絵本「ほげちゃん」のあらすじの紹介と評価
評価
息子:☆☆
ママ:☆☆☆
読んだ目的/きっかけ
「息子と何の絵本を読もうかな」と考えたとき、我が家で人気の「ほげちゃん絵本シリーズ」のことを思い出しました。息子はすでに何冊か、娘用の絵本として「ほげちゃん絵本シリーズ」の絵本を読んでいます。けれども、息子は1作目を読んでいないため、ほげちゃんがゆうちゃんの家にやってきた経緯などを知りません。息子の成長度合いとほげちゃんのイメージから「そろそろ息子と読んでも良いかな」と思ったため、ほげちゃんの第1作目である本絵本を読ませていただくことにしました。
ママの感想
おじさんからの贈り物として、ゆうちゃんの家にやってきた「カバのぬいぐるみ」。そのぬいぐるみは、「ほげちゃん」と名づけられました。ほげちゃんは、ゆうちゃんのお気に入りのぬいぐるみとなったため、ほげちゃんはゆうちゃんといつも一緒です。ゆうちゃんはほげちゃんと「手をつないだり、味見をしたり」、ねこのムウはほげちゃんのうえで眠ったり。そんなほげちゃんは、ある日の家族のお出かけに際して、「汚い」という理由でお留守番をすることになってしまいました。ほげちゃんが怒ります!!
久しぶりに本絵本を読ませていただきましたが、娘と私はほげちゃんの圧巻の怒り方を、はじめて本絵本を読んだときと同様に楽しませていただきました。一方の息子は、ほげちゃんの怒り方に圧倒されたようで、少し驚いた表情をしていました。そのような息子の反応に、「この絵本は、まだ息子には早かったかな…」と少し反省をしました。
ほげちゃんは、娘と私のお気に入りのキャラクターです。本絵本の裏表紙の内側に、ほげちゃんの型紙が掲載されています。我が家では、その型紙をもとに昨年からほげちゃんの製作をしています。していますが…1年以上経った今もまだ完成していません。なかなか時間が取れず…というのは言い訳なので、今年中には完成させたいと思います。あとは、身体のパーツを縫い合わせるだけなので何とかなると思っています。(その後、ほげちゃんのぬいぐるみは無事に完成しました)
上述のとおり、ほげちゃんは娘と私のお気に入りのキャラクターなので、息子もそれなりに親しみを持っています。そして、他の「ほげちゃん絵本シリーズ」の絵本を息子は読んだことがあったので… 上記、本絵本に対する息子の反応は、私にとって少し意外でした。息子の反応を鑑みるに、絵本ナビでの本絵本の評価に低い評価があることにも納得ができます。私は、本絵本は「ある種のユーモア絵本」だと思っていますが、ほかの「ほげちゃん絵本シリーズ」の絵本は、息子の成長度合いと相談をしながら読んでいくことにします。娘は本絵本を読んだ際、今の息子より少し(月齢上)年上になっていましたが、ほげちゃんが怒った様子に大笑いしていたので、同じ絵本でも子どもによって反応が異なることを実感しました。同時に、「多くの子どもに人気の出る絵本」というのは難しいのだと改めて感じました。
本絵本は、ぬいぐるみのほげちゃんが怒って大暴れをする、とても楽しいお話でした。ただ、ほげちゃんはそれなりの暴れ方をするので… 気になる方は事前に目を通した方が良い絵本かもしれません。また、お子さんによっては少し迫力が強すぎる可能性もあるようです。
子どもとはなす
手形?
夕飯を食べていたゆうちゃんが、ほげちゃんにケチャップをつけてしまいました! その様子について、ゆうちゃんのお母さんが「かわいい手形ね」と言いました。当該部分の意味について、娘が理解ができているか確認をしてみることにしました。
「この『かわいい手形ね』ってどういう意味かわかる?」
「ケチャップがついた?」
娘はそう言って、手でぬいぐるみ(ほげちゃん?)を触るようなしぐさをしました。もう少し「言葉できちんと話してほしい」と思わなくはありませんが、良いことにしました。娘は4月から小学生になったので、そろそろ「きちんと話す」ことの指導をしていきたいと思っています…が、なかなかできていません。反省です。
感想の発表
本絵本の2回目を読み終わったあと、息子に感想の発表をしてもらうことにしました。息子の発表内容をご紹介させていただきます。
「発表します。『ほげちゃん』のご本を読んで思ったことは、ほげちゃん怒り過ぎで良くないと思いました」
「そうだね。ほげちゃん、怒ってたね。ほげちゃんは怒って何を伝えたかったのかな?」
「大事にして?」
「そうだね。『汚いのは自分のせいじゃないし、大事にして』って伝えたかったんだろうね。どうしたら良かったかな?」
「口で言う?」
息子の答えに「果たして、ぬいぐるみはしゃべって良いのか!?」という疑問を私が息子にぶつけてしまい… 夫から「それを言ったらその質問は難し過ぎるよ」と突っ込まれたため、ここでこの「はなし」は強制終了となりました。息子の上記「答え」は子どもとしては模範解答なので、私も大人になるべきでした。反省です。
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