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先週のショートショート【24年06月02日~05月07日】

■2023年06月02日(日)
Chiekoさんからのお題は「紫の人」。紫の上だったら源氏物語だが、紫の人はなんだろう。検索してみるが、よくわからない。山崎ハコの曲をYouTubeで聴いたりする(無意味)。紫色には高貴という意味があるから、その線で攻めることにする。なるべく単純に書こうとしたが、600字を超えた。タイトルは迷った末に「高貴な人たち」とした。妻からの反応は「焦点のぼやけた古い話」。まったくその通りで反論はない。

■2024年06月03日(月)
Chiekoさんからのお題は「3号車」。ひねろうとするのだが、なにもアイデアが出なかった。初恋の終わりみたいなちっさな話を書く。でも、ちょっとありがちすぎた。タイトルを「いつもの場所」にする。だいぶ短く書いたのだが、妻にはまだ長いと言われる。

■2023年05月04日(火)
keikoさんからのお題は「影絵」。影絵、現代でも生きているんだ。どんな話にしようと思い、「影狸」という謎の生き物を考える。ラストでこいつが実在するか、非実在にするか、ちょっと悩み、非実雑にした。ごく短い話になった。タイトルは「忘れ物」。

■2023年05月05日(水)
keikoさんからのお題は「パステル」(水墨画)。()内は書けなかったときの予備。さてどうするか。パステルってざっくりした絵を思い浮かべていたのだが、そうでもないのね。メインは「絵」、サブは「中間色」。しばらく考えたが無理そうだったので、水墨画に切り換える。水墨画って様式があるから、専門画家の目から現代の風景を見ると面白いだろうと思い、現実変容の話を書く。短くまとまった。「水墨の目」というタイトルでアップロードする。妻からは「面白い。タイトルは違う」という返事がくる。アドバイスに従い、「滲む街の灯」に変更。

■2023年06月06日(木)
keikoさんのお題は「虎視眈々」。四文字熟語がたくさん出てくる話を書こうかと思ったが止め、小さな話にした。公園の人気ベンチを奪い合う。タイトルは「人気のベンチ」としてアップロード。のち、「忘れ物」に改題。

■2023年06月07日(金)
keikoさんからのお題は「ロン毛」。机に突っ伏してアイデアを考えているうちに関係ない妄想が広がり、はっと気がつくと、19時43分だ。いかんいかん。あわてて書き始める。構成もアイデアもなく書き始める。オシャレなロン毛もあるだろうが、私は散髪代もなくてロン毛になってしまうほうにリアリティを感じるので、そういう話になる。でも、ちゃんと考えて書いてないから話が散漫だ。「顔をしらない」というタイトルでアップロード。どうも内容が伝わらないようなので、細かく手を入れる。

■まとめ
今週はというよりも、このところ、小さな話、日常系の話が増えている。発想力が枯渇しているのかな。大胆な話がそうそう浮かぶはずはないと思いながらもちょっと残念ではある。時間切れで見切り発車で書いているとそうなりがちなのかも。読む人の心に残れば小さな話でもぜんぜん構わないのだが、ショートショートなのだから一週間に一度くらいは驚かせたい。今週は「滲む街の灯」がちょっと大仕掛けだった。「顔をしらない」もうまく書ければよかったのだが、残念ながら思いついた世界観が伝わらない。

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