絵本「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」の評価
評価
娘:☆☆☆
ママ:☆☆
読んだ目的/きっかけ
先日読んだ「ノラネコぐんだん ぱんこうじょう」がおもしろかったため、早速、もう一冊「ノラネコぐんだん」シリーズを読んでみることにしました。先日読んだ「ぱんこうじょう」が本シリーズの1冊目だったため、2冊目の「きしゃぽっぽ」を読んでみることにしました。
ママの感想
前作に引き続き、おもしろかったです。ただ、前作と構成が同じなので… 本シリーズの絵本がすべて同じ展開をたどるのだとしたら、少し残念です。
上述のような心配はありますが、今度もう一冊読んでみたいと思います。
今回は、食べ物を積んだ出発前の汽車に乗り込んだノラネコぐんだん。
自分たちで石炭をくべて汽車を発車させてしまいます。猛スピードで汽車を走らせるノラネコぐんだん。ふと、積み荷のトウモロコシに目が行きます。
それが悲劇のはじまりで… 今回も「ドッカーン」と大爆発でした(笑)
たくさんの食べ物が出てくることも娘にとっては魅力のようでした。今回も長々と食べる真似をして楽しんでいました。
子どもとはなす:何が大丈夫?
ノラネコぐんだんがある程度汽車を走らせたところで、「ここまでくれば大丈夫」という一文が出てきます。念のため、娘に「何が大丈夫なの?」と確認をしてみました。すると娘は、前のページをめくり、ワンワンちゃん(?)を指さしながら、「この人たちに捕まらない」と答えてくれました。
正解です。
※ 私がよくわかっていないのですが、ノラネコぐんだんは「もと」になっている作品があるようで、おそらく、汽車の持ち主は「ワンワンちゃん」と呼ばれているキャラクターだと思われます。
以前読んだ「もりのおくのおちゃかいへ」では、私がわかっていると思っていた文脈を娘が全く追えていないということがあったので… 今回は、きちんと理解ができていたようでよかったです。
子どもとはなす:オットセイさん(?)は何て言っている?
ポップコーンまみれになった汽車は「うみべのえき」で停車します。当該ページで、娘が駅のホームにいるオットセイ(?)を指さして「怒っているね」と言いました。娘の言葉にチャンスを感じた私は、すかさず娘に「オットセイさん、何て言ってるかな?」と聞いてみました。すると、「『コラー!』って言ってるんじゃない?」と娘が答えてくれました。「そうだね、『何をしてるんだ』って怒っているのかもね」と続けてみました。ノラネコぐんだんは「吹き出しつけ」がやりやすい絵本だと思います。
ことば:汽車
「汽車」という言葉と外観については、娘はだいぶ小さいころから知っています。しかしながら、「汽車」が「電車」と何が違うのか、何で動くのかといったことを説明する機会はこれまでありませんでした。
本絵本では、ノラネコたちが石炭をくべる様子が描かれていたため、その絵をもとに汽車の説明をしました。私が詳しくないのであまりきちんとした説明はできていませんが、さほど乗り物に興味のない娘なので良いことにしたいと思います。乗り物好きな息子には、きちんと説明をする必要があるのでしょうか…
ことば:トウモロコシとポップコーン
本絵本では、ノラネコたちが火にトウモロコシをくべてしまったことで、ポップコーンができてしまうという展開になっていますが… 当初、ノラネコたちは、「焼きトウモロコシ」をつくろうとして火にトウモロコシをくべていました。確かに、ポップコーンの原料はトウモロコシです。でも、焼きトウモロコシももちろんトウモロコシからできているはずです。
何が違うのか…
私が疑問に感じたため、今さらながら調べてみました。すると、ポップコーンになるトウモロコシは特定の品種であることがわかりました。
娘はコンロで温めるとパチパチとトウモロコシがはぜてポップコーンができる市販の製品でポップコーンづくりをしたことがあったため、ポップコーンがトウモロコシからできていることは知っていました。しかし、せっかくの機会なので、娘にも品種を含めた説明をしておきました。
絵本を読むと、大人にとっても勉強になることが意外とあります。
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