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絵本「ピンポンバス」の評価

評価

娘:☆☆
ママ:☆☆


読んだ目的/きっかけ

絵本ナビの「初心者でも安心!定番の読み聞かせ絵本」のページで本絵本を見つけました。性差で説明をすることが良いとは思いませんが、娘は女の子のせいかあまり乗り物に関心がありません。一方の息子は、いつの間にか乗り物が大好きになっていました。「そっか、男の子はこんなにも乗り物好きになるのか」と思うと、娘にもせっかくなので、「幼児期だからこそ」乗り物に親しんでもらいたいと思いました。余計なお世話なのかもしれませんが… でも、幼児期以外に女の子が乗り物にはまるイメージは… わきません。。

本絵本を絵本ナビで検索したところ、100人以上の人が読んでいて高い評価でした。そのため、「娘はあまりはまらないかな」と思いつつも読んでみることにしました。


ママの感想

思った通りですが、娘も、そして私もそれほどはまらないお話でした。絵本の内容が悪いというよりは、単純に「乗り物に興味が持てない女子二人」という感じでした。

本絵本では、駅前のバス乗り場から終点までの路線バスの様子が描かれていました。本絵本を読んでいると、娘とのんびり「バスに乗せてもらっている」ような気分になりました。本絵本では、単に各バス停での様子が描かれているだけではなく、バスの中での乗客同士のやり取りや運転手さんの優しい声掛けなども描かれていて、読んでいてほのぼのと優しい気持ちになりました。物語の舞台がいわゆる都市部ではなく、少し田舎だったことも絵本全体、そしてバスの中の「のんびりとしてゆとりのある印象」につながっていたと思います。上述のとおり、私自身、あまり本絵本にははまりませんでしたが、絵本の雰囲気は大好きです。

また、途中に、文章による説明がない四コマの部分があったりと、表現方法にも工夫がされていました。娘は最初こそ、この表現方法が理解ができずにいたようですが、次第に慣れ、指で順番を確認しながら読むなどしっかり対応できていました。新しい表現方法に触れることができ良かったと思います。良い点はたくさんある絵本なのですが、残念ながら、そこまで本絵本をおもしろいと思えなかった娘と私…

本絵本については、もう少ししたら息子と読んでみたいと思っています。
息子が盛り上がってくれたら、私の本絵本に対する見方は変わるのでしょうか? 見方が変わるのか否か、楽しみにしておきたいと思います。

子どもとはなす:何してるの?

病院前のバス停にバスが停車した場面で、上述の「文章のない4コマ」が出てきました。その内容が、「おじいさんに席を譲る」という「娘に理解してほしい」ものだったため、内容の確認をしました。1番目の絵から順に娘と絵の内容確認をしていきましたが… 4番目のおじさんがおじいさんに席を譲っている場面の絵は、娘は初見では理解ができなかったようです。

4番目の絵を見た娘によると、絵のなかのおじさんは「『どうぞ、つかまってください』って言ってるんじゃない?」とのことでした。3番目の絵で席に座っていたおじさんが、4番目の絵で席を立っていることには…気づかなかったようです。まだ、細かい点にまで注意を払うことは娘には難しかったようです。「どうぞ」と言っているおじさんが直前まで席に座っていたことを一緒に確認すると、席を譲っていることが娘にも理解できたようです。

我が家の場合、公共交通機関では席を譲っていただくことが多い今日この頃です。娘が大きくなった際には、ぜひ、席を譲ることのできる子どもに育ってもらいたいと思っています。

ことばのような:運転手さん同士のご挨拶

本絵本のなかに、バス同士がすれ違う際、運転手さん同士が片手を上げて挨拶をする様子が描かれていました。理由はわかりませんが、私は「運転手さん同士の挨拶」を随分小さい頃から知っていました。しかし、娘は「何してるの?」という表情をしていたので、娘に説明をしたところ、「そうなんだ」という反応でした。今度、バスに乗る機会があったら、実際に「運転手さん同士の挨拶」を見てみたい思います。


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