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先週のショートショート【23年01月30日~02月3日】

■2023年01月30日(月)
妻からのお題は「別人」。うまくいかない。自分が別人になるか、探していた人が別人だったか。とりあえず前者で書き上げたが、内容がとっちらかる。妻からの反応もよくない。「切り換え」とタイトルをつけてみるがこれもしっくり来ない。あとからタイトルは「スイッチ」に変更する。

■2023年01月31日(火)
妻からのお題は「工場見学」。宇宙人らしき先生と生徒が巣箱工場を見学に行く話を書く。半分まで書いて「たまき」へ。19時半に帰宅して、あわてて後半部分を書いた。なんとか形になった。長くなってしまうのではないかと心配したが、800字以内に収まる。タイトルは「巣箱」にした。

■2023年02月02日(水)
妻からのお題は「立ち往生」。冬の道路で電気自動車が立ち往生する話である。出来の悪いものを書いてしまったなあと思いつつ、妻に送信したら案の定ダメを喰らう。書き直し。次はライターが貯水池に写真を撮りに行き、ミステリーゾーンにはまる話。「うーん」と言われる。時間切れ。とりあえず朗読するが、noteにはまだアップロードしていない。「ミステリーゾーン」は没にして次を書く。書けないという今の状況を「立ち往生」と見なし、そのまま書いてみるが、「わからない」と言われる。四本目。弁慶がいつまでも立っていたという話を書く。もうこれ以上は出ない。妻からの反応はなし。「心霊写真」というタイトルでnoteにアップすると24時を過ぎていて、2月1日のアップロードはなかったことになり、ついに毎日連続投稿が500日で途切れる。残念ではあるが、なにか呪縛がとれたような気がしないでもない。

■2023年02月03日(木)
妻からのお題は「見取り図」。検索したら、お笑いコンビの見取り図の情報ばかり出てきて笑う。売れているんだあ。公園の見取り図で書いてみることにした。あまり構成を考えずに書いたらちょっと長くなった。会話を「」でくくらないのはいま読んでいる小説の影響もあるし、もともとこの書き方は好きだった。「夜の公園」というタイトルでアップロードする。妻は反応はいまいち。

■2023年02月04日(金)
妻からのお題は「野心家」。週間のお題でもあるのだが、難しい。成人になると、ヒトになるか猫になるかを選べる社会を想定して、野心家はヒトになるという展開にしようと思ったが、ならず。語り手の私が弱々な人なのが、まずい。いっそのこと「政治家になる」とでも言ってくれればいいのだが、そういう選択が自分の中にない。話がうだうだしているので、タイトルも思い付かない。「ヒト」ととつけてアップロードした。

■まとめ
ダメなときは何本書いてもダメで、不満足な作品をあげることになる。これをなんとかしたい。出来のいい作品は偶然できるもので私がなにか工夫を凝らしても仕方がないが、底辺の作品はなんとかなるのではないかと思いつつ、その方法を発見できていない。ダメな作品のいちばんの特徴はなにが書いてあるかわからないことである。書き始めるタイミングが早すぎるのかもしれない。

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