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先週のショートショート【09月12日~09月18日】

■2022年09月12日(月)
妻からのお題は「信用」。外で書こうとするがうまくいかず、いったん帰宅。信用坂という仮タイトルを思い付き、そこから話が生まれてくる。あまり遠くまでジャンプできなかったが、とりあえずまとまる。妻から「面白い」と返信がある。タイトルは「部屋探し」にする。

■2022年09月13日(火)
妻からのお題は「ハンドメイド」。ふと鶴の恩返しのことが頭に浮かび、現代版を書いてみようと思う。タイトルは「夫の恩返し」にした。私にしてはふんわりした話だが、「メルカリが出てくるのがいい」と言われ、掲載することにした。

■2022年09月14日(水)
妻からのお題は「逆立ち」。朝から考えているのだが、逆立ちは逆立ちであって、それ以外のなにものでもない。逆立ちで話を作らねばならぬ。逆立ちが常識になった世界の話を書く。妻から「つまらない」という返事。広告代理店の話にする。「きらい」という返事。家族のエピソードをすべて削る。ようやく「わかる」と返事がくるが、細かい突っ込みが山ほど。いつまで修正しても終わらない。ほんとに面白いのかと疑問に思えてくる。タイトルを「次」にする。

■2022年09月15日(木)
妻からのお題は「昆布」。昆布のことを調べまくる。ひとつ、身もふたもない話を書く。食人の話である。タイトルは「出汁」。「凡作」という評価が来る。そうだろうな。もう一本書く。「都こんぶ」というタイトル。「雑学ショートショート」という評価が返ってくる。うまいことを言う。雑学部分だけに絞ったほうがいいというので、蛇足気味のオチを消した。両方アップロードする。

■2022年09月16日(金)
妻からのお題は「ギラギラ」。ギラギラというサボテンに実がつくところまで考えるが、そこから先に行き詰まる。トリップする話にしたら、「ありがち」と言われる。うーん、もうすこし不条理にする。タイトルは「ギラギラの実」。「ギラギラ」は週間の課題だったので、ほかの方の作品も上がってくる。誰もネタがかぶらない。

■2022年09月17日(土)
妻からのお題は「栄養」。苦戦。いろいろズラしていていき、「偏食」というキーワードに行き着く。執事的なアンドロイドの話を書いた。ロボットは充電で済んでしまうが、アンドロイドはなにか食べそうなイメージ(あくまでイメージ)。タイトルはお題のまま「偏食」にする。もうすこし凝ったタイトルにしたかった。

■2022年09月18日(日)
妻からのお題は「限定」。なにか面白そうなものが書けそうなテーマだが、意外と思いつかず。最初に妙に凝った設定で書き始めて頓挫し、次に「限定五食」というタイトルで書いたら当たり前の話になってしまった。アップロードしてからも修正を続ける。オチをどうするか問題。考えてから書けという話である。

■まとめ
妻からのダメ出しが多い。時間があるときは対応してアップロードする。なにもアドバイスがない状態で書き続けることの困難さをおもう。推敲以前の、作品の構成やアイデアの出来に関して、私はいまいち厳しさに欠ける。その一方で不条理なことも言われる。家族、妻を出すとそれだけで拒否されるのだ。身近なものを出すと、それによりかかってつまらなくなるというのが妻の持論なのだ。

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