見出し画像

先週のショートショート【10月24日~10月30日】

■2022年10月24日(月)
妻からのお題は「罠」。テレワークの会社員が急に本社に呼び出される。なにかの罠ではないか。というところまで考えて書き始めるが、なんの罠だよと考え込んでしまう。とりあえず、書き終わる。妻からは「いいんじゃないの、でも」と返事がある。でも、長いってやつだ。体感では、1000文字を超えてよかった試しがあまりない。思考のふらつきが残っているのだ。850字まで削る。タイトルは「出社せよ」。

■2022年10月25日(火)
妻からのお題は「重複」。団地のイメージ。妻が待っている。夫がふたり帰ってくる。どちらがホンモノか。先日書いた「大きな箱」にちょっと似ているような気もするが、書いてみる。ベタな話となる。タイトルは「ただいま」。ちょっと時間が余ったので、もう一本書く。みんな同じメニューばかり注文する料理屋の話だが、うまくいかず。こちらは破棄。

■2022年10月26日(水)
妻からのお題は「つまらない」。「困った人」が減り、「つまらない人」が増えて、コミュニティ管理者が途方に暮れる話を書こうとしたが、ストーリーにならなかった。つまらなさを機械に判定される話を書く。タイトルは「判定」。妻からの感想は「表現が大袈裟」。凍りついた、を削る。

■2022年10月27日(木)
妻からのお題は「高級食パン」。「そんなもの食ったことねえよ」と思う。Googleで調べる。高級食パンブームがあったということを知らなかった。ブームが終わりかけているということも知らなかった。なんとなくお話を書いたら、妻から「当たり前のことしか書いてない」と言われる。反論できない。もう一本書いたら、わけのわからないことになった。とりあえず、一本目を「パン二斤」というタイトルでアップロードする。

■2022年10月28日(金)
ショートショートを書く。妻からのお題は「スピーカー」。週間の課題でもある。ほんの短時間で、防災用スピーカーの話ができた。今日はこれでいいかなあ。タイトルは「生歌」。

■2022年10月29日(土)
妻からのお題は「スーツ」。なかなかイメージがわかない。リクルートスーツでなにか書けないかしら。仕事がない状況で、リクルートスーツ姿の者たちがずっと国内を巡回するイメージで一本書く。タイトルは「旅団」。最後、もうすこし捻りたかったが、アイデアが出ず。妻からは「話に一切ブレがなくていい。」という感想をもらったので、そのままアップロード。

■2022年10月30日(日)
妻からのお題は「バンドエイド」。商標である。絆創膏か。書きたいイメージがあったので、まずそれを書き、バンドエイドをくっつけてみる。妻からは「なんだそりゃ」という反応があった。書き直しだな。ベタな話を書いた。傷口からじくじくと体液が漏れ出して死んでしまう奇病の話。タイトルは「液漏れ」。妻からの感想は「すかされた」。オチがないということだろう。

■まとめ
不調。一本書いてダメで、二本目を書くというパターンが多かった。ある「状況」を書いて、ストーリーは放りっぱなしということが多い。今週の中では比較的人気があった「生歌」もそういう話である。オチがなくてもいいという考えは、ショートショート書きとしてはやっぱりまずい。じわじわと軌道修正していくつもり。

次週
前週


この記事が参加している募集

#振り返りnote

85,359件

新作旧作まとめて、毎日1編ずつ「朗読用ショートショート」マガジンに追加しています。朗読に使いたい方、どうぞよろしくお願いします。