見出し画像

絵本「じっちょりんのなつのいちにち」の紹介と評価

評価

娘:☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

春先に読んだ『じっちょりんのあるくみち』は日常生活のなかで、身近なお花の観察をすることにつながるとても良い絵本だったと思っています。そんな「じっちょりん」がシリーズであることを絵本ナビで知りました。今の季節に合った本絵本を、私が最初に「読みたい」と思ったのはまだ6月でした。そこから約2か月、梅雨明けを待って、ようやく読むことができました。

ママの感想

のんくんの家の庭に住んでいるじっちょりんの家族。ある夏の日、朝ごはんを食べたあと、種かばんのなかに入っている種が少なくなっていたため、じっちょりんの家族はみんなで種を探しに行くことにしました。暑い夏の日は、日陰を歩いていてものどが渇きます。水を飲むために公園に立ち寄ったじっちょりんの家族ですが、公園では子どもたちが元気に遊んでいるため、なかなか水の近くに行くことができませんでした。じっちょりんの家族は、たまたま、近くで水撒きをしているお家があったので、そこに行くことにしました。ちょうど、水撒きをしているお家についたとき、雨が降ってきました。じっちょりんの家族は、ほおずきのなかで雨宿りをすることにしました。雨上がり、ほおずきから飛び出した妹じっちょりんがねこのしっぽの上に落ちてしまうというハプニングもありましたが、無事にじっちょりんの家族はのんくんの家へと帰り着きます。その夜、のんくんたちが庭で花火をする様子を、じっちょりんの家族はそっと見守っていました。

1回目に本絵本を読んだ際には、娘と私はいまいち盛り上がることができませんでした。その原因は、娘と私が「夏の道端に咲いているお花」について知らな過ぎたことだったと思っています。そのため、2回目に本絵本を読むまでの間に、本絵本に出てきたお花を探したところ… 「ほおずき」と「つゆくさ」、「ヒメジョオン」、「ヒルガオ」を見つけることができました。

日常生活のなかで、「あのお花、『じっちょりん』に載っていたお花だね」と確認をし、絵本を読みながら「このお花、この前見たよね」と確認ができるようになると、本絵本を読みながらとても盛り上がることができました。けれども、夏は暑くてあまり外を歩かないせいか、セミに関心を奪われすぎているせいか、現状、本絵本に出てきたお花のほとんどをまだ見つけられていません。熱中症に気をつけながら、もう少し、「お花探し」を娘としたいと思っています。

絵本に出てくるお花と「ハート探し」に娘と一生懸命になりすぎたせいか、いまいち本絵本のストーリーが私には入ってきませんでした… それでも、私は本絵本が気に入っています。「ほおずきのなかで雨宿り」をするなんてとても素敵だし、できることなら私もやってみたいです。また、本絵本の最後の花火をやっている様子をじっちょりんの目線で縁の下から見る描写はとても素敵でした。

本絵本は、身近なお花に関心を向けるきっかけになる、そして、「夏らしさ」が存分に盛り込まれた素敵な絵本だったと思います。ただ、残念ながら、娘と「はなす」点は見つけられませんでした。しかし、上述のとおり、娘と「お花探しをやってみる」ことにつながったので良いことにしたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?