見出し画像

絵本「ほね」の紹介と評価

評価

娘:☆☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

いつもお世話になっている、福音館書店「かがくのとも絵本」のページで、本絵本を見つけました。上記ページを「おすすめ」順に並べ替え、「読んだことのない絵本」、「季節に合っている絵本」という観点で絵本を見てみたところ、本絵本に目がとまりました。表紙の絵のどこかコミカルなガイコツの絵にも魅力を感じたため、読んでみることにしました。

ママの感想

本絵本は、娘にちょうど良い難易度の絵本だったように感じました。もちろん、難しい内容が一切なかったわけではありませんが、難しい内容は分量的には多くなく、全体的にわかりやすかったと思います。娘は、本絵本を読むことで、自分の身体への理解が深められたように見受けられました。特に、娘は本絵本を読むまで、「骨」という言葉も存在も知らなかったそうです。
そのため、本絵本を読みはじめて早い段階で、自分の身体を触ってみて「骨」の確認をしてから、読み進めさせていただきました。

本絵本では、「骨」の基本的な役割・機能、全体像など、骨の概略が説明されていました。たとえば…
・人間に骨がなかったら、ぐにゃぐにゃになってしまい立っていられないこと
・骨のおかげでいろいろな「動き」ができること
・筋肉と関節について
・骨の、脳や内臓を守る役割ついて など

娘は、本絵本にたくさん描かれたガイコツを何より楽しんでいたように見えました。絵本に描かれたガイコツの姿勢の真似をしたりと、「幼稚園児らしく」本絵本を楽しんでいました。私が本絵本をとおして、娘に「学んでほしい」と思っていたこともしっかりと学んでくれていたので、「子どもらしい娘の振る舞い」については、ほほえましく思いながら見守らせていただきました。

また、絵本のなかほどに、「動物の身体が骨で描かれたページ」がありました。娘は上記骨だけで描かれた動物の絵を見て、「これは何の動物だろう?ワニかな?」などと予想をしたことも楽しかったようです。なお、上記ページで、娘に「ママ、わかる?」と聞かれた「動物の骨の絵」に対して、私が適当なイメージで「恐竜じゃない?」と答えたところ、全く違っていました。「化石的な骨の絵」を見ると、私は兎角、恐竜だと思いがちなので… 今後、気をつけたいと思いました。

本絵本は、「骨」の概略について、幼稚園児の娘がわかりやすく学ぶことができる良い絵本だったと思います。とてもおもしろかったです。

子どもとやってみる:関節と筋肉

本絵本のなかで、関節と筋肉の関係が説明されていました。「骨と骨の間は筋肉がつないでいて、筋肉が緊張したり弛んだりして関節を動かし、身体を動かす」娘に、「筋肉」と「関節」を理解してもらうべく、夫に協力をしてもらいました。

まずは、娘に腕や足を曲げてもらい、「曲がっている部分」が関節であることを私から再度、説明をしました。その後、夫に「力こぶ」を出してもらい「筋肉」についてイメージを持ってもらうことにしました。「力こぶ=筋肉」のイメージになってしまうことは「適切」ではないのかもしれませんが、娘にとってのわかりやすさを優先するという私の判断で、上記取組をやってみました。

2回目に本絵本を読んだ際に、娘は「筋肉」と「関節」という言葉は覚えていたため、「筋肉」と「関節」のさわり程度の理解はできたことにしたいと思います。これから、娘自身の学習と経験によって、「筋肉」と「関節」の理解を深めていってもらいたいと思います。

子どもとやってみる:心臓と肺と肋骨、そして頭蓋骨

本絵本に、心臓と肺の絵とそれらを守るかたちで肋骨が描かれているページがありました。当該ページを開いた際、娘が「肺だね!」と言ってくれました。先日読んだ『ちのはなし』の内容を覚えていてくれたようです。せっかくの機会なので、当該ページで、心臓は1つ、肺は2つ、これらを守っている骨が「肋骨」であることを確認しました。娘が、年中児の割に心臓まわりについて妙に詳しい子どもになってしまいましたが、良いことにしたいと思います。あわせて、同じページに描かれた「頭蓋骨」の確認もしておきました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?