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絵本「ノラネコぐんだん おすしやさん」の紹介と評価

評価

娘:☆☆☆
ママ:☆☆


読んだ目的/きっかけ

ここ最近、「ノラネコぐんだん」シリーズを読んでいなかった気がしたので、(私が)「読みたい!」と思いました。特に、最近は絵本探しに迷走していて、娘が気に入る絵本をうまく選べていないため、「娘が確実に喜ぶ絵本が読みたい」という私の下心もありました。そのような事情から、「ノラネコぐんだん」シリーズ3作目の本絵本を読むことにしました。


ママの感想

「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」を読んだ際、「このシリーズは毎回展開が同じなのかな…」と少しの不安と不満を感じました。そのことを胸にしながら読んだ3作目… 本作の大まかな展開は以前読んだ2作品と変わりませんでしたが、「ドッカーン」にたどり着くまでの流れと「ドッカーン」が少し違うように感じました。「だからどう」ということはありませんが、その影響も多少あり、「ノラネコぐんだん」シリーズは、毎回同じ展開だとしても「それはそれで良いのかな」と思いました。娘は相変わらず「ドッカーン」で大笑いしているし、私にはところどころ「ぷっ」と思わず笑ってしまう部分があり、それで十分な気がしました。

2作目で感じた不安と不満は撤回したいと思います。

今回の舞台はお寿司屋さんです。ノラネコぐんだんは、回転寿司からお寿司を横取りすることを画策します。その方法が、お寿司のすべりだい! 「そっか、『パンやさん』と違って、自分たちではつくれないもんね」と妙な納得をしていると、お寿司のすべりだいには思わぬ盲点があり、失敗してしまいます。そこで、「失敗」を改善すべくノラネコぐんだんが考えたのがお寿司のジェットコースター。しかし、ここでいつもどおり「ドッカーン」です(笑)

2作目を読んだ際には、本シリーズの物語の展開についていろいろと思うところがありましたが… 展開がわかっているのに思わず笑ってしまう本絵本は、それはそれで魅力的なのだと感想を書きながら改めて思いました。本シリーズは、ぜひ全作品読破したいと思います。


子どもとはなす:お腹がぽんぽんなのは何で?

物語の冒頭、お寿司屋さんからの道を、お店と反対方向に歩くお腹がぽんぽんのおじさんが描かれていました。娘がそのおじさんを指さして「お腹がぽんぽんだね」と言ったので、「どうして?」と聞いてみました。
「お腹がいっぱいだから」
「どうして?」
「たくさん食べたから」
「何を?」
「お寿司」
「そうだよね。このおじさんはお寿司屋さんでお寿司をたくさん食べてきたからお腹がいっぱいで『お腹がぽんぽん』なんだよね」

「お腹がぽんぽんなのはどうして?」という問いに対して「お腹がいっぱいだから」は不正解ではありませんが、不十分だと私は判断しました。以前書いたとおり、娘のこのような答え方は少しずつ直していきたいと思っています。そのため、「答えるべき要素」について、順に娘に質問をし、それを最後にまとめることで、「答え方」を娘には学んでもらいたいと思っています。

ことば:回転寿司

娘は回転寿司にも回転しないお寿司屋さんにも行ったことがありますが、我が家ではどちらも「お寿司屋さん」と呼んでしまっています。そのため、「回転寿司」の様子がしっかりと描かれた場面で、「回転寿司」と「回転しないお寿司屋さん」があることを娘に説明しました。


ことば:水道管

ネタバレとなってしまい恐縮ですが、今回の「ドッカーン」は水道管の破裂による「ドッカーン」でした。以前読んだ2作品は食べ物による「ドッカーン」だったため、今回の「ドッカーン」は、私にとっては意外なものによる「ドッカーン」でした。このような「ささやかな違い」があると、「次の作品は何が『ドッカーン』とするのだろう?」と楽しみになります。そのお陰か、本シリーズのワンパターンな展開も楽しめるようになった気がします。
「小さなことでも工夫って大事だな」と思いました。

さて、今回「ドッカーン」をしてくれた水道管ですが、娘は何のことか全くわかっていませんでした。水道管を見る機会はないので仕方がないのですが… 「水道の水はどこから来るのかな?」という疑問を持ってほしいと思うのは、高望みでしょうか…

絵本の「絵」を見ながら、「水道管のなかのお水が水道につながっている」ことなどを説明しました。少しずつ、生活のなかにあるものの仕組みなどを説明するべき年齢に娘もなってきているのかもしれません。


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