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先週のショートショート【24年08月18日~08月23日】

■2023年08月18日(日)
今日もとくにテーマはない。絶句、という言葉が浮かぶ。残業で遅くなった男がマンションに帰ってくると、妻と自分とうり二つの男がリビングにいる。これは驚くだろう。そこから話を展開させたが、オチらしいオチに行き着かない。とくにSFにするつもりもない。「そっくりさん」というタイトルにした。ああ、時間にぎりぎりだと思ってClubhouseを起動するが、よく考えたら日曜日だった。土日は朗読は休みなのだった。もう一本、昔没にした「越境屋」という作品を書き直した「越境」もアップロードしてみる。

■2024年08月19日(月)
昔、没にした作品を発見した。書き直したら行けそうだったので、家の蔵の中のお宝の話を仕上げる。タイトルはそのまま「家宝」。新作も書かなければと思い、予定を書いたらなんでもかなうカレンダーの話を書く。書いてからデスノートを思い出す。まあいいか。恐ろしいことはなにも起こらない。「予定を書く」というタイトルにする。

■2023年08月20日(火)
散歩の話を書こうかと思うが、なにもアイデアが浮かばない。ケイタイを落とす話にした。一直線でつまらないが、仕方ない。今日はここまで。タイトルは「記憶を落とす」にする。

■2023年08月21日(水)
いろいろな言葉を思い浮かべ、リモコンのレシーバーに注目。レシーバーを身体に埋め込まれてしまった男の話を書く。「受け身」だけではさみしい気がしたので、「受け身ニンゲン」というタイトルをつける。すぐ書けてしまったので、内容についてはちょっと怪しんでいる。

■2023年08月22日(木)
今日は最初にタイトルを書く「ものぐさなロボット」。でも、書き終わってみたら、ぜんぜんものぐさじゃなかった。「すごいロボット」にタイトルを変更する。Clubhouseで朗読して、Chiekoさんにタイトルが違うようなと言われ、そうだな、オチを割ってるなと気づく(遅い)。で、考えた結果、「ふたりの私」にした。

■2023年07月23日(金)
新作を書かなくてもいいと思うと、なぜかバカなアイデアが降ってくる。書き始めたら、するすると最後までできてしまった。壮大な話が書いてみたかったのである。タイトルは「富士山伝」とした。

■まとめ
keikoさんにアドバイスを受けた。「新作はとめて、旧作の見直しをしたほうがいいのではないか」。たしかに中途半端にほってある過去作が多すぎる。朗読するときに読める定番が少なすぎるのである。それにまあ、粗製濫造という言葉もある。どうしようと考え、書きたいものがあるときだけ新作を書くことにした。ショートショートの代わりにエッセイ的なものか読書録的なものを書くかもしれない。書かないかもしれない。今週書いたなかでは、気軽に書いた「そっくりさん」が断トツに読まれた。なにがウケるのかは、ほんとに読めない。力を込めたやつでも不発ってぜんぜんあるしね。

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