年少さんにおすすめの絵本:2019年絵本ランキング
2019年12月中旬までに読んだ約70冊の絵本の中から、下記ランキングを作成しました。何かの参考になりますと幸いです。なお、娘は年少児です。(以下、リンク先は各絵本についてのこのノートでの紹介記事です)
ランキングまとめ
<娘がお気に入りの絵本3冊>
1位:100かいだてのいえ
2位:くろいの
3位:パンダ銭湯
<ママがお気に入りの絵本3冊>
1位:ぶーちゃんとおにいちゃん
2位:やきいもの日
3位:よるくまクリスマスのまえのよる
<教育的観点からおすすめの絵本5冊>
1位:ファーディとおちば
2位:あいつもともだち
3位:10ぴきのかえるのおしょうがつ
4位:十二支のおはなし
5位:100かいだてのいえ
娘がお気に入りの絵本3冊
読んだときの娘の様子、「読んでほしい」と言う頻度などから娘の「お気に入り」の度合いを私が判断しました。
1位:100かいだてのいえ
指でなぞりながら全ての階を登ってみたり、各階の住人たちが何をしているのか話したり、自分の好きな階を発表したり、家族が気に入りそうな階を予想したり。様々な方法でたくさん楽しむことができました。娘が気に入っていたため、「ちか100かいだてのいえ」を購入したところ、定期的に「読んでほしい」と言われます。各階に数字で階名が書いてあるため、それを読むことが2桁の数字を読む練習にもなる点が親にもメリットの絵本です。
2位:くろいの
正体不明の「くろいの」と主人公の女の子との絶妙な距離の交流が描かれた絵本です。娘が何をそんなに気に入ったのかは、私はよくわかっていないのですが、とにかくお気に召したようでした。絵本の中に、主人公の女の子の名前は出てきません。それにもかかわらず、「女の子の名前を私の名前にして!」とリクエストがあったくらいです。トトロではありませんが、「子どものときにだけあなたに訪れる不思議な出会い」のような絵本でした。
3位:パンダ銭湯
ストーリーというほどのストーリーはない絵本ですが、とにかく笑えました。娘も私も大爆笑。もったいないので、パパと息子も呼んで家族みんなで読みました。(息子はまだわかっていませんでしたが) 細部にまで手が込んでいて、わかっていても何度も笑える素敵な絵本でした。娘は、幼稚園でも本絵本を見つけて読んだそうです。お風呂の場面での「ぱぱんだぱんぱんだ~♪」が娘のお気に入りです。
ママがお気に入りの絵本3冊
私が気に入った、私のお気に入りの絵本をご紹介します。
1位:ぶーちゃんとおにいちゃん
我が家の娘と息子の日常にそっくりなぶーちゃんとおにいちゃんの日常が描かれた絵本です。ぶーちゃんとお兄ちゃんはブルドッグでしょうか? いわゆる「かわいいわんちゃん」ではない点も好感が持てます。この絵本を通して、娘と息子にそれぞれの立場や気持ちを想像してもらえたらという期待を込めて、定期的に娘と息子、二人と読みたいと思っている絵本です。
2位:やきいもの日
お友だちとけんかをして仲直りをする。とても大変で難しいプロセスですが、本当に貴重な体験だったと大人になった今は思います。大人になって本気でけんかをしてしまったら、一緒にやきいもを食べたくらいでは仲直りなんてできません。本絵本を読みながら、私自身が何度もけんかをして何度も仲直りをした幼馴染のことを思い出しました。今も時々連絡を取り合う彼女とのご縁をありがたく思うとともに、昔を懐かしく思い出させてもらった絵本です。そして、今後、お友だちとけんかをしたりうまくいかないことが増えるであろう娘の力になってほしいと思う絵本でした。
本絵本を読むと、子どもがたまらなくいとおしくなります。読んでいて、心があたたかくなり、絵本の中の「ママ」の声が自分の声と重なるような錯覚をさせてもらえます。子どもはかわいいと思っていますが、毎日うまくいくことばかりではなく、自分でも「何でこんなことをしているんだろう」と思いながら怒ってしまうこともあります。そんな自己嫌悪に陥ることがあった日もなかった日も、一日の終わりに癒しを与えてくれるような絵本だと思います。
教育的観点からおすすめの絵本5冊
子どもと「良い」会話ができたり何かを学べたり。そのような観点から私のおすすめの絵本を5冊、ご紹介させていただきます。
1位:ファーディとおちば
当時は意識をしていたわけではありませんが、絵本を読みながら娘に考えてもらうことに初めて取組んだ絵本です。私が娘と読んだ際には、「落ち葉は誰のもの?」ということしか扱えませんでしたが、ファーディの気持ちや木の気持ちなど子どもと一緒に考えるべき要素はたくさんありました。加えて、本絵本は終わり方が本当に素敵です! 「絵本ってそういうこともできるのか!」と感嘆したことも本順位の一因です。
2位:あいつもともだち
「優等生のような絵本」です。内容は道徳的観点から「完璧!」だし、登場人物の気持ちを含め子どもと考え、話すべき要素が盛りだくさんの絵本です。年齢に応じて扱える論点が変わってくるため、年1回ずつ読むと良い絵本だと思います。先日、本絵本を読みましたが、今の娘に理解できることが少なすぎて非常に残念でした。(言語化することが難しいだけで、感じることはできているのかもしれません)
クリスマスにおされて存在感が薄い「お正月」について、説明ではなく、少ない言葉とかわいい絵でたくさんのことを教えてくれる絵本です。本絵本では、「新しい年が来る」(←「くまのこのとしこし」)といった子どもには理解が難しい抽象的な内容は書かれておらず、わかりやすく楽しみながら「お正月」の概略を理解できるという点で高評価です。ただ、来年あたりは少し物足りない内容になってしまう可能性があると思っています。
4位:十二支のおはなし
私は恥ずかしながら、本絵本に書かれている、「十二支」が今の「十二支」になった経緯などをこの年齢まで知りませんでした。知っている人からすると、「当たり前」、「常識」と言われるような内容なのだと思います。わかりやすく十二支について学べる絵本でした。
5位:100かいだてのいえ
娘のお気に入りの絵本でも挙げさせていただきましたが、教育的な意義もある絵本だと思います。各階に描かれている絵を細かく見ていくと、天秤など子どもが知らないものが描かれていたりします。また、すでに記載しましたが、何階かがきちんと書かれているため2桁の数字を読む練習にもなります。本絵本を繰り返し読むことで、2桁の数字が読めるようになってくれたら良いな、と密かに期待をしています。
また来年も素敵な絵本に出会えることを期待しています。
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