで、絵本の冒頭、「アントン先生は動物のお医者さんです」という部分で、娘に「動物のお医者さんのことを『獣医さん』って言うんだよ」と説明をしました。「獣医」という言葉が娘に定着するかはさておき… 私の自己満足です。。


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