絵本「どろんこおそうじ」の評価
評価
娘:☆
ママ:☆
読んだ目的/きっかけ
なぜこの絵本を読もうと思ったのか…すっかりわからなくなってしまいました。おそらく、絵本ナビのどこかのページで見かけたのだと思います。本絵本を読もうと思った理由はわからなくなってしまいましたが、図書館でお借りすることができたため、読んでみることにしました。
ママの感想
娘も私もいまいちはまらない絵本でした。私自身は「この絵本、結局何が言いたくてどうしたかったんだろう…」という感想を持ちました。正直、ストーリーがいまいちよくわかりませんでした。
部屋をちらかしていたこいぬとこねこに、ばばばあちゃんは掃除をするよう促します。しかし、こいぬとこねこは掃除をするどころか、ほうきと雑巾で野球をはじめてしまいます。そして、こいぬが打った雑巾のボールが森の中に飛んでいき、ウサギやキツネ、たぬきなどにご迷惑をおかけしてしまい…
みんなが怒ってこいぬとこねこのところにやってきます。そして、泥まみれになってけんかをしていると、何を勘違いしたのかばばばあちゃんがやってきて「さあ、遊ぼう」と泥遊びをはじめます。
こいぬの雑巾ボールの被害にあった動物たちが押しかけてくるところまでは普通のお話なのですが、ばばばあちゃんが「泥遊び」をはじめたあたりから私にはよくわからなくなってしまいました…
上述のような状況だったので… 本絵本を読んでいる際、娘があまり楽しそうに見えなかったのは、私が物語を理解できないためにうまく読んであげることができなかったからかもしれません。上述のような可能性は否定できませんが、娘と私にとっては、いまいちな絵本でした。
子どもとはなす:キツネさん、怒らないで
絵本のなかに、こいぬが打った雑巾ボールがひげの手入れをしていたキツネの邪魔をしてしまう場面があります。キツネは雑巾ボールが飛んできたせいで、「大事なひげ」を抜いてしまったそうです。そのため、怒ってこいぬたちのところへとやってきます。
当該場面で、娘が急に「おひげはまたはえてくるよね?」と言い出しました。娘が突然言い出したことの意図をつかむことができずにいた私が、「そうだね。おひげはまたはえてくるね」と言うと、娘が「そう、はえてくるのにね」と言いました。「もしかして、おひげはまたはえてくるから怒らなくていいっていうこと?」ようやく娘の考えに思いが至り、娘に確認をしてみると「そう」だそうです。
普段から私が娘に「そんなに怒らない」と言っているからでしょうか。。。
どう表現したら良いのかわからないのですが、娘のどこか達観したよな話に「なるほど!」と思う一方でとても不思議な気分になりました。
子どもとはなす:けんかをやめた理由
「ママの感想」に書いたとおり、こいぬの雑巾ボールの被害にあった動物たちが、こいぬたちのところへと押しかけてきてけんかをはじめます。しかし、ばばばあちゃんが「遊ぼう」と参加したところで、動物たちはけんかをやめてしまいます。
正直なところ、なぜここでけんかをやめたのか、私自身がよくわかっていませんでした。このような状況で娘に聞くのは無責任なのかもしれませんが、「よくわからない」がゆえに逆に気になったので、「同じ子どもとして娘ならわかるかも」と思い、聞いてみることにしました。
「娘ちゃん、どうしてみんなけんかをやめちゃったのかな?」
私の質問に何度か「わからない」を繰りかえした娘ですが、最終的に、下記のように答えてくれました。
「こいぬとこねこは、『何でばばばあちゃんが来たの?』って驚いている。他の動物たちは『遊んでいるわけじゃない』って思ったからやめたんだと思う」
なるほど。娘の答えに私の言葉で補足をすると、(おそらく)こいぬとこねこはばばばあちゃんが来たことで、「まずい!来ちゃった」と思ってけんかをいったんやめた。他の動物たちはばばばあちゃんが遊んでいると勘違いしたことで白けてしまった、というところでしょうか。娘の説明は私にとってそれなりにしっくりくるものでした。また、「こいぬとこねこ/それ以外の動物」で場合分けをして娘が答えてくれたことに、「そんなことができるのか」と驚きました。いつものことですが、娘が何ができて何ができないのか、把握することは難しいです。
最近、絵本の解釈について頼りになる娘です。「ママ、よくわかってなかったんだよね。娘ちゃんの言うとおりだと思う。教えてくれてありがとう」と娘を褒めておきました。
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